銀幕大帝α

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ハリケーンアワー

2014年06月10日 21時36分04秒 | 洋画サスペンス
HOURS
2013年
アメリカ
96分
サスペンス
劇場公開(2014/02/15)




監督:
エリック・ハイセラー
製作総指揮:
ポール・ウォーカー
脚本:
エリック・ハイセラー
出演:
ポール・ウォーカーノーラン・ヘイズ
ジェネシス・ロドリゲスアビガイル・ヘイズ



<ストーリー>
巨大ハリケーン“カトリーナ”の直撃を受け大混乱となるニューオーリンズの病院を舞台に、早産によって生命維持装置の中に入ったままの我が子を守るべく次々と訪れるいくつものトラブルに立ち向かっていく男の運命を描く。

壊滅した都市
現れた武装略奪集団
我が子を守る
48時間


-感想-

本作の全米公開前に車の事故で亡くなったポール・ウォーカー最後の作品。
この作品を最後に、もう彼の新作が観れないのかと思うと切なくなったのだが、ラストはその事も重なってか、とても感動的なシーンになっていました。

初めて対面した我が子を目にした時には
「俺はお前を知らない」
と妻の突然の死もあり、無感情で呟いた主人公ノーランだったが、色んな試練を乗り越えて守り通した事で、ようやく産声を上げた我が子を抱きかかえた瞬間、大粒の涙を流しながら
「俺はお前を知っている」
と自身と我が子が共に生きて直接に触れ合えた事に喜びの感情を露にする姿が素晴らしく、思わず私もうるっとしてしまった。

作品としては、ハリケーン襲来で職員、患者全員が他の場所へと避難していく中、生命維持装置から動かせない我が子の為にたった一人ぽっちで病院に残ったノーランが、時間と戦いながら病室から他所へと行ったり来たりするだけの本当に地味な内容なのだが、生命維持装置を稼動させる為の予備バッテリーが3分とも持たないという緊迫感がある故に、ちょっと移動してはダッシュで病室に戻る、その繰り返しだけでも相当な緊張感を与えてくれて、思わず「父ちゃん頑張れ!」と応援せずにはいられなくなる。

48時間、寝ずの番なので終盤は疲れと眠気からか、観ている私も不安になる程にフラフラの状態。
アドレナリン薬を注射してなんとか気力を保とうとするも、厄介な男共がやって来たりと一時も油断出来ず、体力はどんどんと減少。
もうこれまでか・・・と無念の気持ちで倒れこむノーランだったが、そこに現れた救世主によって絶望が希望に変わるのが素敵過ぎ。

やっぱり、人だけでなく例え動物であろうとも目の前で困ってたりしたら、きちんと助けてあげるべきだよね。
そうすれば、ほら、自ずと「奇跡」という見返りがやってくるものなんですよ。

地味な展開ながらも感動させるツボはしっかり押えていて、良い感じにほろりとさせられた作品でした。

今作の美女図鑑

ノーランの妻役を演じたジェネシス・ロドリゲスさん。
開始早々に死んでしまうのでそんなに出番はないですが、ノーランの回想シーンで度々登場。
綺麗で明るくて、こんな魅力的な妻ならそりゃ急に死んでしまったら放心状態になるのも分かる気がします。
心身共に疲れ果てたノーランの前に幻覚で彼女が現れ、「貴方ならこの子を救える」と伝え、彼が改めて力を振り絞り我が子を助ける事に全力を尽くそうと誓ったのも、ひとえに二人がそれまでに築き上げた夫婦間の“愛”の力が再び彼に宿ったのが大きな要因だったのでしょうね。

評価:★★★☆
14/06/10DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2014-06-04
メーカー:エイベックス・ピクチャーズ

オフィシャル・サイト(日本語)
コメント (8)
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