銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

技術者たち

2017年02月16日 12時57分09秒 | 韓国アクション
THE CON ARTISTS
2014年
韓国
116分
アクション/犯罪
劇場公開(2015/11/28)



監督:
キム・ホンソン
出演:
キム・ウビンジヒョク
イ・ヒョヌジョンベ
コ・チャンソクグイン
キム・ヨンチョルチョ社長
チョ・ユニウナ



<ストーリー>
金庫破りで詐欺師のジヒョク、最適な人材を見つけるグイン、天才ハッカー・ジョンベは手を組んで宝石店を襲い、一夜にして有名になる。そんな彼らに、財界の大物が目を付け…。

最強の犯罪ドリームチームが挑む、かつてない壮大な強奪計画

制限時間40分
標的1500億ウォン
さぁ ビジネスの始まりだ!


-感想-

今更だけど黒バックに白文字タイトル。
韓国映画あるある。
9割方これだけど、そういう風にしなければいけない決まりみたいなのがあるんかな?

他人を欺くなら先ず味方を欺くべし、てか。
ジヒョクが誰よりも一枚上手だったてことやね。
流石リーダーだけあって見事なまでの先見の明を持ち合わせておりますわ。

彼が偽札造りをしているシーンで「これが失敗にも成功にも繋がる」と何やら意味深な言葉を残していたが、あれが大きなポイント。
結果的には人の目を騙す紙切れにもなったし、ちゃんとした本物にも変化していた。
なるほどな、そういう使い勝手があの一見未完成な偽札からは出来たんだと感心はさせられた。

どんな状況でも常に落ち着いていて堂々たる態度を見せるジヒョク。
それも全て計算尽くされた独自の作戦が秘密裏に進行していた為であって、大仕事する際には準備を糸屑一つ落とさぬ程に怠らず、仲間を上手に使いこなしながら一つ一つの作業を丁寧に達成させ、最後は大勝利。
悪は成敗、刑事はお手柄、ジヒョク達は大金持ち。
気持ち良い位の逆転クライマックスでした。

車を用いたアクションを撮らせると一気に派手となるのは韓国映画のお約束。
徹底的にクラッシュさせていく様に爽快感以上のものが味わえる。
ここのシーンは目が覚める程だが、そこまでは割りと静か目。
静の部分が多く、動の部分が少ないので若干寝落ちしそうになったけれども、物語に含ませた観客をも巻き込む騙し合いのアイデアは秀逸だった。

評価:★★★
17/02/16DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2016-06-03
メーカー:クロックワークス

オフィシャル・サイト(日本語)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダーク・ハーフ

2017年02月15日 18時23分04秒 | 洋画ホラー
THE DARK HALF
1993年
アメリカ
122分
ホラー
劇場未公開



監督:
ジョージ・A・ロメロ
製作総指揮:
ジョージ・A・ロメロ
原作:
スティーヴン・キング
脚本:
ジョージ・A・ロメロ
出演:
ティモシー・ハットン
エイミー・マディガン
マイケル・ルーカー
ジュリー・ハリス
ロバート・ジョイ
ケント・ブロードハースト
ベス・グラント
ルターニャ・アルダ
トム・マーデロシアン
グレン・コレリダー
チェルシー・フィールド
ローヤル・ダーノ
クリスティーン・フォレスト




<ストーリー>
売れない作家・ボーモントは、生活のためにジョージ・スタークという別ペンネームでバイオレンス小説を執筆していた。だが、彼はある男に脅迫され…。

-感想-

93年の作品にしては映像が鮮明。
そりゃそうだ、新たに出たHDニューマスター版を借りたのだから。

創造した者が実体化し、分身となる主人公を脅かす。
冒頭、脳の腫瘍が見つかり、手術中に本来なら生まれてくるはずだった双子が未完成の形として収まっているのが分かる。
この発見と手術中の執刀シーンはまるで手塚先生の「ブラック・ジャック」を彷彿させる様。

要するに作家の主人公が創造した人物が埋葬された双子の骸を借り、この世に誕生したという事になるのだが、そんな有り得ない話を警察が信じるはずもなく。
次々に殺人事件が起きるが、指紋等の証拠から主人公が思い切り疑われてしまう。

一応主人公の訴えを聞き入れ、電話に逆探知を仕掛けたりするも、疑いは全く晴れず挙句には共犯者が居るのではないかと事態はどんどんと深刻化。

主人公が執筆しなければ体が腐り果ててしまう恐れを抱き、殺人を犯す事で脅迫=執筆を促す方向へと強制的に進めようとするも、そうは簡単にはいかず、終いには家族を拉致して自分の下へと誘き寄せ、銃をチラつかせながらさっさと書け!と焦らせる手段に出る。

最終的にどう決着をつけるのか、そこが注目ポイントになるのだが、キーとなるのは主人公居る所にスズメ現れるで、地獄への使者という重要な務めを果たすのが、無数に飛び回るスズメの大群。
これもヒッチコックの『鳥』を思い浮かばせる程のパニック描写となっており、家中が飛び込んできたスズメに覆われる様は圧巻だった。

ロメロ監督の手腕というか、ロメロらしさが垣間見れる映像がここでのスズメ襲撃シーン。

口ばしで人肉を突き、剥ぎ取り、徐々に骨化させていく辺りはロメロホラーの真骨頂。

最後は人の原型がなくなり骸骨となり、そのまま地獄の入り口へとスズメの群れが空を舞い連れて行く。
ダークホラー的な映像で思わず魅入ってしまう美しきラストシーン。
そのままエンドロールに突入する潔さも又、古き良き作品としての魅力。

キングの世界観、ロメロの持つ特有のホラー演出。
この2要素が上手く噛み合わさった事により、恐怖さの中にもストーリーの面白さも在りで、未公開作品でありながらも見応え抜群な傑作へと仕上がっていた。
個人的にはロメロファンにもキングファンにも観て欲しいオススメ作品。

評価:★★★★
17/02/15DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へにほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2016-10-04
メーカー:合同会社是空

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

侵入者 消された叫び声

2017年02月14日 21時02分15秒 | 洋画サスペンス
THE INTRUDERS
2015年
カナダ
92分
サスペンス
劇場未公開



監督:
アダム・マッシー
出演:
ミランダ・コスグローヴ
ドナル・ローグ
オースティン・バトラー
トム・サイズモア
ジェネッサ・グラント




<ストーリー>
精神を病んでしまった母の自殺によって心を閉ざしてしまったローズ。環境を変えるために父と雪深い田舎町に引っ越しするが、その屋敷で次々と怪奇現象を目撃し、「この家には何かある」と訴える。

-感想-

この家には私とパパ以外の誰かがいる・・・。
間違いなく気配を感じる・・・。
そして・・・見た!!

キャーーーーー!て叫んでから逃げるの早すぎ。
もう少し観察しようよ。
まあ襲われるかもしれないという危険性はあるけれども。
風格とか性別とかさ、ちゃんと確認してからパパに告げればいいのに「誰かいた」としか言わないから、そりゃパパさんも信じられないものもあるでしょう。
ましてや娘は精神疾患ですしね。
妄想か幻覚だろうと軽く受け流されちゃうのも仕方なし。

真っ先に娘が疑うのが怪しげな親父が居る隣人。
大概こういうのは勘違いだったパターン。
私は内装工事に来ていた青年をかなり疑ったんだけど、これもフェイントだった。
仲良くなった隣人の娘が行方不明に。
「家に帰ってこない」と怪しさが晴れた親父が相談に来て、主人公は益々不安に陥る。
パパは仕事で忙しく余り家には居ないてのも寄り不安を広げてくる。

自分達が引っ越してくる前にこの家ではちょっとした事件があった事、そして家の見取り図で隠し部屋がある事を知った主人公は止せば良いのにたった一人で隠し部屋へと行き、秘密を探ろうとする。
そこは彼氏となった内装工事の青年を助っ人として呼ぶべきでしょうよ。

見付けた隠し部屋にて発見した犯行の一部始終を映し残したビデオカメラ。
怯えながら内容を観ていると、不意に背後から!!!!

「よう!」
「ウッギャー!!!」
「黙れ!黙らないと傷つけちゃうぞ!黙ってそこにあるドレスに着替えろ!!」

頭がイカれた男、満を持して登場である。
どうやって飲食物を調達してここで長年生活していたのか謎ではあるが、陰から何時も主人公の行動を眺めていたんだろうなと予測出来、相当なキチガイ君である事は言動全てからして確信。
一方的に君可愛いね、君が好きなんだとかもうキモいよお前。

震える体に気持ち悪く触ってくるのを黙って許すはずもなく、主人公決死の反撃開始。
だがしかし力の弱い女性がそう易々と太刀打ちできるはずもなく。

隠し部屋に侵入する前にパパの携帯電話にメッセージを残していた事で、それに偶然気付いたパパは慌てて仕事場から帰宅する用意をするのだが、気付くの遅すぎでその間、娘とキチガイは家の中で死闘を繰り広げ、と中々スリリングな展開。

隣人の娘が生きた状態で監禁されているのを見付け、絶対に助け出すからと約束するもキチガイはゆっくりと迫って来る。
ピンチ状況に思い切り加勢してくれそうなパパは何時になったら帰ってくるんだ、とか終盤は適度に緊張感を持って楽しく観れた。
彼氏は悩みの相談相手としての役割は果たしており主人公にとっては束の間の心の休まりが出来ただろうけど、肝心な所で出番もないのでどっちかつうと役立たず笑。
積極的に彼を頼らない主人公も悪いだろうけども。

評価:★★★☆
17/02/14DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2015-12-02
メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネイバーズ2

2017年02月13日 20時37分15秒 | 洋画コメディ
NEIGHBORS 2: SORORITY RISING
2016年
アメリカ
92分
コメディ
R-15
劇場未公開



監督:
ニコラス・ストーラー
製作:
セス・ローゲン
脚本:
ニコラス・ストーラー
セス・ローゲン

出演:
セス・ローゲンマック
ザック・エフロンテディ
ローズ・バーンケリー
クロエ・グレース・モレッツシェルビー
デイヴ・フランコピート
アイク・バリンホルツジミー



<ストーリー>
隣人トラブルが解決し、平穏な生活を取り戻したマックとケリーの隣家に女子大生・シェルビーが引っ越して来る。友人と毎晩パーティー三昧の彼女にマックは戦いを挑むが…。

-感想-

月初めに鑑賞した『ネイバーズ』とは接点も何もない赤の他人の『ネイバーズ』。
お下劣コメディでやんす。
1作目観てないけど借りた理由は単純。
クロエたんが出演しているから、只それだけ。

冒頭が顔面ゲロ発射。
中盤に玉金袋ぶ~らぶら。
赤ん坊の遊び道具が大人の玩具。
アカン。
これは間違いなく私好みの作品じゃない!!

けど何とか頑張った。
クロエたん観れるなら我慢するもん!

プライドを賭けた隣人戦争喜劇て事で、かなり騒々しい内容。
静かに事が進んでいるシーンが殆ど無い位に騒がしい。
苦手とする下品コメディなので、終盤まではプッと吹き出す場面もなく、クロエたんの顔を淡々と眺めているのみだったが、ガレージに閉じ込められた男2人が脱出する為に車のエアバッグを使い換気扇目掛けて飛び移ろうとした一連のドタバタはゲラゲラ笑ってしまった。

吹っ飛び方がバカ過ぎて、ここのお笑いセンスは気に入ったよ。

慌しくキャラクターが動きまくるので退屈はしないと思うが、好みは分かれるだろうなぁ。
笑いの保証は出来ないけれど、ガヤガヤしっ放しの低レベルコメディを観てみたい方はどうぞ、て感じかな。
ま、私は色んな表情をキュートに見せてくれたクロエたんを満腹する位に堪能出来たので、その辺だけは満足。

今作のクロエたん図鑑

本作でのクロエたんも役的にはビッチ。
最近こういうの多いなぁ。
当分こういう路線でいくつもりなのかねぇ。

この表情、妙に好き。



映す角度にもよるけれど、やっぱ整った顔しているなと思うのよ。


お、ここの顔は可愛い!てなシーンが結構あった。

大胆なキスシーンにも挑戦。
但し、本編ではカット。
処女設定てのがまた良いよね。

んで、クロエたんの生足。
適度にムチムチッとしているのが最高ですわ。

今作の可愛い子役図鑑

大人の玩具が大好き!なステラちゃん。
決して手放さないので、色んな人から突っ込まれる度に両親は「これは日本のアニメの玩具なのよオホホホ」と誤魔化すが、それはちょっと無理があるだろう笑。

評価:★★☆
17/02/13DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2017-02-08
メーカー:NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社

関連作:
『ネイバーズ(2014)』(第1作)
『ネイバーズ2(2016)』(第2作)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デッド・オア・ラン

2017年02月12日 16時58分46秒 | 洋画サスペンス
TERM LIFE
2016年
アメリカ
93分
サスペンス/犯罪/ドラマ
劇場未公開




監督:
ピーター・ビリングスリー
製作:
ヴィンス・ヴォーン
出演:
ヴィンス・ヴォーンニック・バロー
ヘイリー・スタインフェルドキャサリン(ケイト)・バロー
ビル・パクストンキーナン刑事
ジョナサン・バンクスハーパー
マイク・エップスダリル
ジョン・ファヴロージミー
ウィリアム・レヴィアレハンドロ
タラジ・P・ヘンソンサマンサ
アナベス・ギッシュルーシー
テレンス・ハワード保安官



<ストーリー>
強盗に盗みの計画を売って生活していたニックだが、ある日客の男が強盗に入った直後に何者かに殺害されてしまう。その被害者とは麻薬連合のリーダー、ビクターの息子だった。計画を売った身としてビクターに命を狙われる事になるニックだが、ビクターはニックのみに留まらず、娘ケイトの命も狙っている事を知り、共に決死の逃避行を決意する・・・。

-感想-

糞つまらん、とまでは言わないがつまらん。
糞を付けなかっただけでも有難いと思って貰いたい(何故に上から目線?)。
というのもこれゲオ先行レンタル作品なので、先行するからには面白い箇所があるのかと期待するやん?
ところがどっこい、目新しさを感じられない在り来たりのサスペンスドラマでしかなく、魅力的な部分など何処にも見当たらない。
先行したくなる位に本作を気に入った理由を担当者から小一時間は問い詰めたい気持ちになってくる。

父親は殺しはしない犯罪者。
犯行する者にあれこれ助言だけをする小者アドバイザー。
ある事件を切っ掛けに悪徳警官と裏組織の両方から追われる立場となるのだが、妻とは離婚し疎遠状態だった娘も巻き込まれてしまう。
そこで父親は強引に娘を傍に置き、追っ手の目を避けるようにして隠れるのだが、その中で徐々に父娘の間に愛情が戻ってくる。

とまあ、何に焦点を当てたいのか展開すらも中途半端でして。
父からの教えを受けて娘が逞しく成長していくという過程を大事にしたかったのか、と終わり方を見ればそういう風にも捉えられるが、一応主人公であるはずの父が全部に片を付けるのではなく、独自のアイデアで一件落着に持ち込むのは娘だったてのには「なんじゃそりゃ」ですわ。

地味に始まる作品だが、終わり方も地味。
いや途中も地味なんだけどね。
派手なアクションがある訳でもなく、胸を熱くさせるような親子愛として纏め上げている訳でもなく、かと言ってスリルや緊張感を味わえる程の物語にもなっておらずの平凡な出来具合に開始30分足らずで「あ~こりゃあ絶対ハズレだわ」と不安に陥る可能性は極めて高し。
そしてその不安は的中してしまうのだから困ったもんだ。
無感情でボソッと「つまんね~」と呟く覚悟があるなら借りてみ。

評価:★★
17/02/12DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2017-02-08
メーカー:彩プロ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする