銀幕大帝α

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キャプテン・フィリップス

2014年03月24日 23時37分02秒 | 洋画サスペンス
CAPTAIN PHILLIPS
2013年
アメリカ
134分
サスペンス
劇場公開(2013/11/29)



監督:
ポール・グリーングラス
『グリーン・ゾーン』
原作:
リチャード・フィリップス『キャプテンの責務』
出演:
トム・ハンクスリチャード・フィリップス船長
バーカッド・アブディムセ
バーカッド・アブディラマンビラル
ファイサル・アメッドナジェ
マハト・M・アリエルミ
マイケル・チャーナスシェーン・マーフィー
コーリイ・ジョンソンケン・クイン
マックス・マーティーニSEAL部隊長
クリス・マルケイジョン・クローナン
ユル・ヴァスケスフランク・カステラーノ艦長
デヴィッド・ウォーショフスキーマイク・ペリー
キャサリン・キーナーアンドレア・フィリップス



<ストーリー>
2009年にソマリア海域で起こった海賊船による貨物船人質事件を題材に、乗組員の解放を条件として拘束されることを選んだ船長の運命を描く。

「生きて還る――」
勇気だけが彼の希望となった。


-感想-

一つ難を挙げるとすれば2時間越えは少し長いかな。
もうちょっとコンパクトに纏めてくれたらより深く物語りに入り込めたように思う。
けど、作品として全体に漂う緊張感は半端無いっす。
海賊に拉致られる貨物船船長トム・ハンクスの熱演あってのこの緊張感だとは思うが、マジで本物を連れてきたんじゃないかと疑ってしまう程にリアリティに徹した海賊たちを演じた俳優たちの鬼気迫る脅し具合も尋常じゃない程に怖かった。

救命ボートで海賊たちが船長を人質に取ったまま逃げる中、駆けつけた海軍とのやり取りの中にも緊迫感を上手く生み出している。

今自身が置かれている状況に太刀打ちできず怯えまくるトム・ハンクス。
死を覚悟してパニックに陥るトム・ハンクス。
隙をついて海の中へ飛び込み「助けて!」と叫びながら救護を求めるトム・ハンクス。

この人、危機感を持った時の心の変化の出し方とか、必死にどうにかして生き延びようとするリアクションの取り方とか改めて抜群の芸達者振りを発揮してくれて、その成り行きを見守り続ける内に必然と彼の心情に同化させてくれるのだから本当に素晴らしい役者ですよ。

初めに書いたように、一定の緊張感が端から端まで半端なく続くので、観ている私もグッタリ。
海賊のしつこさと怖さ、そして乗組員を庇う為にたった一人だけ人質となり希望を捨てずに海賊と同行する事になった船長の勇気。
全ての演者の力を込めた演技に賞賛の声を送りたくなるような見応えのあるサスペンス映画だった。

評価:★★★★
14/03/22ブルーレイ鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2014-03-21
メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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コメント (18)
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