銀幕大帝α

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カールじいさんの空飛ぶ家

2011年07月20日 01時23分58秒 | アニメ(国外)
UP/09年/米/96分/アドベンチャー・コメディ/劇場公開
監督:ピート・ドクター
共同監督:ボブ・ピーターソン
製作総指揮:ジョン・ラセター
原案:ピート・ドクター、ボブ・ピーターソン、トーマス・マッカーシー
脚本:ボブ・ピーターソン、ピート・ドクター

声の出演:エドワード・アズナー、ジョーダン・ナガイ、ボブ・ピーターソン、クリストファー・プラマー

<ストーリー>
ひとりで暮らすカールは、ある日妻との約束を果たすため、人生で最初で最後の冒険の旅に出る決意をする。
<感想>
冒頭10分間は滅茶苦茶泣ける。
なにもそんな切ない話にせんでも・・・。
セリフを一切廃し、仲睦まじい夫婦の時の流れを仄々と、そして哀しみを含めて描き出し、2人に感情移入した所でやってくる、老いた先のフレドリクセンが項垂れる姿。

あぁ・・・思わずブワッと(涙

愛する人を亡くした事により、フレドリクセンの新たな人生の開幕です。

ここからは凄く楽しい。

無数の風船がボファッと花開くシーンは美しさ一杯で大感動。

一見、空飛ぶ家は『天空の城ラピュタ』のパズーとシータが乗っていた凧みたい。
風船の数が減り、落下していく家は、崩壊したラピュタみたい。

なんて、ふと思っちゃったけれど、目的の滝に付いてからは専ら歩いて家を引っ張り回すフレドリクセンに、爺さん体力すげぇな、と(笑)。

頑固なフレドリクセンと、呑気な少年ラッセルのドタバタ漫才風珍道中はコミカルな笑いが生まれるが、尊敬していたチャールズ・マンツと出会ってからの戦いにはワクワクとした冒険心を抱かせてくれます。

助け船を出す喋る犬にしろ、キャラクターがなんか可愛らしい。
仏頂面だったフレドリクセンが、純粋な心を持つラッセルの姿勢に溶け込み、徐々に顔に優しさが戻ってくる辺りには、ついつい私の顔も綻んできます。

ラッセルの父の代わりにバッジを付けてあげるフレドリクセンの‘感謝の気持ち’には素直に心が温かくなりました。

清々しく、心地よいエンドロールも素敵。

カールじいさんには末長く元気に、妻の分まで幸せに長生きして欲しいなぁ。。。
そんな事をふと思わせる温もりに満ち溢れたアニメーションでした。

受賞履歴:
2009年 第67回 ゴールデン・グローブ賞音楽賞 マイケル・ジアッキノ
2009年 第82回 アカデミー賞長編アニメ賞

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★★
11/07/19DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2010-04-21
メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
コメント (10)
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