銀幕大帝α

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ダルフール・ウォー 熱砂の虐殺

2017年08月08日 13時40分50秒 | 洋画アクション
DARFUR
2009年
ドイツ
98分
戦争/アクション
劇場未公開




監督:
ウーヴェ・ボル
『ボーダーランド』
製作:
ウーヴェ・ボル
脚本:
ウーヴェ・ボル
出演:
クリスタナ・ローケン
デヴィッド・オハラ
ノア・ダンビー
マット・フルーワー
ハキーム・ケイ=カジーム
サミー・シーク
マギー・ベネディクト
ビリー・ゼイン
エドワード・ファーロング




<ストーリー>
「世界最悪の人道危機」と呼ばれる、スーダン・ダルフール地方の民族紛争を描く。調査に来たジャーナリストたちは、民兵による虐殺を目撃し…。

-感想-

ひっでぇなこれ。
幾ら民族紛争の現実を知らしめる為だとしても描写がちょっとキツい。
大人を虐殺し、女はレイプする、そこまでの演出はまだ由としても、流石に子供を殺すのを映し出すのは精神的にダメージ食らうわ。

これ位ならまだ見れるけれど

ここまでくると映画としての道理に反してしまってるんじゃないかなあ。
ボカシを入れる位の配慮が欲しかった。

ま、ボル様が監督だからね。
道理?知るか!てな感じでしょ。
やりたい放題に描く辺りがボル映画の真骨頂と思えば納得もいくか(んな訳がない)。

全く救いようのない映像が続くが、唯一人としての善が見れたのは、一旦退いたジャーナリストの内の2名が「このままあの村を見捨てるのか!!」と皆に異議を唱え、銃を手に取り戻るシーン。

最後まで正義を貫いたこの2名の勇気は素晴らしいと思う。
彼らによって死を免れた小さな命。
たった一人の命が助け出されただけでも、観終えた後の心の明暗は違ってくるだろうから、自分の身を犠牲にしてでも村人を助け出そうとしたジャーナリスト2名には敬意を払いたい気分です。
全てが終わった後にのこのこと村に戻ってきた他の仲間は糞だけどな。
「何も出来ない」
ではなく
「何か出来るはずだ」
という気持ちを持つ事が善人として一番大事な考えじゃないだろうかね。
だからクリスタナ・ローケンが村の惨状を眺めながらワンワン泣いてたけれど、私からしたら偽善者ぶるんじゃねぇよ、ですわ腹立たしい。
何もしないで泣く位なら、何かをしようとする戦う姿勢を出して貰いたかった。
相手が相手だけに手も足も出ないのは気持ち的に理解出来るが、ほんの少しでもいい虐殺に対しての「怒り」を表情だけでもいい、静止を振り切ろうと反抗する姿勢だけもいい、そういった行動を起こしてくれないと助けに向かったジャーナリスト2名に抱いた様な感情をクリスタナ・ローケン他数名には絶対に持てないてのが悲しい限りです。

そのジャーナリストの一人にあのエドワード・ファーロングが出演しているのですが

容姿がノーマン・リーダス化していて、人相変わっちまったなぁと驚いたよ。

評価:★★★
17/08/08DVD鑑賞(旧作)
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