PREY
2022年
アメリカ
99分
アクション/アドベンチャー/SF
劇場未公開
監督:
ダン・トラクテンバーグ
原案:
ダン・トラクテンバーグ
出演:
アンバー・ミッドサンダー
ダコタ・ビーヴァーズ
デイン・ディリーグロ
ミシェル・スラッシュ
ジュリアン・ブラック・アンテロープ
ストーミー・キップ
マイク・パターソン
<ストーリー>
300年前のアメリカを舞台に、ネイティブアメリカン最強の部族に生まれ育ち、自身も戦士である女性ナルが、宇宙から飛来した高度な科学技術を有する危険な戦士プレデターを相手に、壮絶な戦いを繰り広げる。
―感想―
今作の可愛い女優図鑑
女戦士ナルちゃん♡
ほら「可愛い子には旅をさせよ」て言うじゃない、それを監督は実現させてくれた感じやね(ほんまか?)
「兄が上手くやれて、私には出来ないはずがない。私でも絶対出来る!!」
部族にも親にも、そして兄からも認めて貰う為に、ナルちゃんは”最強”の女戦士を目指して愛犬と共に狩りの旅に出かけるのですよ。
で、その道中で、趣旨は違えども同じく一丁前の戦士になるべく、宇宙から飛来したプレデターが狩りをしている現場に出くわすのよね。
構図としては
「狩る者VS.狩る者」
といった具合で、これまでのプレデターシリーズには無かったもの。
どちらが狩人として一枚上手か勝負よ!!
舞台が300年前なので、幾ら部族の戦士と言えども武器は弓矢とか投げ紐付きの斧とかの決して現代的な物ではないから、プレデターはプラズマキャノン連射してたら圧勝じゃねえの?と思っていたのだが、プレデター側もその時代に沿った戦闘具となっていた。
マスクも何時ものフルフェイス型ではなく、簡単にカポッと顔に装着できるタイプてのも、戦いの勝敗に左右される形になってました。
プレデターの武器の特性を理解して、ナルちゃんがマスクを奪い、逆に利用する感じで攻撃をお見舞いするクライマックスバトルに、頭賢いな!と感心しちゃったわ。
2人の闘いの間に白人集団が割り込み、旧式の銃で対抗するが、弾を詰める過程に時間が掛かり面倒臭く、又銃そのものの威力も決して高いとは言えない代物なので(シールドを張れば楽に弾ける)、プレデターにとってはまるで脅威とはなっていないのも、束になってかかるも圧倒的に殺られるという意味では、力の差を見せつけられた様で楽しい。
そんな猛者デターに、どういう風に立ち振る舞い、勝利を手にするのか。
可愛さだけじゃない、知恵と勇気を振り絞ってのナルちゃんにとっては女戦士としての意地を、仲間の仇と部族、土地を守り抜く上での決意をひしひしと、絶対に後ろには引かない姿勢でもって示してくれる所が最大の見せ場となっていた。
『プレデター2』にて勝利した刑事(ダニー・グローヴァー)に戦士の証としてプレデターの長から手渡される古代の銃が、本作のラストで登場するのはシリーズファンとしてはニンマリさせられる演出である。
そう言えば「血が出るのなら殺せる」という『プレデター』でダッチ(シュワルツェネッガー)が言った台詞も出てきましたね。
ナルちゃんの最高の相棒でもある愛犬が滅茶苦茶有能なのも、犬好きな人ならば見過ごす事は出来ないでしょう。
評価:★★★☆
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