銀幕大帝α

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オーケストラ!

2011年07月15日 18時04分58秒 | 洋画ドラマ
LE CONCERT/09年/仏/124分/音楽コメディ・ドラマ/劇場公開
監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
出演:アレクセイ・グシュコフ、メラニー・ロラン、フランソワ・ベルレアン

<ストーリー>
1枚のFAXを目にしたアンドレイはかつての仲間を集め、ボリショイ交響楽団代表としてパリに乗り込むことを思い付く。
<感想>
ハイライトとなるコンサートシーンは圧巻!
心を揺さぶられました。
練習ままならない楽団なので出だしは最悪。
微妙に音がずれてます。
どうなるの?とドキドキしていたらアンヌ=マリーのバイオリンソロが抜群な美しさを奏で出し、団員たちを一瞬にしてまとめ上げていく。
彼らはアンヌ=マリーの奏で出す音に、かつての仲間であり天才バイオリニストだったレアの姿を想い浮かべたのだろうか。
自分達の腕の確かを思い出し、30年前の‘音’を再現し始め、何時しかバラバラだった楽団は真のオーケストラに!!

そして満員の会場を完璧までの音色によって包み込み、映画内の観客を、映画を観ている観客をも感動の渦に引き込ませていくのでした。

また、ただオーケストラの演奏を流すのではなく、それに被さるかのように指揮者アンドレイによる語り口調で、アンヌ=マリーの生い立ち、レアとの関係を詳しく解説してくれる演出が憎い。

謎だらけだった部分が、ここにきて一気に解消されます。
だから、モヤモヤしたものがすっきりと取れて、潔い終わりの後のエンドロールで余韻にもどっぷりと浸れたんでしょうね。

コメディ部分に関してはそんなに笑えなかったです。
ここはもっと弾けて描いても良かったと思います。
特にパリに来て、好き放題に散らばってしまった楽団員の姿にコミカルさが欲しかった気もします。

それ故に各自の携帯電話に送られた「レアの為に戻れ」の指示に、団員たちの浮かれ気分がリセットされるという重要な部分が若干薄くなっているのが残念。
浮かれ顔が本気顔になったという個々の表情の変わり様がもう少しあれば、感動に結び付く面白さ的なものが得られたんじゃないかな。

アンヌ=マリー・ジャケを演じたメラニー・ロランは『イングロリアス・バスターズ』では然程感じなかったんですけど、かなりの美貌をお持ちですよね。
ソロ演奏時の彼女は素敵だったなぁ。
一際輝いて見えました。
首筋のほくろはチャームポイントでしょ。

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評価:★★★★
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ハーモニー 心をつなぐ歌

2011年07月15日 16時10分12秒 | 韓国ドラマ
HARMONY/10年/韓国/115分/ドラマ/劇場公開
監督:カン・テギュ
脚本:カン・テギュ

出演:キム・ユンジン、ナ・ムニ、カン・イェウォン、チョン・スヨン

<ストーリー>
刑務所内で出産したジョンヘは、18ヵ月間だけ息子と一緒に暮らすことを許されている。ある日、慰問に来た合唱団に感動したジョンヘは在監者による合唱団を結成するが…。
<感想>
レヴューはこちらを参照して下さい。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
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HYBRID

2011年07月15日 15時01分30秒 | 洋画アクション
HYBRID/10年/米・独/94分/SFアクション/劇場未公開
監督:エリック・ヴァレット
出演:シャノン・ベックナー、オデッド・フェール、ライアン・ケネディ

<ストーリー>
無人状態で衝突し大破した車が整備倉庫に持ち込まれるが、整備士と共に車が姿を消す。その車にはガソリン代わりに人を食うエイリアンが潜んでいた。

<感想>
DVDジャケ程激しい場面は無いけれど、程良い緊張感を味わえる良作。
監督は『ワン・ミス・コール』のエリック・ヴァレット。
『バイオハザードⅡ・Ⅲ』でのカルロス役で有名なオデッド・フェールが準主役。
脚本は『13ゴースト』のニール・マーシャル・スティーヴンス。
ちょっと微妙なスタッフ陣だが、割とイケます。

ボンネット内のエンジン部分がエイリアンの母体となっている車が、いかにも車盗みそうなワルを見付けると高級車にトランスフォーム。

お!イケてる車みぃ~っけ!

と、乗り込んだら最後。
中からは出られません。
何てたってドアノブ無いですし、ウィンドウを開ける手段も無いのですから。
そしてあたふたしていたらエイリアンの餌食となってサイナラ。

序盤はこんな感じで始まりますが、メインの舞台となるのは車整備工場。

獲物を求めて街を走っていたエイリアン車が、他車と衝突事故を起こし、そのまま整備工場へ。
そこには6人のスタッフが働いているのですが、こりゃ好い食糧見付けたと言わんばかりに、あらゆる車にトランスフォームしながら襲いかかります。

次々と従業員が姿を消す中、いち早く事態に気付いたのが、彼氏がニートで呆れ果てている女整備士。

こりゃヤバイと工場長に訴えるものの、「ふざけた事言ってんじゃねぇよ!」と相手にして貰えない有様。
だったらこれならどうだ、と仲間が見守る中、バールで無理矢理ボンネットこじ開けたら

キシャ~~~~~~!!!!!!!!

と地球上のモノとは思えない不気味な物体が御登場。

「すまん、俺が悪かった」
工場長平謝りです。

が!この工場長、何をトチ狂ったのか、こいつ捕まえたら金になるんじゃね?と鼻息荒くし出し、無理矢理部下を捕獲作戦に強制参加。

「嫌ならクビだ。事務所でパズルでもしとけ!」
自分勝手も良い所です。

とまぁ、なんだかんだで捕獲作戦の準備も整い、いざ勝負!となる訳ですが、相手は車、こちとら生身の人間です。
ショットガンやら火炎瓶やらで応戦していきますが、そんなもん、トランスフォームするエイリアンに敵う訳がありません。

当然、犠牲者続出。
工場長と女整備士の不仲は広がる一方。
そんな状況下で果たして彼らはエイリアンをやっつける事が出来るのか!?

前述したように激しいシーンは無いに等しいです。
専ら車がズンズンズンと追いかけてきて、従業員は逃げるの繰り返しですし。

でも、なんか面白かった。
最初こそトランスフォームする場面は削っていますが、後半ではウニャウニャ~と車が変化していくのも見せていますし。
終盤では本来のエイリアンの姿も見られます。

誰が死んで誰が生き残るか、その辺もワンパターンな展開にしていないのも良い。
てっきり早々に殺されるのかと思ってたら、結局最後まで生き残っていた、なんてのも。

で、やっぱり戦う女はカッコ良い。
タンクトップで泥まみれ、油まみれになりながら、果敢に挑む姿には惚れちゃいます。
正直、顔はそんなに・・・だったんだけれど、一仕事終えた時の表情にはグッときました。

評価:★★★
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メーカー:AMGエンタテインメント
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