銀幕大帝α

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暴走機関車

2014年03月29日 13時27分26秒 | 洋画アクション
RUNAWAY TRAIN
1985年
アメリカ
111分
アクション/サスペンス
劇場公開(1986/06/07)



監督:
アンドレイ・コンチャロフスキー
原案:
黒澤明
出演:
ジョン・ヴォイトマニー
エリック・ロバーツバック
レベッカ・デモーネイサラ
カイル・T・ヘフナーフランク・バーストウ
ジョン・P・ライアンランケン
T・K・カーターデイヴ・プリンス
ケネス・マクミランエディ・マクドナルド
ステイシー・ピックレンルビー
ウォルター・ワイアットコンラン
エドワード・バンカージョナ



<ストーリー>
猛吹雪の中を150キロのスピードで暴走する巨大4連機関車。闘争の途中で乗り合わせてしまった脱獄囚2人と女性乗務員は、鉄道管制本部でも止めることのできないこの機関車から脱出できるか?

-感想-

昔、これ日曜洋画劇場でTV放映されたのを観たんだよね。
あれからもう何十年振りだろって位の再見だけど、あーやっぱ駄目だわ。
暴走する機関車の屋根の上で仁王立ちしたジョン・ヴォイトの姿が徐々に吹雪の中へと消えていくラストシーンで胸が熱くなっちゃうのよ。

自由を掴み取ってやる!
例えそれが死を意味していても!!

捕まってまた地獄の刑務所へと連れ戻される位なら俺は「死」という自由を選ぶ、そんな主人公の決意が見れて、とてつもなく目頭が熱くなる本当に素晴らしいラストシーンだ。
その時に流れる音楽がまたこの悲壮なシーンに合っていて良いんだよなぁ。
最高だよ、このラストは!!!!

巨匠黒澤明が原案として関わっているだけの事はあり、ストーリーも上手く作られています。
また、制御不能のままつっ走る機関車の疾走感も迫力的に描かれていて良い。
オペレーター室の職員たちのやりとりも緊張感を生み出していて面白い。

これまで幾つもの機関車や列車が暴走する作品が作られてきたけれど、本作がそのどれにも影響を与えた、模範的な作品である事には間違いないだろう。

極寒の厳しさの中で必死にもがく姿、生きながらえようとする執念、自由に対しての確執、仲間内同士での争い、死を覚悟した時の人の弱さ、そして誰にも屈しないという強い心持ち。

見所が多く詰まった暴走パニック映画の秀作!

ジョン・ヴォイト、あんたの生き様は熱いぜ!!

因みに相棒役を務めた俳優エリック・ロバーツは今若手の女優、エマ・ロバーツの実父であるが、妹がジュリア・ロバーツという事の方が映画ファンの間では大きく認知されている。

出演者欄を見たら、あのトレホ兄貴も出ていたようだが、自分は確認出来ず。
囚人役だったのかな?

評価:★★★☆
14/03/29DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2004-01-22
メーカー:IMAGICA

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