NIGHTCRAWLER
2014年
アメリカ
118分
サスペンス/ドラマ
劇場公開(2015/08/22)
監督:
ダン・ギルロイ
製作:
ジェイク・ギレンホール
脚本:
ダン・ギルロイ
出演:
ジェイク・ギレンホール:ルイス・ブルーム
レネ・ルッソ:ニーナ・ロミナ
リズ・アーメッド:リック
ビル・パクストン:ジョー・ロダー
<ストーリー>
ロサンゼルスに暮らす孤独な中年男ルイス・ブルーム。野心はあるものの定職にも就かず、コソ泥をしてはその日暮らしのしがない日々。そんなある日、偶然遭遇した事故現場で、ビデオカメラ片手に夢中で撮影する男たちを目撃する。彼らはニュース映像専門のパパラッチ、通称“ナイトクローラー”。事件、事故の現場にいち早く駆けつけ、誰よりもショッキングな映像をカメラに収め、それをテレビ局に高く売りつけるのを生業とする連中だ。そんなことが商売になると知り、さっそくビデオカメラと無線傍受器を手に入れると、見よう見まねでナイトクローラーとしての活動を開始するルイスだったが…。(allcinemaより抜粋)
他人(ヒト)の<破滅>の瞬間に、
カメラを持って現れる――
-感想-
2014年
アメリカ
118分
サスペンス/ドラマ
劇場公開(2015/08/22)
監督:
ダン・ギルロイ
製作:
ジェイク・ギレンホール
脚本:
ダン・ギルロイ
出演:
ジェイク・ギレンホール:ルイス・ブルーム
レネ・ルッソ:ニーナ・ロミナ
リズ・アーメッド:リック
ビル・パクストン:ジョー・ロダー
<ストーリー>
ロサンゼルスに暮らす孤独な中年男ルイス・ブルーム。野心はあるものの定職にも就かず、コソ泥をしてはその日暮らしのしがない日々。そんなある日、偶然遭遇した事故現場で、ビデオカメラ片手に夢中で撮影する男たちを目撃する。彼らはニュース映像専門のパパラッチ、通称“ナイトクローラー”。事件、事故の現場にいち早く駆けつけ、誰よりもショッキングな映像をカメラに収め、それをテレビ局に高く売りつけるのを生業とする連中だ。そんなことが商売になると知り、さっそくビデオカメラと無線傍受器を手に入れると、見よう見まねでナイトクローラーとしての活動を開始するルイスだったが…。(allcinemaより抜粋)
他人(ヒト)の<破滅>の瞬間に、
カメラを持って現れる――
-感想-
~してくれませんか?が人にものを頼む時の態度だろ普通は。
~してやってもいいぜ、だからなこいつは。
誰に対しても常に上から目線が腹立つ。
金の成る木はねぇか~と夜道車を走らせていたコソ泥一人。
偶然事故現場を通り掛り、スクープ映像を狙い局に録画テープを売り付けるパパラッチを目撃。
ピッカーン閃いた!
これぞ俺の天職だぁ!!
安物のビデオカメラと無線傍受器を買い、研修生としてナビゲーター役の青年も雇い(ほぼタダ働き)、同業者の誰よりも現場に駆け付け過激なスクープ映像を次々と撮り、手を組んだTV局に売り付けて徐々にリッチな生活を手に入れていく。
時にはライバル同業者に先を越されて地団太踏む事もあったが、そんな場合はそいつの車に細工をして事故を起こさせて、バッチリ死に掛けの顔をカメラで撮って仕返ししてやったぜ!!
っしゃ!いよいよこれからが俺の本気のターンだ!
狙ってやんよ、大スクープをな!!
現場まで向かうのに車を猛スピードで毎回走らせているけれど、スピード違反で捕まらないのが不思議でならねぇ。
パトロールしている警官いねぇのかよ。
まぁいいや。
んで、こいつ成り上がる前からイカサマ的な汚い手を使いまくっていたが(そういう事に関しては頭が相当に切れるんだろうな)、それが本領発揮されるのが後半での麻薬絡みの大富豪殺人事件。
計算し尽くされた犯人逃亡から犯人射殺までの全ての撮影経緯を観て、こいつは屑の上を行く超絶屑野郎だわ、と断言。
図に乗ったこいつの鼻っ面を誰か圧し折ってギャフンと言わせてくれねぇかなぁ。
そんなオチを期待抱いて待ってたんだけど、ふんぞり返ったままで終わっちまった。
なんだろうこのモヤモヤ感は。
この気持ち、何かの映画でも味わった記憶が・・・。
あ~あれだ、『ゴーン・ガール』を鑑賞したあの時と一緒だわ。
私はね腹黒い人間が天罰も受けずにのほほん生き続ける映画、大嫌いなんよ。
この映画もそういう意味では正に屑が肩で風を切りながら歩く姿を映したサクセスストーリーだったもんで、あのニヤニヤした面を見る度に反吐が出る程の苛々さだけが積もり、素直に面白かったとは思えない稀な一人となってしまいました。
絶賛の嵐が吹きまくっている中で悪いが、あいつもこいつも金と視聴率の為に横暴的な手段を取る行為に人としての道徳が欠けているのもあってか、ムカつき度もMAX。
けども、悔しいかな、仮にもし私がこいつと同じパパラッチになったとしたら似た様な行動を起こすんだろうなぁと、その辺の自分の性格に嘘は付けない所を記事の最後に付け加えておきつつも、それでもやっぱり爽快さ痛快さが得られないまま嫌な余韻に浸った気持ちで観終えた事を優先して、駄作認定。
別にいいだろ、一人くらい私みたいな感想や評価を持つ映画ファンがいてもよ。
評価:☆(但し目を一時も離させないストーリー構成の巧さはある)
16/02/11DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2016-02-03
メーカー:カルチュア・パブリッシャーズ
オフィシャル・サイト(日本語)
わたしは劇場で見たのですが、見終わるとすごく気分が悪かったです。ただ映画的にはとても上手くできていたかなと思います。
特に衝撃的な写真や動画を求める人間も数多くいるからこそ、こんな屑野郎が高額の報酬を得るのでしょうね。
コメント&TBありがとうございます。
いえいえ、そんな謝らないで下さい。
なんか私の方こそ申し訳ないです、このような評価になってしまって^^;
ただ、仰るように映画としての出来は優れているとは思いました。
そこは評価出来るのですが、どうにも主人公が好きになれないってのが私にとっての大きなマイナスポイントになっちゃった感じです。
確かに視聴者は刺激的な報道を求めますからね。
これ位図太くやっていかないとパパラッチという仕事は成功しないのかもしれません。
確かに、よく出来てるけどキブン悪くなってどうにも好きになれないとか、生理的に受け付けないとか、
そういう作品ありますよね。
「ゴーン・ガール」もそうだったんですね。(^^;
自分の場合は、今思いつくのでは「オールド・ボーイ」かなあ・・。
これは私はそこまではなかったので興味深く見られたんだけど、
実生活では、パパラッチも無責任報道するヤツも勿論イライラしますよ~。
(くだらない噂話レベルの雑誌に「女性」とついてるのにすらイラッとします・・毎日イライラし過ぎ・・笑)
次は爽快な作品に当たりますように~(≧∇≦)
いやいや、爽快感が無くって当然と思いますよ。この作品。
ジェイク・ギレンホール扮するルイスがその怪演で異常性を的確に伝えてくれたけれど、煽る(つまりその成果物を買う)情報発信者もかなり品性下劣だと思います。
コメントありがとうございます。
多くの映画を観ていると仰るように、自分には合わないなぁという作品に出会ってしまうのも確かです。
これもそうですが、「ゴーン・ガール」もダメでした。
どちらも評価高いですが、ゲスが何も罰を受けずに平気で暮らして終わるってのが非常に腹が立って、気分が悪くなりましたよ。
元々私はマスコミ嫌いなので尚更この作品は好きになれなかったのかもしれませんね~。
この映画の後に観た作品が非常に面白かったので、今はもう気分は晴れ晴れとしておりますよ^^
コメントありがとうございます。
ラストには胸がスカッとするような爽快感的なものが用意されているのかと期待してしまいましたが・・・。
撮る人間もそれを流す人間も手段を選ばないってのは、マスコミの暗部を的確にそしてブラックに映画として観客に対して知らしめる事で、まともな感情ではやってはいけないんだよというのを監督は伝えたかったのかもしれませんね。
>私はね腹黒い人間が天罰も受けずにのほほん生き続ける映画、大嫌いなんよ。
わたしも基本そうです。
ただこれはもうジェイクの演技に引き込まれちゃったっていうか。
あまりに清々しいクズっぷりだったので、逆にこれはこれでよし!となってしまいました(笑)
コメント&TBありがとうございます。
屑にも色んなタイプがありますが、ちょっとこの作品の主人公は苦手な方の屑でした。
確かにここまで狂気の塊な主人公を堂々と演じたジェイクの演技力には見事さを覚えますね。
清々しいまでの屑っぷりという言葉は的を得ていますが、逆に屑過ぎるが故に痛い目に遭って欲しいという願望が大きく生まれちゃったせいか、それが叶わなかったのが残念無念でありました。
おお、何時に無く低評価ですね!
分かります、分かります。
それだけ気分が悪くなったと言うことですよね。
私もねぇ、最後の最後でしっぺ返しを喰らうのかと思い今か今かと待っていたのですヨ。
あのラストにはある意味驚愕でした…!
ギレンホールの演技や演出は素晴らしかったですね。
そして、人を不愉快にさせる、奈落の底に落とす程にどよよーんとした気分にさせるのも見事でありました。
それにしてもモヤモヤ感が残る映画でした。
近年ではモヤモヤ大賞の一位かも知れません~~
コメントありがとうございますぅ。
はい、最低評価です
いや、正直迷ったんですよ。
内容そのものは凄く引き込まれましたから。
なので、★4つは付けたい気持ちと、いやいや主人公が屑過ぎるだろうという気持ちを天秤に掛けた結果、後者が勝ってしまいました(笑)。
ジェイクの侠気に満ちた演技は絶賛に値すると思います。
私を完全に苛立たせたのですから、それ相当に素晴らしかったのは確かなのですが、だから余計にその腹立たしさを解消して欲しくて、ギャフンと言わせてくれるようなラストを待ち望んでいる自分が居たんですよねぇ。
それが無いままでの終わり方だったので、苛立ちが更に加速しちゃって、許せねぇ!!という怒りだけが残っちゃった感じです。
「ゴーンガール」で味わった感情をまさかこの映画でも体験してしまうとは。
いやもう、内容じゃなくて主人公がムリっす