THE CLASSIFIED FILE
2015年
韓国
108分
サスペンス/犯罪
劇場公開(2016/06/25)
監督:
クァク・キョンテク
脚本:
クァク・キョンテク
出演:
キム・ユンソク
ユ・ヘジン
チョン・ホビン
ソン・ヨンチャン
イ・ジョンウン
チャン・ヨンナム
パク・ヒョジュ
<ストーリー>
1978年、釜山で少女が誘拐される。警察は極秘に捜査を進めるが、犯人からの接触もないまま、時はいたずらに流れていく。しかし、占い師の予言が事態を急転させ…。
-感想-
2015年
韓国
108分
サスペンス/犯罪
劇場公開(2016/06/25)
監督:
クァク・キョンテク
脚本:
クァク・キョンテク
出演:
キム・ユンソク
ユ・ヘジン
チョン・ホビン
ソン・ヨンチャン
イ・ジョンウン
チャン・ヨンナム
パク・ヒョジュ
<ストーリー>
1978年、釜山で少女が誘拐される。警察は極秘に捜査を進めるが、犯人からの接触もないまま、時はいたずらに流れていく。しかし、占い師の予言が事態を急転させ…。
-感想-
嫌韓強まるこの御時世ですから、最近の韓国映画は中々大手メーカーからのリリースてのはないですし、昔では当たり前のように付いていた吹き替えも収録されない有様。
それだけ借りる人の数が減っているって事なのか、メーカー側からしても需要が低いのがこの韓国映画なのかもしれない。
力作は多いだけに、韓国人は嫌いになっても韓国映画は好きで居てください!!
て誰かのスピーチを真似てみましたが。
しかしそんな扱いの中でも今作は珍しく吹き替えが収録されておりました。
リリース元はめっきりと韓国映画引き受け会社となってしまった安定のアルバトロスではありますけどね。
声優陣は本職の方を起用していてとても聴き易かった。
でもなんでこれは吹き替え入れたんだろう。
正直吹き替え収録する程の大作ではないんだけどなぁ。
実際に起きた事件を映画化した本作。
起きた時代が1978年て事で、街並みも忠実に当時の様子を再現しております。
携帯電話なんか存在しないから、犯人との交渉などは備え付け固定電話か公衆電話。
刑事間との遣り取りもトランシーバーのみ。
犯人から指定された場所を電話で聴いたら誘拐された少女の身内が現金を持ってその場所へと急ぎ移動。
担当刑事の主人公もバレない様に後をつけ、犯人と思しき人物を発見すると刑事仲間に無線連絡を入れるのですが、彼の行動を快く思っていない刑事が勝手に周波数を変えて連絡取れない様にしてしまう。
この辺が何時もの韓国警察らしくて苦笑い生まれちゃう。
挙句には犯人確保優先で少女の生死はもうどうでもいいとか言い出すし。
てか勝手に死んでいる事になってるし。
仲間割れしようとも最後まで正義を貫く主人公の右腕的存在となるのが、予言をズバズバ的中させちゃう導師(占い師)。
この導師を演じているのはユ・ヘジンで、ポスターの下に写っている俳優さんなんですが、またてっきりこの人が真犯人なのかと鑑賞するまではそう思い込んでおりました。
いや、観ている最中も何時か化けの皮を剥がして「俺が犯人だ!」と言い出すんじゃないかと、第一印象からの先入観てのは怖い怖い(笑)。
しかもこれだけ予言を当ててくると、全部自分がやっていて知っているからじゃないのかと余計な疑惑の目を向けたくもなっちゃうよ。
結局はこの導師は本当に未来が見えていたって事で、そういう意味では予想を大きく裏切られましたが、この導師と主人公刑事の連携プレイにより無事少女の居場所を突き止め救出成功。
ところがこの手柄を導師は師匠に、主人公は先輩刑事に全部持っていかれちゃうのよね。
格差社会の現実を何とも遣る瀬無い気持ちを抱かせながら見せ付けられましたが、その後に導師が主人公に「貴方はその内、大出世しますよ」と予言。
「はっ、俺は一緒平のままだよ」と笑ってその場では受け流すも、本当に現実的にも大出世して行って、良き理解者となった導師と多くの事件を解決させていったという後付にビックリ。
そこまで予言出来て全部言い当てられるのならば、未解決事件となっている案件もこの人が関わればどれも解決事件になるんじゃないのか?と、手を焼いている事件があったらこの導師に依頼すれば確率的に一発ヒットやん。
実物の写真載せてそう映画内で語っているのだから真実の大天才占い師が現実にも存在しているという証なんでしょうけど、所詮韓国人が述べている事だからなぁ、お国柄の事を考えると何処まで本当なのか全部に信用性が無く寧ろ胡散臭くて仕方がないのだが(笑)。
この人を大々的に日本でも紹介してくれたらちょっとはその信用性も上がるかもしれないが。
韓国では有名な導師なのか、それすらも不明確。
事前に私にも彼に関する情報が入っていて認知してれば堂々と信じてあげられるんですがねぇ。
韓国映画の誘拐ものや猟奇殺人ものは結構描写や展開にエグい印象が強いけれど、本作には不思議とそれが全くなく、まったりとした気分で鑑賞出来る内容。
あくまでも導師と主人公刑事との出会いと、友情以上のものを得るまでの過程に重点を置いている作品かな。
ラストはえらく仄々とした形になってましたしね。
先にビックリしたと書きましたが、別の事でもう一つビックリしたのが、今回誘拐された少女が、その後付けのナレーションの中で再び誘拐されて、また2人の活躍により救い出されたと語られる件。
1度誘拐された子がまた誘拐されるって、それは流石にアカンでしょ。
少女の家族は1度目の解決の後、何してたんだって話。
事件から得た教訓を学ばずまた同じ事をやらかしてしまう所がこれまた韓国人らしい。
評価:★★★
16/09/04DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2016-09-02
メーカー:アルバトロス