『マッドマックス』
MAD MAX
1979年
オーストラリア
94分
劇場公開(1979/12/15)
MAD MAX
1979年
オーストラリア
94分
劇場公開(1979/12/15)
監督は勿論、創始者であるジョージ・ミラー。
主演のマックス・ロカタンスキーを演じたのは若かりし頃のメル・ギブソンである。
当時オーストラリアで社会問題になっていた暴走族を題材にし、一匹狼の警官(マックス)が、妻を殺された復讐心から暴走族を抹殺していくバイオレンスアクション。
オープニングでは追跡用パトカーを強奪した暴走族メンバーであるナイトライダーを、イエローのインターセプターに乗った警官達が追い掛ける所から始まる。
クラッシュシーンが多目に用意されており、派手にパトカーがクラッシュしていく様に目を奪われる。
結局は警官全員が負傷した事で、同僚のグースが待機していたマックスに無線で応援を頼み後を託す形になる。
圧倒的追跡力で背後から接近してくるマックスに自信喪失したナイトライダーは車に激突して死亡し、マックスの完全勝利で終える。
動画はこちらから↓
"Mad Max 1 - Scene 1" を YouTube で見る
警官達を挑発し嘲笑うかの様に逃れながら強奪した追跡用パトカーを運転するナイトライダー。
ナイトライダーの車を追い掛けるも不幸が重なりクラッシュしまくるイエローのインターセプター。
後半では暴走族のリーダーであるトーカッターと、漆黒のV8インターセプターを操るマックスとの一騎討ちが始まる。
自分の身が追い込まれた事で怒りを露にするも逃走を図るトーカッターを、マックスは決して逃すまいとV8インターセプターに乗り後を追う。
先に距離を置いたトーカッターのバイクだったが、V8インターセプターのスーパーチャージャーを起動させた事で一気にその距離が縮まっていく様は圧巻。
互いに猛スピードで走り続けた結果、前方から突進してきた大型トラックを避け切れなかったトーカッターのバイクは衝突し、そのまま轢かれて死亡する形で決着がつく。
動画はこちらから↓
"Mad Max: Death of Toecutter scene" を YouTube で見る
先に逃げたトーカッターのバイクに直ぐに追いつくマックスの乗るV8インターセプター。
暴走族のリーダーでもある狂気の男トーカッター。
演じるヒュー・キース=バーンは4作目『マッドマックス 怒りのデス・ロード』にて大ボスであるイモータン・ジョーを熱演している。
『マッドマックス2』
MAD MAX 2/THE ROAD WARRIOR
1981年
オーストラリア
96分
劇場公開(1981/12/26)
MAD MAX 2/THE ROAD WARRIOR
1981年
オーストラリア
96分
劇場公開(1981/12/26)
2作目の監督も同じくジョージ・ミラー。
主演のマックスも同じくメル・ギブソンである。
核戦争により荒廃した未来を舞台に、善人と悪党による貴重なガソリンを巡っての争いを話の軸にしたバイオレンス映画。
本作から多大な影響を受けて生み出された漫画「北斗の拳」の元ネタ作品としても有名。
冒頭一発スーパーチャージャーが唸りを上げる所から作品は始まる。
荒野をさ迷った事ですっかり塗装が錆びれてしまったインターセプターのガソリンを奪う為に、悪党の中ボス的存在でもあるウェズ率いる数台のマシンが追い掛けて来るが、マックスの巧みな運転技術で相手を蹴散らし退かせる事に成功する。
動画はこちらから↓
"Mad Max 2: First Chase" を YouTube で見る
インターセプターのガソリンを奪う為に追い掛けて来るウェズが乗るバイク。
腕に装着したボウガンが武器であるウェズは専らホモという噂。
モヒカンがトレードマークなので瞬間に記憶として残るキャラクターでもある。
ウェズ役のヴァーノン・ウェルズは後にシュワのアクション映画『コマンドー』にて敵のベネットを演じ再び印象を残すも、その後は未公開作ばかり出演し余りパッとしなくなった。
記憶に残るという意味ではこちらも忘れてはいけない、ウェズを右腕として動かすボスのヒューマンガス。
放射能により髪の毛がチリチリに抜け落ちた銀マスクの男として十分なインパクトを残す悪の親玉。
彼の善人に向けての演説は一見の価値有り。
後半はガソリンを乗せたタンクローリーを奪う為に、ヒューマンガス様も自ら参戦し、手下を従えて大勢のマッドな車で追い掛けて来る。
タンクローリーの運転を志願したのはマックス。
敵味方入り混じってのカー・アクションは大迫力で素晴らしく面白い。
ラストはUターンしたタンクローリーに前方から猛スピードで車を走らせてきたヒューマンガス様がウェズも巻き込みながら突撃大破し、タンクローリーも横転。
しかし実はガソリンの全てはここには無く、他の車で移動させていたというオチ。
生き残った手下は呆然とし、マックスは「してやられた」とほくそ笑む。
そして彼はまた一人で荒野を歩み続ける事となる。
動画はこちらから↓
"Mad Max 2 (8/8) Movie CLIP - The Final Crash (1981) HD" を YouTube で見る
ガソリン欲しさに悪党が一斉にタンクローリーを襲い続ける。
このカーチェイスシーンもクラッシュ演出が大量に用意されており、車やバイクが次々とクラッシュしていく度に楽しすぎてアドレナリンが全開になるだろう。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
MAD MAX: FURY ROAD
2015年
オーストラリア
120分
劇場公開(2015/06/20)
MAD MAX: FURY ROAD
2015年
オーストラリア
120分
劇場公開(2015/06/20)
シリーズの創始者であるジョージ・ミラーが3から30年ぶりに撮ったファン待望の4作目。
主演のマックスはメル・ギブソンからトム・ハーディへと交代している。
ヒュー・キース=バーンが1作目以来再び出演した事でも話題となる。
物語はマックスの乗るインターセプターを強奪する為にウォーボーイズ軍団の車が襲い掛かる場面で始まる。
動画はこちらから↓
"Mad Max: Fury Road - Opening Scene" を YouTube で見る
開始早々にクラッシュしてしまうインターセプター。
2で爆発し、3には全く出てこなかったインターセプターがもう一度画面で観れた事は素直に嬉しいものはある。
但し、このインターセプターも4の途中で破壊されてしまったので、もう5作目には出てこないかもしれない。
皆さんがこれはお気に入り!というシーンはありますか?
私個人で一番好きなのは2のオープニングですね。
次点は1でのトーカッターとのチェイスかな。