PRITYAZHENIE/ATTRACTION
2017年
ロシア
117分
SF/アクション/ドラマ
劇場公開(2017/08/08)
監督:
フョードル・ボンダルチュク
出演:
イリーナ・スタルシェンバウム
アレクサンドル・ペトロフ
オレグ・メンシコフ
<ストーリー>
巨大な球体宇宙船がモスクワに飛来し、ビルをなぎ倒して多くの死傷者を出しながら着陸した。異星人との初めての遭遇に人々が戸惑う中、ロシア政府は即座に戒厳令を敷き事態の収拾を図ろうとする。一方、ロシア軍司令官の娘ユリアは異星人の科学技術者ヘイコンと出会い、ヘイコンが故郷の惑星へ帰るために必要なデバイス「シルク」探しを手伝うことに。異星人に対する排斥の気運が高まる中、ヘイコンと一緒に過ごすうちに自分が彼を愛し始めていることに気づくユリアだったが……。
―感想―
注意:人間同士ではありません
異星人に彼女の気持ち奪われ、ヤケクソになって宇宙人スーツを着るバカ。
そもそも軍関係者、しかも大佐の娘が親にも認めて貰えない底辺ゴロツキ男と付き合う事自体が関係崩壊への予兆を生み出しているわな。
目的をきちんと持っている異性がふらっと現れたらそりゃあ賢明な女ならいちころよ。
しかも行動を理解してくれるし、守ってもくれる、加えて誠実で優しい。
ハートが傾くのも無理ない。
てっきり人類と異星人との全面戦争を描いたアクション作品なのかと思っていたが、蓋を開けてみればラブロマンスでございました。
不慮の事故で墜落してしまったUFO。
だが軍・政府は征服しに来たんじゃないかと大きな勘違い。
んな事、宇宙人としちゃ「勝手に理由付けるな」ですわ、端から地球なんかに興味もないんですから。
国同士で戦争して大量の死者を出すような星、勝手に滅びてしまえ、というあちら側にも全うな考えがお有りの様でしたが、このまさかの異種族ラブロマンスで得たものもあったようでして。
永遠の命よりも異星人が選んだ「愛」という行為は実に興味深い
向こうから教わる事もあれば、向こうに教える事もあった、互いに学び学ばされ和解、そして何事もなかったかのように再起動したUFOは飛び去って行く。
ヒロインで主人公でもあるユリアさんの優しさと勇気が、危うく起きそうだった戦いを阻止し、軍が犯した否を詫びた事によって又再び以前の平和を齎したと言っても過言ではないだろう。
ごめん(て別に謝る必要もないが)、俺、この作品結構好きだわ。
自分の星に只帰りたがっている異星人の手助けをするストーリーは普通以上に良かったが、見てくれは国の総力を挙げて(かどうかは知らないが)作りだされた圧倒的な映像美。
ロシアの映像技術、舐めんなよ!!
これがまあ立派。
素晴らしく美麗でダイナミックに描かれていて、ロシア映画もやりよるなと感心してしまう見事さを目で耳で感じ取る事が出来た。
観終わって初めて2時間近くの内容だった事に気付かされた程に、私自身は夢中で時間を気にせず楽しんじゃってたなあ。
どうでもいいけど軍のトップに居るのに、住んでいる家はやたらと貧相なのね、その辺にロシア情勢が垣間見れて面白い。
ゴロツキが彼女のお迎えに来た際の愛車がボロイてのも。
ハリウッド映画ならGT-R辺りに乗ってきそうだけど、ロシアの若者は金がない。
今作のちょっと可愛いと思ってしまった女優図鑑
ユリアさんの友人、スヴェタちゃん。
開始間もなくして即行で死んじゃいます。
可愛い度からした断然ユリアさんよりもこの娘なんだけど、頭が少し悪そうなのが欠点。
なので、もし仮にこの娘がヒロインだったら、行動力無さそうだし、判断力も弱そうなので、異星人との間にはラブロマンス生まれなかっただろうし、ロシア攻撃受けて滅んでいたと思ふ。
評価:
★★★★
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