銀幕大帝α

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NOPE/ノープ

2023年01月11日 21時14分19秒 | 洋画サスペンス

NOPE

2022年

アメリカ

131分

SF/サスペンス

劇場公開(2022/08/26)

監督:
ジョーダン・ピール

『アス』
製作:
ジョーダン・ピール
脚本:
ジョーダン・ピール

出演:
ダニエル・カルーヤ・・・OJ・ヘイウッド
キキ・パーマー・・・エメラルド・ヘイウッド
スティーヴン・ユァン・・・リッキー・“ジュープ”・パク
マイケル・ウィンコット・・・アントレス・ホルスト
ブランドン・ペレア・・・エンジェル・トーレス
キース・デヴィッド・・・オーティス・ヘイウッド・シニア
ドナ・ミルズ・・・ボニー・クレイトン

<ストーリー>

落下した飛行機部品の衝突で父を亡くしたOJは、事故の際に一瞬目にした飛行物体を忘れられずにいた。妹・エメラルドはこの飛行物体を撮影しようとするが…。

最悪の奇跡が起こる。

―感想―

正直、前置きすっげえ長いんだけど、一応本筋に繋がる伏線とかが描かれているから流し見は厳禁かなと。

猿の件(『ウォーキングデッド』のグレンことスティーヴン・ユァンが演じた男が幼少期に体験したトラウマ級の事件)も「目を合わせたら」といったヒントにもなってたしね。

その猿、えらい芸達者やな!て演技に驚いたんだけど、なんだ人間が演じてたのか(笑)。

まあ普通に考えて、あそこまで猿がちゃんと演技する訳ないわな。

モーションキャプチャーだと直ぐに分からなかった俺が甘ちゃんなのか、そう分からせなかったスタッフが上手いと捉えるべきなのか。

クライマックスは怒涛の展開を見せてくれて、ここは面白い。

劇画アニメ『AKIRA』にて初披露されたバイクスライドもオマージュという形で登場。

あのUFOに人が食われる描写も『AKIRA』での怪物化した鉄雄の体に取り込まれるシーンを真似たのかなあ。

手動のカメラ持参で参戦したおっさんが、感情高ぶり暴走するという欲に駆られたバカに有り勝ちな自滅とか見所の多い終盤での一番目を見張らされるのがUFOのデザイン。

最早これ自体が宇宙人だろとしか思えない様な、ある意味斬新で神秘的でもある、これまでになかった風変わりな造りで引き込まれてしまった。

「見る」と吸い込まれて食われる。

そりゃあ人間なら誰もが「なんじゃありゃ!」て見た事が無い物体が目に入ったらじっと見つめるのが当然。

この人間が持つ特有な心理を本作でのUFOの特徴として活かしているのはアイデア勝利とも言える。

逆にその特徴を利用して、主役の兄妹が見事にやっつける形勢逆転ハイライトシーンには、綺麗に爆発する映像と心地良い効果音が合い重なって俺まで感情高ぶっちゃったよ。

尺的に2時間超えるし、前述したように前置きが長いので、話の経過がまどろっこしく感じるかもしれないが、そこはグッと我慢すれば終盤で「どえらいもの見せられた」事に対する満足は得られるでしょう。

余談だが、レンタル版にも付いていた特典映像「NGシーン集」にて、馬のラッキーが本番で糞を垂れ流し、小便を大量に放水させ共演者が啞然とした顔でそれを見つめるNGシーンに俺は爆笑。

評価:★★★☆

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