銀幕大帝α

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スノーピアサー

2014年06月11日 21時20分04秒 | 韓国サスペンス
SNOWPIERCER
2013年
韓国/アメリカ/フランス
125分
SF/サスペンス/ドラマ
PG12
劇場公開(2014/02/07)



監督:
ポン・ジュノ
『母なる証明』
製作:
パク・チャヌク
原案:
ポン・ジュノ
脚本:
ポン・ジュノ
出演:
クリス・エヴァンスカーティス
ソン・ガンホナムグン・ミンス
ティルダ・スウィントンメイソン
ジェイミー・ベルエドガー
オクタヴィア・スペンサーターニャ
ユエン・ブレムナーアンドリュー
アリソン・ピル小学校教師
コ・アソンヨナ
ジョン・ハートギリアム
エド・ハリスウィルフォード



<ストーリー>
氷河期に突入した2031年の地球を舞台に、生存者を乗せて走り続ける列車・スノーピアサーで形成された階級社会で自由を掴み取るために闘う人々の姿を壮大なスケールで描く。

前を進め。
世界を変えろ。


-感想-

前車両に行くほどに裕福な人達が居住しているというユニークさは買う。
けど、私的には一車両毎にレベルが上がっていく殺戮集団とか殺人鬼が居て、それらを次々に倒しながら先頭車両を目指す、てな話の方が良かったなぁ。
トンネル内で勃発する黒マスク軍団と貧困軍団との戦いがすこぶる面白かっただけに、尚更そう思ってしまった。

次の車両はどんな敵が待ち構えているんだろう?と妙にワクワクしたにも関わらず、その思いを否定するかのように、子供達が楽しげにお勉強していたり、車輌丸ごと水族館だったり、薬でハイになった人間達がワイワイやっていたりと、やけに平和的な描写が続くものだから私が求めていたのと違う!と少しガッカリした気分になってしまった。

もういっそうの事、戦いだらけのサバイバル映画にしちゃえば良かったのに。

そんな中、一人のターミネーター野郎が登場して若干、展開に盛り上がりが生まれたものの、期待した程緊迫したシーンまでには至らず、結局最後も主人公と列車の責任者がまったりと会話しているだけで、そのまま無理やりに爆発起こして脱線終了。

結果的に見ると、ラストに登場した白熊の生存を映し出す事で、氷河期の世界は終わりに近づきつつあり、人類も安心してこれからは外で暮らせるんだという、希望を齎す形で締めくくられていたが、生き残ったのは若き韓国少女と黒人坊や。
果たしてこの2人で再び人類繁栄を呼び戻す事が出来るのか、その辺に疑問を残すものはなきにしもあらずでしたが、ま、それなりに物語の〆として余韻を残す意味ではこういう終わり方も有りかもしれないな。

貧困民に与えられていた唯一の食料。
真っ黒な羊羹みたいで、見るからに不味そうだったのだが、まさか原材料が“あれ”だったとは^^;
そりゃ、“あれ”を使ったらあんな色になりますわ。
製造過程を見せられた瞬間、うげぇ~ってなったよ。

後、それぞれの車輌に住んでいる人達は寝床とかトイレとかどうしてるんだろう。
それ以外にも、1年中走り回っているそうだが、線路のメンテナンスとか誰がやっているんだろう。
なんか色々とツッコミというか疑問が沸く設定内容の作品でしたが、なんだかんだ書きつつも先ず先ず楽しくは観れちゃったのが不思議。

評価:★★★☆
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コメント (18)
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