銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

バニシング・ポイント

2010年09月28日 02時24分02秒 | 洋画アクション
VANISHING POINT/71年/米/99分/劇場公開
監督:リチャード・C・サラフィアン
出演:バリー・ニューマン、クリーヴォン・リトル、ディーン・ジャガー、ポール・コスロ

<ストーリー>
デンバーからシスコ間を15時間で走る賭けをした陸送屋のコワルスキーが、限られた時間の中、時速200キロで爆走する。
<感想>
2発目はタランティーノが前項作品と同じく愛して止まないカー・アクション映画。

こちらは出てくるのはダッジ・チャレンジャー1台のみで、搭乗者も一人だけ。
共通点は元カー・レーサーという点。

なんでも時速250キロは出るらしく、スピード感は上をいきます。
クラッシュ・シーンも多く派手さでも上。

運転者コワルスキーがたった1人の主人公なので孤独感といったものも感じ取れるが、彼が世間からヒーローとして持て囃された為に、行きつく先の“自由”には半端無い悲壮感、達成感、解放感が満ち溢れていました。

ガソリンスタンドの女、蛇取りのオヤジ、ジャンキー・バイカー、ゲイの強盗2人組。
コワルスキーが各地域で出会う独特なキャラクター達には、長い逃避行の合間に訪れる軽い栄養剤的な要素で味わい深いものがありましたが、全裸でバイクを乗り回すパツ金女に至っては、彼にとっても鑑賞者である私にとっても、疲れた目を休ませる素晴らしい一時でありました。
いや、ホント。
でも何で全裸なんだ?
意味分かんない。
ヤクで頭がイカれているんだろう。
うん、そういう事にしとこ。
何だっていいよ、我々男性諸君に癒しの時間を与えてくれたんだからさ!ニヤッ

私の結論からして、運転に自信があるだけの普通の男が、ラジオDJの一声によりヒーローに仕立て上げられた事で、間違った方向へ導かれてしまった悲劇の映画でしょうね、これは。

評価:★★★☆
10/09/27DVD鑑賞
カー・アクション 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン DVD旧作
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
レンタル開始日:2003-11-07

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー

2010年09月28日 01時34分05秒 | 洋画アクション
DIRTY MARY, CRAZY LARRY/74年/米/94分/劇場公開
監督:ジョン・ハフ
出演:ピーター・フォンダ、スーザン・ジョージ、アダム・ロアーク、ヴィク・モロー

<ストーリー>
カーレーサーのラリーは車を手に入れるため仲間と大金を強奪し逃走。対する警察は凄腕の警官・フランクリンを投入。パトカーやヘリコプターによる追跡劇が展開する。
<感想>
DVD再発を記念して、というより何となくカー・アクションを観たくなったので、どうせ観るならと、思いっきり古いもので攻めてみました。

一発目は、70年代カー・アクションの傑作とも言われている本作。
愛しのスーザン・ジョージ『わらの犬』で私のハートを射止めた女性)が出ている点で観る前からテンション上がってました。

出てくる車はシボレーダッジ・チャージャー!!
この2台が乗り換えを挟みながら、猛スピードで走りまくるんだから興奮も徐々に上昇。

運転者ラリーと整備&警察無線盗聴担当ディーク、そしてアバズレ女メリーが、逃走中とは思えないワイワイとした雰囲気で夢に向かって突き進む。

楽しそうやな~。
悪い事をしているのにメッチャ能天気な3人。

いや、ディークは頭良さそうやね。
強盗計画も全部彼が考えたっぽいもん。

それに比べラリーとメリーのバカっぽさと言ったら(笑)。

だからかな。
ディークの存在が薄く感じてしまうのは。

3人の物語だけれど、題名にもなっているように、ラリーとメリーを前面に押し出して描いてるのが良く分かる。
3人全員がディークみたいな人間だったら硬い映画になっちゃうよ。
終始頭が軽そうなラリーが運転をしてメリーが横でチャチャを入れながらはしゃいでいる。
只猛スピードで走っているだけなのに、画が賑やかだから、物凄く楽しく感じちゃうんだよなぁ。

もう少し追いかけられているといった緊張感も欲しかった気もするけれど、特筆すべきは映画の楽しい空気に飲まれている矢先に訪れる、いかにもニューシネマ的なエンディング。

「俺たちはもう自由だぜぃ!!」

・・・世の中そんなに甘くは無い・・・TheEnd

唐突過ぎて嫌な余韻が良い意味で泣けてくる。

評価:★★★
10/09/27DVD鑑賞
カー・アクション ピーター・フォンダ 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン DVD旧作
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
レンタル開始日:2009-10-02

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD

2010年09月26日 02時28分58秒 | アニメ(国内)
10年/日本/各話約20分/TVアニメ
監督:荒木哲郎
声の出演:諏訪部順一、井上麻里奈、沢城みゆき、喜多村英梨、檜山修之

<ストーリー>
人を喰らう生ける屍=‘奴ら’の脅威と、生存者同士の争いを描く。
<感想>
今、自分が集めている漫画は「聖痕のクェイサー」と「BLACK LAGOON」とそしてこの「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」。

ゾンビものは漫画であろうとも外せない。
けど、絵柄によっては好みもあるだろう。
美少女系で、しかもキャラ画も自分好みなこの漫画は1巻読んだ時に「続巻も買う!」と即決め。

最近チラッとサンテレビでアニメを観たんだけれど、「あ、アニメもアリやね」と思い、レンタル版最新1巻を迷わず借りました。

保健の先生のボインボイン音はどうかと思うが(笑)、声優にも問題無く、きちんとパンチラも描かれているので満足。
漫画に忠実で最低限必要なもの(それは勿論パンチラ)は描いてくれないとファンとしては困る。

単行本を読んでいるのでストーリーは知っているけれど、やっぱり動く方が面白い。
私は読むのが苦手なので、こういうアニメ化には大賛成です。

好きな漫画をアニメにしてくれるとやっぱり嬉しいし、尚且つ手抜き無く描いてくれると、今後の鑑賞意欲を強めてくれます。

只、個人的に惜しいのはテーマ曲が今一ピンとこないんだわ。
もうちょっとオープニングから乗せられる様なカッコいい曲を使用して欲しかったな~。

とりあえず1巻2話観た所では不満はそれだけだったし、題材が「セーラー服とゾンビ」なんで次巻も首を長くして待ってますよん。

オフィシャル・サイト

評価:★★★
10/09/25DVD鑑賞
ホラー・アクション・アニメ 佐藤大輔 佐藤ショウジ 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD マッドハウス ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント DVD新作
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
レンタル開始日:2010-09-22
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

切り株画像(映画『ワナオトコ』より収集対象者以外は皆殺し)

2010年09月26日 01時50分24秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】
罠・罠・罠

触れる物は全部罠

ワナオトコは切り株コレクションも大好きなんじゃい!!
人を殺すって最高だよね♪

1枚目

邸宅の主は逆さ吊。
掻っ捌いた腹から腸が流れ落ちて、素敵な死体コレクションⅠの出来上がり♪

2枚目

どんっと押されて床一面に置かれた罠に腕が!足が!そして顔がぁああああ!!
無関係なボーイフレンドによる死体コレクションⅡの出来上がり♪

3枚目

ガールフレンドは「駄目だ!」という忠告も聞かず、
置かれていたハサミを手に持った瞬間トラップ作動で、
映写スクリーンにぶっ飛んで死体コレクションⅢの出来上がり♪

4枚目

うるさいものにはふたをしろ。
ぎゃーぎゃー騒ぐ女の口にはこうしちゃる!
コレクションⅣ、完璧な出来具合にワシ満足じゃい♪
切り株度

レヴュー『ワナオトコ』
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ
にほんブログ村


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワナオトコ

2010年09月26日 01時16分38秒 | 洋画ホラー
THE COLLECTOR/09年/米/89分/劇場未公開
監督:マーカス・ダンスタン
出演:ジョシュ・スチュワート、マイケル・ライリー・バーク、アンドレア・ロス

<ストーリー>
金庫破りのため邸宅に侵入した男が、人間収集を目的とする男の残虐な罠にはまる。
<感想>
なるほどな~。
似てるなぁ~って観てて思ったんだけれど、『ソウ』シリーズの脚本家が監督してたんやね。
だからまんま『ソウ』なんだ。

ストーリー性を排除したトラップ満載のもう一つの『ソウ』だと思ってくれればOKです。

兎にも角にも家中にアイデアを駆使したとんでもトラップが仕掛けられているので、かなりドキドキさせられます。
一歩歩く度にピアノ線に引っ掛かるので、動くのも一苦労。
仕掛けた本人は罠を把握しているから、先回りが早い。
しかもセックス中カップルを息を潜めて見つめる(覆面しているが多分ニヤニヤしている)余裕さえありますからな。

いかにトラップを掻い潜って幼き少女を助け、屋外に逃げるか

に勝負が懸かるんだろうけど、そんじゃそこらに「暇人か!」並みの物凄い数のトラップはあるわ、住人や見ず知らずのおっさんが監禁されているので助けようとするわ、ほっとけばいいのに思わず見付けちゃった少女を救う為にわざわざ再び屋内に戻るわで、当初の目的は二の次に必至こいている裏稼業“空き巣”の主人公の頑張りには感心するけれど、彼の必死さがあっての盛り上がりでもあったので、ラストの善行が仇になる所では「御苦労さん」と賛辞を贈ってあげようじゃないですか。

ジグソウの「ゲームオーバー」じゃないけれど、そんな感じの終わり方からしても、本編では『ソウ』の不快さ、痛さ、惨さ、非道さだけを寄せ集めた不気味なスリルを体感出来るので、『ソウ』シリーズのファンは観ても損はなし。

トラップ・ホラー好きにはもってこいの残虐映画。
おもろいで!!

評価:★★★☆
10/09/24DVD鑑賞
ホラー・アクション SHV松竹ホームビデオ R-18 DVD新作
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2010-09-23

関連作:
『ワナオトコ(2009)』(第1作)
『パーフェクト・トラップ(2012)』(第2作)
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする