銀幕大帝α

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ABC・オブ・デス

2013年12月18日 22時10分25秒 | 洋画ホラー
THE ABCS OF DEATH
2012年
アメリカ
129分
ホラー
R18+
劇場公開(2013/07/20)



監督:
ナチョ・ビガロンド
『A is for Apocalypse/アポカリプス(黙示)』
アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ
『B is for Bigfoot/ビッグフット』
エルネスト・ディアス=エスピノーサ
『C is for Cycle/サイクル』
マルセル・サーミエント
『D is for Dogfight/ドッグファイト』
アンジェラ・ベティス
『E is for Exterminate/駆除』
井口昇
『F is for Fart/おなら』
アンドリュー・トラウキ
『G is for Gravity/重力』
トーマス・カッペリン・マーリング
『H is for Hydro-Electric Diffusion/水電拡散』
ホルヘ・ミッチェル・グラウ
『I is for ingrown/内攻』
山口雄大
『J is for Jidai-geki/時代劇』
アナス・モルゲンターレル
『K is for Klutz/不器用』
ティモ・ジャイアント
『L is for Libido/性欲』
タイ・ウェスト
『M is for Miscarriage/流産』
バンジョン・ピサヤタナクーン
『N is for Nuptials/結婚』
ブルーノ・フォルツァーニ
『O is for Orgazm/オーガズム(絶頂)』
エレーヌ・カッテ
『O is for Orgazm/オーガズム(絶頂)』
サイモン・ラムリー
『P is for Pressure/重圧』
アダム・ウィンガード
『Q is for Quack/アヒル』
スルジャン・スパソイェヴィッチ
『R is for Removed/切除』
ジェイク・ウエスト
『S is for Speed/スピード』
リー・ハードキャッスル
『T is for Toilet/トイレ』
ベン・ウィートリー
『U is for Unearthed/発掘』
カーレ・アンドリュース
『V is for Vagitus/産声』
ジョン・シュネップ
『W is for WTF/カオス』
ザヴィエ・ジャン
『X is for XXL/ダブルエックスエル』
ジェイソン・アイズナー
『Y is for Youngbuck/ティーンエイジャー』
西村喜廣
『Z is for Zetsumetsu/絶滅』
出演:
中村有沙
村田唯
仁科貴
佐々木大介


<ストーリー>
世界中から集結した26人の気鋭監督が競作するホラーバトル。26文字のアルファベットを頭文字にしたキーワードをテーマに「死」を描くオムニバスホラー。1本5分の全26作品を収録。

「死」のオリンピック、日本開幕。

アルファベット一文字から描いた
全26編、5分1本勝負のホラー・バトル!


-感想-

こういう試みは良いと思う。
各5分間なので見易いという利点もあり、次はどんな作品かな?といった楽しさも生まれる。
ただ個性的な監督が集まっている為、観る側にとっては出来の良し悪しが大きくは分かれますね。

面白いなぁと思うものもあれば、面白くねぇなぁと思うものも当然あるし、中には訳の分からない作品も。

個人的に面白かったのはクレイアニメでスプラッター&モンスターものを作り上げた『T is for Toilet/トイレ』。
トイレが怖くて中々一人で行けない少年が意を決して夜中に行くが、モンスターではなくとある物によって死んでしまうという内容。
グッチャグチャなスプラッター具合が絶妙で様子を見に来たお父さんが最初爆笑していたが次には絶叫に変わるオチが面白い。

他にも『D is for Dogfight/ドッグファイト』なんかも良い。
これは各国での視聴者にもウケが良かったらしく、それも納得出来る程に展開の切り替わりが秀逸。
終始スローモーションで見せる演出にも味があり、私もお気に入りの1本。

その他では私は意外とシンプルな話(オチ)も好きなので、『Q is for Quack/アヒル』も面白いと思った。

面白くねぇなぁと感じたのは日本人監督3人衆。
まぁ山口雄大監督のはまだ良いとしても、井口昇監督と西村喜廣監督のはただ下品なだけで超つまらん!の一言のみ。
こんなのが日本代表で良いのかよって思う。
恥の極み。
噂によると現在制作中の「2」では園子温監督が参加予定のようで、この人なら期待してもいいかな。

訳が分からんのは問答無用で『G is for Gravity/重力』。
は?て感じ。
一体どないしてん、て誰もがそう思うでしょう。
コメンタリーの3人も「これを入れるなら他の作品を入れて欲しかった」とコケ下ろしていた位に終わり方に意味不明さが漂う(サーフボードも漂っていたが)。

麻薬の作用でハイになった瞬間を映像化した『『S is for Speed/スピード』や、ヴァンパイア視点で描かれたPOV方式作品『『U is for Unearthed/発掘』、グロ度満点の肉体改造悲劇『X is for XXL/ダブルエックスエル』とかもアイデアに工夫を凝らしていて1本のきちんとしたホラー作品になっていました。

監督一人、50万円の予算が与えられたようですが、SF作品だった『V is for Vagitus/産声』はどう観ても予算オーバーしているよね。
あれだけは飛び抜けて作りが豪華でした。

最後に『M is for Miscarriage/流産』を作ったタイ・ウェスト監督。
イーライ・ロス監督のお気に入り監督ですが、本作を観た限りでもつくづく映画人として才能無いなって思いましたわ。

評価:★★★
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メーカー:キングレコード

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『ABC・オブ・デス(2012)』(第1弾)
『ABC・オブ・デス 2(2014)』(第2弾)
コメント (4)
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