銀幕大帝α

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FLU 運命の36時間

2014年06月15日 14時18分35秒 | 韓国サスペンス
THE FUL
2013年
韓国
121分
サスペンス/パニック
劇場公開(2013/12/14)



監督:
キム・ソンス
脚本:
キム・ソンス
出演:
チャン・ヒョクジグ
スエイネ
パク・ミナミル
ユ・ヘジンギョンオプ



<ストーリー>
突然ウィルスによる感染が爆発的に広まり、その拡散を阻むために街が閉鎖された。隔絶された人々は極限の恐怖にさらされ、理性を失い、暴徒と化してしまう。救急隊員のジグは、想いを寄せる女医イネの一人娘ミルを守るため、街の人々を救い出そうとしていた。だが、パンデミックを恐れたアメリカは、軍事力で街全体を消滅させようと作戦行動に出る。(allcinemaより抜粋)

救いたい人がいる。
それが僕の使命だから。


-感想-

現実の韓国大統領はクズだが、映画の中の韓国大統領は立派でした。
ただ、自国だけでは対応できずアメリカに助けを求めたにも関わらず、思い切り手のひら返したかようの様に悪者扱いする所がいかにも韓国らしい(笑)
そして韓国大統領以外のお偉いさん方も唾を吐きたくなるようなバカばっかりだった。

という事もあり、危険に身を晒しながらも人々の為に、というか最早、一目惚れした女性とその娘の為だけに非感染者キャンプや感染者収容所、そして街中を2人を救いたい一心で走り回る主人公救急隊員ジグの男前な行動力にはすんなりと引き込まれる魅力さがありました。

オープニング20分間ほどはジグとイネの出会いと娘ミルとの間に心を通わせる様子をまったりと時には仄々とした雰囲気で描いているのですが、そこからは一気に街全体に広まったウィルスにより地獄絵図と化す様へと変貌し、緊張感も急速に高まります。
この辺の切り替えの上手さは流石韓国映画です。
吐血し悶え苦しむ感染者、ゴロゴロと横たわる血まみれの死体の数々。
見るも無残な光景は他の大作映画にも引けを取らない程にしっかりとしたパニック映像として鑑賞者の目にも焼き付けてくれます。
加え、大規模なロケを敢行したのであろう、国の対応に不満を募らせた市民による高速道路上でのデモ行進と、それを阻止しようと銃を構える軍隊との一触即発な光景には思わず息を呑んで見守ってしまう。

ベトナムから密入国者として連れて来られた人達が今回のパニックの元になったウィルスを持っていた事で、こんな悲惨な事態に陥った訳ですが、その密入国者の中に一人だけ感染していなかった抗体を持つ男が居た為に、医師達は逃げた彼の行方を必死に探す事になります。
そして、その彼が逃げている途中で少女ミルと出会い、食料を貰う等の優しくして貰ったというシーンが本編での大きな伏線となっているのです。

逃げる抗体者。
殺される抗体者。
そして新たに作られる抗体者。

もう駄目かと思わせておいての奇跡を齎す急展開。
果たして今にも死滅しそうな街を救うのは一体誰なのか。
その顛末は是非貴方の目で確かめて下さい。
最後には程よい感動と、エンドロール中にはちょっとした笑いと温かい愛が味わえますよ。

本作の可愛い子役図鑑

女医イネの一人娘ミルちゃん。
しっかり者で心優しい少女。
韓国版、芦田愛菜!と言っても良い程の名演技に脱帽。
両手を横一杯に広げ、軍隊に向かって「ママを撃たないで!」と涙ながらに叫ぶシーンに思わずおじさん貰い泣き。。。

評価:★★★☆
14/06/15DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2014-05-28
メーカー:CJ Entertainment Japan

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コメント (4)
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