ハンガー・ゲーム FINAL： レジスタンス

THE HUNGER GAMES: MOCKINGJAY - PART 1
２０１４年
アメリカ
１２２分
アクション／アドベンチャー／ＳＦ
劇場公開（2015/06/05）



監督：
フランシス・ローレンス
『ハンガー・ゲーム２』
原作：
スーザン・コリンズ『ハンガー・ゲーム３　マネシカケスの少女』
脚色：
スーザン・コリンズ
出演：
ジェニファー・ローレンス：カットニス・エバディーン
ジョシュ・ハッチャーソン：ピーター・メラーク
リアム・ヘムズワース：ゲイル・ホーソーン
ウディ・ハレルソン：ヘイミッチ・アバナシー
エリザベス・バンクス：アフィー・トリンケット
ジュリアン・ムーア：アルマ・コイン
フィリップ・シーモア・ホフマン：プルターク・ヘブンズビー
ジェフリー・ライト：ビーティー
サム・クラフリン：フィニック・オデイル
ジェナ・マローン：ジョアンナ・メイソン
ウィロウ・シールズ：プリムローズ・エバディーン
スタンリー・トゥッチ：シーザー・フリッカーマン
ドナルド・サザーランド：スノー大統領



＜ストーリー＞
ハンガー・ゲーム記念大会の闘技場から救出されたカットニスは、反乱軍の秘密基地に収容される。そこで彼女は、反乱軍のリーダーとして独裁国家に立ち向かう決意をするが…。

世界の運命は、
一人の少女に託された――

－感想－

とある映画批評サイトに「単なる繋ぎだけの映画に過ぎない」と書いてあったが、全くその通りだ。

ゲームも無ければ、カットニスが戦うシーンも殆ど無い。
じゃあ上映２時間の中で何をやっているのか。
カットニスがネット動画用に延々とカメラに向かって喋っているだけのよ。
それを反乱軍の民が観て「えいえいおー！！」と士気を高め、たま～にダムを破壊したりの抵抗をやっているのみ。

最終作を観る上では避けて通ってはいけない作品なのかもしれないが、流石にこれを１本の映画として公開してしまうのには疑問を感じてしまう。
まるで反乱軍の象徴となったカットニスの喜怒哀楽の表情をダラダラと映し出しただけのプロモーション内容みたいで、極端に薄い話の作りに鑑賞意欲も長続きはしなかった。

スノーの命令によりカットニスの居住区が攻撃を受けたり、拉致され拷問を受けているピーターを救出するべくゲイル達が相手側の施設に潜入するシーンが出てくるが、肝心の観たい部分は全省略。
事後処理として済ませて、それで観客を納得させるなんて手を抜き過ぎじゃないか？
ヤング世代のファンはこれで満足なの？

何一つ面白味もなく、かと言って最終作を観る為に特別重要な内容になっているとも思えない安上がりな仕上がり。
最終作を観て初めて「あ、前の作品にはここに繋がる伏線が隠されていたのか」と発見させられる部分が出てくる“かも”しれないが、多分私個人の予想としては本作にはそういう要素は何処にも無いんじゃないかなぁ。
ここだけは絶対に記憶として押さえて置きたいという場面なんてあったかしら。

相変わらず二股を堂々としているカットニス。
それを承知で彼女の身を案じ、普通に優しく接し、時には盾となりながら一緒に戦うゲイルってバカなのか御人好しなのか。
「ピーター！ピーター！」ばかり叫んでいる女なんてほっとけよ。
キスされてデレ～としている場合か？
カットニスの為に色々尽くしても見返りなんてな～んも望めないなのに、よくまぁそこまで頑張れるなと、変な意味で呆れる。
いや、もしかしたらラストはやっぱりゲイルを選ぶてな展開になるかもしれないし、希望は捨て切れないが、結局まんまピーター大好き！で終わったらピエロなゲイルの顔観て腹抱えて笑ってあげるよ。

予告編観た限りでは最終作はそれなりの「ハンガー・ゲーム」な内容に戻っている様なので、過度の期待はしていないが本作よりは楽しめる気はする。

カットニスの妹がちょっと可愛くなってた。

評価：★★☆
１５／１１／０３ＤＶＤ鑑賞（新作）
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レンタル開始日：2015-10-23
メーカー：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

オフィシャル・サイト（日本語）

関連作：
『ハンガー・ゲーム(2012)』
『ハンガー・ゲーム２(2013)』
『ハンガー・ゲーム FINAL： レジスタンス(2014)』
『ハンガー・ゲーム FINAL： レボリューション(2015)』