銀幕大帝α

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フリー・ファイヤー

2017年11月17日 11時38分29秒 | 洋画アクション
FREE FIRE
2016年
イギリス/フランス
90分
アクション/犯罪/コメディ
PG12
劇場公開(2017/04/29)



監督:
ベン・ウィートリー
『サイトシアーズ ~殺人者のための英国観光ガイド~』
製作総指揮:
マーティン・スコセッシ
脚本:
ベン・ウィートリー
編集:
ベン・ウィートリー
出演:
シャールト・コプリーヴァーノン
アーミー・ハマーオード
ブリー・ラーソンジャスティン
キリアン・マーフィクリス
ジャック・レイナーハリー
バボー・シーセイマーティン
エンゾ・シレンティバーニー
サム・ライリースティーヴォ
マイケル・スマイリーフランク
ノア・テイラーゴードン



<ストーリー>
とある倉庫に集まった2組のギャング。それは簡単な銃取引のはずだったが、ある揉めごとから交渉がこじれ、突如として壮絶な銃撃戦が勃発する。

交渉決裂!
乱闘勃発!


―感想―

演出力が高ければ幾らでも面白くなりそうな展開なのに、なんでこうなった?としか思えない代物。

銃取引の商談中に突然撃ち合いが始まる。
事の発端は前日にハリーの従妹をスティーヴォが殴った為。
この商談に2人が偶然に鉢合わせしてしまい言い合いになった結果キレたハリーが銃をぶっ放した事で、倉庫内にて銃撃戦が繰り広げられる訳だが、約70分間をこれ1本に絞ったアイデアまでは良い。

だがしかし、如何せん登場人物が多過ぎる。
一人のキャラクターの台詞が全て。

誰がどっち側の人間なのか訳が分からなくなるんだよな。

更に肝心の撃ち合いなのだが、これが本当に撃ち合っているだけ。
面白味が殆どない。
スローモーションを挟むとか奇抜なカメラワークを多用するとか、もっと気の利いた手があっただろうに、なんでこいつらは地べた這いずり回って、物陰に隠れて闇雲に淡々と撃っているだけなんだ?と同じ様なシーンの繰り返しみたいに感じてきて退屈になってくるし、退屈だと思い出すと眠くなってくるしで、本編の7割8割はアクションなのに、えらいダレてしまうのも珍しい。
というか、見せ方下手糞か!!
ガスボンベみたいなのが吹っ飛んでいく映像だけは凝っていたが、それ以外は言い方悪くすると糞アクション。
派手さが無ければ、高揚感も得られない、ラストも大したことの無いオチだし、娯楽アクションを見せて貰ったという達成感を微塵も抱かされないてのがこの作品の出来のマズさを物語っている。
ずっと銃撃戦なのに、ずっとつまらんて、期待して借りちゃった俺が悪いのか?いや監督、てめぇの才能の無さだよ自覚しろ。

どうやら私、この監督とは相性が悪いみたいだ。

評価:★★
17/11/17DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2017-11-15
メーカー:ポニーキャニオン

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チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~

2017年11月16日 13時14分26秒 | 洋画ホラー
CULT OF CHUCKY
2017年
アメリカ
91分
ホラー
劇場未公開




監督:
ドン・マンシーニ
『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』
出演:
フィオナ・ドゥーリフ
アレックス・ヴィンセント

声の出演:
ブラッド・ドゥーリフ



<ストーリー>
チャッキーとの闘いの後、病院に入院したニカ。だが、精神科医がセラピーでチャッキー人形を使い始め、窮地に陥ったニカはアンディと共に再びチャッキーに闘いを挑む。

―感想―

チャッキーて人生最大級に楽しんでいるよな(笑)。
こいつに深い悩みてものが無いんだろうよ。
思い立ったら即行動。
殺しも全力投球で謳歌しちゃってさ、その生き様が羨ましくさえ思えてしまう。

今回の見所は増殖するチャッキー。
そして、なんと殺人鬼の魂が初めて人間に宿る!!
流石に動きづらい人形ばっかりだと飽きてきたのか、やっぱ生身の体は最高だぜ!と迎えに来た恋人と共に新たな野望を抱えて精神病棟を後にする所で本編は終わる。
続編は『ナチュラル・ボーン・キラーズ』みたいな殺人ロードムービーになっちゃったりして。
隔離室に閉じ込められたままの状態で放置されるアンディの今後も気になる所。
ニカも憑依されたままになるのか。
登場人物ほぼ全員が豪快に殺されてしまう潔さを大きく残し、チャッキーによる殺人狂の旅はまだまだ続く。

これ、舞台が精神病院てのがいいよね。
チャッキーが殺したと説明しても、統合失調症の理由で無視。
だから真剣に事の重大さを理解していない先生や看護師は真実を知らないまま、又は知ってしまった瞬間に葬られるので、事件としては闇と化すか、ニカの仕業として片付けられてしまう。
直接対峙した事となるニカとアンディの活躍頼みになる訳だが、彼ら個人でどうにか出来る相手じゃないんだよなチャッキーて。
ある意味、厄介な相手ではあるだろうから、殺人鬼の魂自体を死に物狂いで束になって襲撃し消し去るしか安息の日は訪れないのだろうけども、そう簡単に殺られるチャッキーじゃなかろうし(人間以上にずる賢い)、下手したら私が還暦迎えてもまだやり合ってるんかいっ!てなりそうな長期のいたちごっこが延々と繰り広げられそうですわい。

評価:★★★
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レンタル開始日:2017-11-08
メーカー:NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社

関連作:
『チャイルド・プレイ(1988)』(シリーズ第1作)※★★★
『チャイルド・プレイ2(1990)』(シリーズ第2作)※★★★
『チャイルド・プレイ3(1991)』(シリーズ第3作)※★☆
『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁(1998)』(シリーズ第4作)※★★★☆
『チャイルド・プレイ/チャッキーの種(2004)』(シリーズ第5作)※★★☆
『チャイルド・プレイ/誕生の秘密(2013)』(シリーズ第6作)
『チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~(2017)』(シリーズ第7作)

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切り株画像はこちら

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切り株画像(映画『チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~』より、俺の顔を汚い足で踏むんじゃねぇ!!)

2017年11月16日 12時54分16秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】
圧縮酸素を手に取り何の躊躇もなく発射。

砕け散る天井ガラス。

その破片が首に命中しスパーン。

切り落とされた首はコロコロと転がりチャッキーの足元へ。

診察台の上には首なし遺体が美しく横たわる。

計算高い殺しの方法ですわw

殺人鬼の魂が憑依されたニカは糞ムカつく病院長の顔を足でエイエイ!と。

原形無き頭部へと化す。


アンディも黙っちゃいない。
こちらも憎きチャッキーの顔を思い切り踏みまくり。

人形の癖に内部は人間の構造と同じなものだからグロい。


これはアンディが拷問用に捕えている顔面半壊チャッキー。

首から下は無いのにやたらと態度はでかい。
エンドロール後にはアンディの後を引き継いだある人物がやってきて、こいつに拷問を開始する。
叫べ!喚け!命乞いしろぉ!!

切り株度(3/5)

レヴュー:『チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~』
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キル/オフ

2017年11月15日 13時15分16秒 | 洋画サスペンス
NEMESIS/SAM WAS HERE
フランス
75分
サスペンス/アクション
劇場未公開



監督:
クリストフ・デロー
脚本:
クリストフ・デロー
出演:
ラスティ・ジョイナー
シグリッド・ラ・シャペル
ローダ・ペル
ハッサン・ガレダリー




<ストーリー>
広大な砂漠地帯の田舎町にやって来た営業マン・サム。誰ひとりとして姿を見せない町の異様な雰囲気を不審に思い、町を去ろうとしたサムだったが、突如現れた仮面の警官から銃弾を浴びてしまう。

―感想―

雰囲気ばりばりホラーなんだが。
アクション映画と言うにはちょっと違う気がする。
まあサスペンスで落ち着かせるのが妥当か。

登場人物極端に少ない中、現れるのがハロウィンとかで被りそうな人型覆面の男3人。

なんでも主人公サムは殺人鬼扱いされているらしくラジオDJの呼びかけにより、この男達が殺しにかかってきているらしい。
勇ましく登場する割にはめっちゃ弱いけど。

何故自分が殺人の容疑者となっているのかサムにはさっぱり分からない。
じゃあ分からせてやるよと、ある部屋にサムを呼び入れたDJは様々な音声や映像をサムに見聞きさせる。

こいつが謎のDJなのだが、おいハゲ!てめえ何者だよ!!と詳細不明。
妻の言い分によれば夫(サム)は5年前に亡くなったとか。
映し出された映像にも少女を殺す姿がバッチリと。

それらを幾ら見聞きしても、サムは知らん!!俺は何もやっていない!の一点張りだったのだが、急に出てきた輩たちに捕まったサムはバスルームに入れられ液体掛けられて殺されてしまうのでありました。

はい、意味不明。
理解不能。

結局サムの身に何が起こったのか全く把握出来ないままで観終えてしまったんだが。
やたらと電話シーン(必ず留守電)が多かったのとか、空に赤い光?の線みたいなのが浮かんでいたのとか、その辺の描写がヒントみたいになってたんやろか。
サムはこの世に存在しない?
なんか宗教的な臭いも少なからず感じられるものの、考えるだけ時間の無駄なような気がしてきたので「わけわからんw」でいいやもう。

評価:★☆
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レンタル開始日:2017-09-02
メーカー:トランスワールドアソシエイツ

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この世界の片隅に

2017年11月14日 12時00分38秒 | アニメ(国内)
IN THIS CORNER OF THE WORLD
2016年
日本
129分
ドラマ/戦争
劇場公開(2016/11/12)



監督:
片渕須直
脚本:
片渕須直
主題歌:
コトリンゴ『悲しくてやりきれない』
声の出演:
のん北條(浦野)すず
細谷佳正北條周作
稲葉菜月黒村晴美
尾身美詞黒村径子
小野大輔水原哲
潘めぐみ浦野すみ
岩井七世白木リン
牛山茂北條円太郎
新谷真弓北條サン
小山剛志浦野十郎
津田真澄浦野キセノ
京田尚子森田イト
佐々木望小林の伯父
塩田朋子小林の伯母
瀬田ひろ美知多さん
たちばなことね刈谷さん
世弥きくよ堂本さん



<ストーリー>
戦時下の1944年2月。18歳のすずは、突然の縁談で軍港の街・呉へお嫁に行くことに。見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・周作の妻となったすずの日々が始まった。

昭和20年、広島・呉。
わたしは ここで 生きている。


―感想―

久々に胸にズンとくる衝撃的な戦争アニメだった。
思い出すのは『火垂るの墓』だが、あれ程重くはない。
だけど、淡々と戦時中の日常を描いている中でも何時空爆に遭うか分からない怖さ的なものをひしひしと感じながら観てしまう事は確か。
後半、頻繁に空襲警報が発令されるが、「もう飽きた」という言葉も当て嵌まるし「もうこんな目に遭うのは嫌だ」という心境も当て嵌まる。
全てひっくるめて「疲れた」の一言が一番しっくりくるかもしれない。

すずが可愛がっていたお義姉さんの子と共に右手を失うシーンのスケッチ調な映像手法は斬新。
様々な「痛み」を上手く強調させていると思う。
なので気が滅入るという意味でも記憶に残るシーンではあるだろう。

ある日、一瞬周りに閃光が走る。
紛れもなく米軍が落とした新型爆弾だ。
ゾクッとする瞬間でもあったそのシーンを挟み、日本は敗戦国となる。
ラジオ放送を聞き終えたすずは怒り泣き叫ぶ。
負けた事への辛さ悲しさ、自分は何も出来なかった事に対しての不甲斐なさ、色んな想いが重なり合った上での本音。
今の若者達にすずと同じ気持ちを抱く心気は持ち合わせているのだろうか。
おばさまたちと同じ様に「やれやれ」と口に出すのが本心かもしれない。
だが、敗戦宣言を聞き、焼け野原となった町を目にした時、今後の生活がどうなるのか、そういう不安を拭えないのは事実。
未来に希望はあるのか、この時は誰にも分からない。
それを打破するのが若者たちの力、主人公すずの前向きに歩む決意の強さでもある。
その上で忘れてはいけないのが、誰に対しても手を差し伸べる優しさと笑顔。
復興を目指す中でこの2つを疎かにしない限り、明るい道はゆっくりと開けていくはずだ。

本作も『火垂るの墓』同様、一度観れば自分はもう十分かな。
両作共、考えさせられる戦争アニメとしては素晴らしい出来だが、そう何度も観たくなる程の心の強さを私は持っていない。
正直、悲痛になり描写にトラウマを抱く作品は例えアニメであっても、もう勘弁、となってしまうのです。
それだけ戦争が齎す多くの「痛さ」が如何に不必要なものなのかを再認識し、改めてエンドロールを眺めながら世界平和を心の底から願う。

能年玲奈改めのんちゃんの声は、ちょっぴり鈍臭くておっとりとしたすずというキャラクターにピッタリと合っていて個人的には好き。
耳にすっと入って来る聴き易さが丁度良かった。

本編内で突然太極旗が1本バサッと揚がる場面が出てきますが、あれにはちゃんと意味があるらしい。
私が下手な文章であれこれ書いても説得力が無いですから、ネットで検索して頂ければ、きちんと纏められた考察が載っていますので、そちらを読んで理解して下さい。
史実に無知な私みたいな人間は勉強にはなるかと。
それで納得いくのか否かは、あなた次第です。

画調は「まんが日本昔ばなし」
少ない食材で料理する場面は「キューピー3分クッキング」
後者は現実でも参考になるかもよ。

評価:★★★☆
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メーカー:バンダイビジュアル

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