銀幕大帝α

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ビザンチウム

2014年03月18日 21時28分08秒 | 洋画ドラマ
BYZANTIUM
2012年
イギリス/アイルランド
118分
ドラマ/ファンタジー/サスペンス
R15+
劇場公開(2013/09/20)




監督:
ニール・ジョーダン
出演:
ジェマ・アータートンクララ
シアーシャ・ローナンエレノア
サム・ライリーダーヴェル
ジョニー・リー・ミラールヴェン
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズフランク



<ストーリー>
永遠に16歳という無限の時間を生きる少女の運命と苦悩を描く。

これが 本当の 私――

-感想-

先月にレヴューした『ウォーム・ボディーズ』で、男女逆のパターンは無いのか?と私は書いたのだが、本作が正にそれ。

女性がヴァンパイアで男性が人間。

私が観たかった“もの”がここにあった。

テーマは「愛」・・・になるのかな。

日本でも大ヒットした『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』でも残酷で美しい吸血鬼像と物語を産み落としてくれたニール・ジョーダン監督だが、今回もあの作品に匹敵する程の過酷な運命の中にも優しさに包まれた愛を描き通し、今後訪れるであろう女ヴァンパイアとしての試練の中にも僅かな希望を最後に残す事で、限りない温かさを作品全体を通して感じる事が出来た。

初めは疑問に思う事柄も、幾度と無く挟む回想シーンによってそれら全ては解決され、終盤までには十分に納得のいく形で纏まるストーリーにも好感が持てる。
丁寧に上手く構成されたこの物語には多くの人が引き込まれるのではないだろうか。

首チョンパはあるものの、目を背けたくなるような殺伐とした描写は殆ど無く、あくまでも話はゆっくりと静かに進んでいくのだが、一つ一つの真相を細かく出していく事で新しい発見を知り、作品の全体像をしっかりと掴む事が出来るという仕組み故に目が離せない面白さがある。
そして最後には「今回も美しい作品だったな」という感想に至る訳なのだが、とりわけ洞窟の周りから溢れ出す鮮血の滝の描写の美しさには目と心を奪われてしまったのであった。
綺麗な映画でした。

今作のお気に入りの美女1シーン

赤色のフードを頭からすっぽり被ったエレノアことシアーシャ・ローナン。
赤ずきんちゃんみたいで可愛かった。

評価:★★★★
14/03/18DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2014-03-04
メーカー:ブロードメディア・スタジオ

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コメント (10)
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