銀幕大帝α

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MAMA

2014年06月14日 20時54分57秒 | 洋画ホラー
MAMA
2013年
カナダ/スペイン
100分
ホラー
PG12
劇場公開(2014/05/17)




監督:
アンディ・ムスキエティ
製作総指揮:
ギレルモ・デル・トロ
原案:
アンディ・ムスキエティ
脚本:
アンディ・ムスキエティ
出演:
ジェシカ・チャステインアナベル
ニコライ・コスター=ワルドールーカス/ジェフリー
メーガン・シャルパンティエヴィクトリア
イザベル・ネリッセリリー
ダニエル・カッシュドレイファス博士



<ストーリー>
妻を殺害したジェフリーは、森に佇む小屋でふたりの娘も殺そうとするが、そこに潜む何者かによって彼自身が消されてしまう。5年後、ジェフリーの弟は娘たちを発見するが…。

-感想-

てっきり、狂った親父に殺された母親が亡霊となって娘たちを守ろうとする話なのかと、オープニングを観た時にはそう思わされたのだが、話が進行するにつれて全然違う事に気付かされた。

キチガイ親父とその弟を同じ役者が演じているのだが、これは設定上、双子の兄弟って事なんかなぁ。

この映画、雰囲気も怖いが、それよりももっと怖い!とゾクゾクさせられる部分がある。
それは、“動き”だ。
5年間、山小屋の中でサクランボだけを食し生き延び、野獣化していた幼い姉妹の動きもそうだったが、その姉妹を付け狙う悪霊の動きがもう有り得ない程の全身軟体状態で襲い掛かってくるものだから、この手のホラーでは珍しいだろう、この私でさえ「こえぇ!こえぇぇぇーーーよ!!」と思わず声に出して叫んでしまったくらい(笑)
それがこの場面なのだが

(画質が悪く観辛くてすんません^^;)
いや、マジでその動きは「反則やろ!!」て初見の時は心臓バクバクしちゃったのだが、えらく気に入ったのか、巻き戻して3回も観直してしまったw

一見すると(ギレルモ・デル・トロが関わっているだけあって)ダークファンタジー色漂う作品なのだが、演出や音響などで随所に“立派”な恐怖を忍ばせて作り上げているだけに、欧米ゴーストものには手厳しい私も流石に今回ばかりは「怖かった」と認めざるを得なかったです。

バッドエンドに近いラストには賛否両論ありそうだが、本来恐怖映画というのはこういう形であるべきでは無いかなぁと私は思うだけに、この終わり方には決して安らぎと安堵感を抱かせるものが無いにしても、余韻を残すという意味では十分にアリかなと思う。

それにしても、何で皆して、夜中にあんな山小屋へ向かうんだろうかね。
しかも一人でだよ?
絶対、何かが出る!って分かりきっているやん。
一旦心落ち着かせて、明るい昼間に行けよ、て思う所がチキンハートを持つ私だからこその考え(笑)

今作の娘にしたい子役図鑑

野獣化する前、所謂5年前の山小屋に辿り着いた時の姉妹、ヴィクトリアちゃんとリリーちゃん。
ヴィクトリアちゃんのメガネっ娘姿も可愛いが、付けてない時の方がもっと可愛い。
因みに5年後の2人には特に可愛さを感じなかった。
むしろ表情変化を失ってしまっているので不気味さの方を大きく感じてしまった。
ただ、徐々に姉の方は人間性を取り戻していくので、後半はやや可愛らしさも戻ってきてはいたかな。

評価:★★★☆
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コメント (10)
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