銀幕大帝α

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パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会

2011年07月09日 02時29分18秒 | 洋画サスペンス
THE PERFECT HOST/10年/米/93分/クライム・サスペンス/劇場公開
監督:ニック・トムネイ
脚本:ニック・トムネイ
編集:ニック・トムネイ

出演:デヴィッド・ハイド・ピアース、クレイン・クロフォード、ナサニエル・パーカー、ミーガン・ペリー

<ストーリー>
警察に追われる銀行強盗犯のジョンは、高級住宅地の豪邸に逃げ込む。そこの主人ウォーウィックを騙してまんまと家の中へと入り込んだジョン。一方、今夜も友人を招いてパーティを開く予定のウォーウィック。思いがけない客人の登場にも、“完璧なホスト”にこだわる彼は温かくもてなすことに。やがて、強盗犯であることがバレたジョンは、包丁をふりかざしてウォーウィックを脅し始めるが…。
<感想>
まぁ確かに予測不能な展開ではある。
脅す者、脅される者の立場が逆転する所はありきたりだが、イッちゃっているウォーウィックの本職が実は・・・という意表を突く終盤での急展開は驚きがあって面白い。

只、捻りに工夫を凝らし過ぎて、結果的にはあの晩餐会は何だったのかが今一つ良く分からなくなっているのが惜しい。

ジョンを生かしたのはお金目的だと分かるが、余りにも事が上手く行き過ぎてすっきりしない部分もある。
スクラップブックに貼り付けられていた過去の被害者と同様の写真をジョンも撮られた訳だが、何故にわざわざ傷の特殊メイクまで施されてゴミ捨て場に放置されていたのか意図そのものが良く分からない。
別に意識朦朧とした状態のままで解放すればそれでいいやんと思うのだが。

そもそも、ジョンが大金を独り占めにするというのを、家に招き入れてからどの時点で分かったんだろうか。
シモーンが裏切るってのも把握していたんだろうか。
イッちゃっているように見せかけて実はプロファイリングの達人とか?

う~ん、ウォーウィックという男の本性がイマイチ掴めません。
この辺、もう少し掘り下げて描いて貰いたかった。

二転三転する展開に執着し過ぎて、細かい部分が大雑把です。

アッとはなるけれど、それを踏まえて物語を整理しようとすると少しずつ疑問が起こり、何か狐につままれた様。

妄想晩餐会で1人芝居を繰り広げるデヴィッド・ハイド・ピアースの演技は笑えます。
特に、疑似セックスしているシーンは異様過ぎて気持ち悪い位(笑)。
ウォーウィックの本職をバラす所までは歪んだ雰囲気が滑稽で引き込まれたのだが、それ以降は辻褄性が余りにも合わなくて納得出来ない自分が居ました。

深く考えちゃいかん作品なのかもしれませんが、やっぱり考えれば考える程合点がいかないよ。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
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レンタル開始日:2011-06-24
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バトル・オブ・ロサンゼルス

2011年07月09日 01時39分40秒 | 洋画アクション
BATTLE OF LOS ANGELES/11年/米/92分/SFアクション/オリジナルビデオ
監督:マーク・アトキンス
脚本:マーク・アトキンス
撮影:マーク・アトキンス

出演:ケル・ミッチェル、ニア・ピープルズ、ジェラルド・ウェブ

<ストーリー>
ロサンゼルス上空に巨大な未確認飛行物体が飛来。着陸した戦闘機から出て来たのは、42年の“ロサンゼルスの戦い”で行方不明になったロジャース大尉だった。彼はエイリアンの要求を伝えに来たというが…。

<感想>
レトロなCGを懐かしむSF小品。
爆発までCGに拘る徹底ぶりですから(笑)。
うわ~チャチイなぁってクスクスしながら観るには十分。

序盤こそアメリカ兵がわんさか(て程でも無いか)出てきますが、物語が進むにつれ、どんどん人数が減って行き、終盤では3人だけになっちゃってます。
黒人兵とロドリゲス姐さん風の男勝りな女性兵と、何故かアイパッチ着用の女(本人が言うにはいつの間にか怪我したらしい。何時何処で?)。
アイパッチ女は宇宙船だろうが、巨大宇宙モンスターだろうが、日本刀一本で果敢に挑んでいますが、見た目思いっきりザ・ブライドとエル・ドライバーをごちゃ混ぜにした様なパクリキャラです。

現代に1942時代の戦闘員ロジャース大尉が唐突に出現しますが、彼の正体が実は!という意表を突いた展開はツボ。
捕えられていた宇宙人を前にいきなり高音ボイスを発するんだもん、何事かと。

空中戦、地上戦、宇宙戦艦内戦と、舞台は目まぐるしく変わりますが、造りが笑っちゃう程低予算なので、見た目で楽しむのも良しかと。

9月17日に日本劇場公開延期された本場のSF超大作『世界侵略:ロサンゼルス決戦』の非公式(爆)パクリ映画でもあるので、それを視野に入れて雰囲気だけでも本作を観て先に味わっておくのも乙かもしれませんね。

評価:★★
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メーカー:プライムウェーブ・ネクシード

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