銀幕大帝α

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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ

2017年12月25日 14時56分42秒 | 洋画アクション
LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT/THEY CALL ME JEEG ROBOT/LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT 皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」(イタリア版正式題)
2015年
イタリア
119分
アクション/犯罪/ヒーロー
PG12
劇場公開(2017/05/20)




監督:
ガブリエーレ・マイネッティ
製作:
ガブリエーレ・マイネッティ
音楽:
ガブリエーレ・マイネッティ
出演:
クラウディオ・サンタマリアエンツォ
ルカ・マリネッリジンガロ
イレニア・パストレッリアレッシア
ステファノ・アンブロジセルジョ
マウリツィオ・テゼイリッカ
フランチェスコ・フォルミケッティスペルマ
ダニエーレ・トロンベッティタッツィーナ
アントニア・トゥルッポヌンツィア
サルヴァトーレ・エスポジトヴィンチェンツォ
ジャンルカ・ディ・ジェンナーロアントニオ



街のゴロツキか? 救世主か?
日本カルチャーへの
リスペクトから生まれた
イタリア発の
ダークヒーロー・エンタテインメント!


<ストーリー>
テロの脅威に晒される現代のローマ郊外。孤独なチンピラ・エンツォはふとしたきっかけで超人的なパワーを得てしまい…。

―感想―

追っ手から逃れる為に湾に飛び込んで隠れていたが、誤ってバイオハザードマークが付いたドラム缶から流れ出た有毒液体を全身に浴び、ヘロヘロな状態で自宅に帰り嘔吐した後寝込むおっさん。
しかし朝になるとどうってことない、寧ろ普通(咳が出るくらい)。
その日も何時もと変わりなくあくどい事に手を染めていたおっさんだったが、ふとした切っ掛けで体が異様に頑丈な事に気付く。

うぉぉ!俺、めっちゃ怪力マンになっているやんけ!!

この力を無駄にするには惜しい。
せや!ATM強奪したろww
バカ力を馬鹿行為に使うてのが如何にもゴロツキらしい。

しかし一人の身寄りのない女性を面倒見てしまった事で気持ちに変化が。
彼女は頭が少々パッパラパーなのだが、おっさんにとっては愛おしくて堪らない。
そこで決意する。
今から俺は、愛と正義に生きる!!

別におっさんが変身したり奇抜なコスチュームを着たりする訳ではないが、その神から与えられし怪力を使い、愛する女を守り、テロを企む若造に身を挺して挑んでいく単純な話。
ん~まあ普通のヒーローアクションかなぁ、その程度の印象で観ていた私だったが・・・。


ラストカットで気持ち全部持って行かれてしまった。
なんやろ、むっちゃ心にジンッと来たのよね。
彼女が手編みした毛糸のマスクを被っただけやのにな。
多分あれだ、悲しき死と市民の命を救った熱き闘いを経験した上で、それまでダラダラとしてきた自分を捨てヒーローとしての生きる目標を見つけたおっさんの力強い決断と、っしゃ!やったるで!風な逞しい姿にオイラ感動しちゃったんだと思う。
個人的にだが、このラストシーンを見る為だけに本作を鑑賞する価値は十二分にあると推薦出来る。
最大の見所ポイントは間違いなくここ。
love&peaceの精神がこの1点に集約されている。
go-go!ヒロシ!

評価:★★★☆
17/12/24DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2017-12-20
メーカー:ポニーキャニオン

オフィシャル・サイト(日本語)
情報
<イタリア映画祭2016>


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切り株画像(映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』より、幾ら鋼鉄な体でも爆弾には敵わない)

2017年12月25日 14時45分49秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】
手製の爆弾でテロを試みる若造。

しかし、ヒロシがそれを阻止。
爆弾と一緒に川へと転落。

沈む体の目の前に時限爆弾が!

どっかーん!!

若造の体は木端微塵、首だけが橋の上に落ちて、市民悲鳴。

やっと鋼鉄の体を手に入れたのに・・・爆弾には敵わないのか・よ・不覚💀

切り株度(2/5)

レヴュー:『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』
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ダンケルク

2017年12月24日 14時27分00秒 | 洋画ドラマ
DUNKIRK
2017年
イギリス/アメリカ/フランス
106分
戦争/ドラマ/アクション
劇場公開(2017/09/09)



監督:
クリストファー・ノーラン
『インターステラー』
製作:
クリストファー・ノーラン
脚本:
クリストファー・ノーラン
出演:
フィオン・ホワイトヘッドトミー
トム・グリン=カーニーピーター
ジャック・ロウデンコリンズ
ハリー・スタイルズアレックス
アナイリン・バーナードギブソン
ジェームズ・ダーシーウィナント大佐
バリー・キオガンジョージ
ケネス・ブラナーボルトン中佐
キリアン・マーフィ謎の英国兵
マーク・ライランスミスター・ドーソン
トム・ハーディファリアー



<ストーリー>
第2次世界大戦下、ドイツ軍は40万人の英仏連合軍をフランス北端のダンケルクまで追い詰める。イギリスは民間船をも動員した救出作戦を開始するが…。

生き抜け

絶体絶命の地“ダンケルク”に追い詰められた若者たち。
残り時間、わずか。


―感想―

ほら、あれだろ?肩こった時に塗る医薬品。

ダンケルクヨコヨコ

ンとルしか被ってねぇじゃねえか、出直せ!

また糞つまらん事を前置きで書いてしまった。
この作品、ずっと劇中で一定の時間が流れているんだね。
リアルタイムな形に近いから、臨場感を与えてくれるし、緊迫した空気も味わえる。
こういう凝った演出をさり気なくする辺りはノーラン監督らしさがあって良い。
不安を煽るかのように終始流れる重い音楽も印象的だったし雰囲気を出す意味でも効果を発していた。

只、救助船をひたすら待つだけの内容なので、正直そんなに面白いとは思わなかった。
戦闘機に向けて寝そべったまま銃撃していた兵士が爆撃で吹っ飛ぶワンカットシーンとか、見せ場的な箇所もあるけれど、大部分が静かなのでウトウトしてしまった。
まぁ正直に書くと途中寝ちゃってしまいましてね、その時は何で民間人の青年が「目が見えないんだ」と言っているのか分からないままでいたんですけど、後でもう一度観直したら助けた兵士との揉みくちゃに巻き込まれて船室に落ちて頭打ってたてのを知った。
とまあそれ位に、余り引き込まれるストーリーでは無かったのですが、地・海・空と3つの要素に分けての救助作戦一部始終を描いている中で、最も目を引いたのが空。

マジ英雄、マジ空軍、パイロットマジかっこええ!で感想が落ち着くかな。
冷静沈着に敵機を次々と撃ち落としていく様に惚れた。

ラストまでこのマスク姿なんよ、誰やねんと、誰が演じているんやと、気になる訳です。
まさかのトム・ハーディでありました。
なんやかんやありましたけど、真の主人公は空からの攻撃をとことん阻止しまくったトム・ハーディなんじゃないかと私は思ったね。

評価:★★★
17/12/23DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2017-12-20
メーカー:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

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ベイウォッチ

2017年12月23日 14時07分13秒 | 洋画アクション
BAYWATCH
2017年
アメリカ
116分
アクション/コメディ
劇場未公開



監督:
セス・ゴードン
『モンスター上司』
製作総指揮:
ドウェイン・ジョンソン
原作:
マイケル・バーク(TVシリーズ「ベイウォッチ」より)
出演:
ドウェイン・ジョンソンミッチ・ブキャナン
ザック・エフロンマット・ブロディ
アレクサンドラ・ダダリオサマー・クイン



<ストーリー>
熱血ライフガードのミッチ・ブキャナンは、生意気な新人と衝突を繰り返していた。しかし、ベイエリアの未来を脅かす犯罪計画を知ったふたりは、共に立ち向かう決意をする。

―感想―

吹き替えで観てたらドウェインがやたらと「たまんこ、たまんこ」言ってたけれど、これ大丈夫か?(笑)

下ネタ、ゲロネタ、セクシーネタと決して上品とは言えないユーモアを時折挟みながらも、軸となるのはドウェインを起用するだけの価値はある海上アクションの数々。
水上バイクをブンブン走らせながら、あのゴツイ体で力任せに人命救助をし、怪事件を生んでいる悪の一味に鉄拳制裁を下す。

中盤では住宅街を鬼ごっこし、とある子供部屋で一対一のタイマン勝負になるのだが、ここで凄く気になった事が一つ。
ドウェインが敵の頭にゴミバケツを被せて階下のプールへ突き落す際、はっきりと見えるのよ、ゴミバケツが落ちる瞬間にスポッと頭から抜けているのが。

画面が切り替わって、敵がプールの中で伸びている姿が映るが、飛び抜けたはずのゴミバケツが再び頭にちゃっかり装着。

おかしいだろっww
やられた事が恥ずかしくなって自分で被ったんだろ(すっとぼけ

ライフガードの面々が主人公なので、女性陣の水着姿とプロポーションには必然的に目が釘付けに。

あれ?なんで俺、これ借りたんだっけ?
あ!そうだそうだ、ダダリオちゃん目当てだった。
なのに、不覚にもC.J.のお尻に浮気してしまった。

そりゃ背後から抱き付かれて激しくあんな事されたら誰でも勃起するわいw
逆バック攻めやんか、糞羨ましい、毛乳首男め。

けど、やっぱダダリオちゃんなんだよなあ。

はい!見ました!!ガン見しましたぁあああ!!!!
童顔であの爆乳、タマランチ会長であります。

その水着、サイズが小さくない?胸が苦しそうなのよね、俺が解放してあげたいお。
前チャックをバーーーッと開けたい、いや、開けさせろや!開けさせてくださいとお願いするレベル。
海に沈められて殺されそうになっているザックんにドボーンと飛び込んで助けに来るダダリオちゃんがめっちゃ綺麗だった。

思ったね、これこそが美しき人魚だ、と。
キスで息を吹き入れられるザックんに嫉妬しかけたが、我に返ったら相手がダダリオちゃんじゃなくて本当はドウェインだったてのは笑った。
自分勝手な妄想するからドウェインにキスされるんだよザマアwて嘲笑ってやったのに、こいつラストでちゃっかりとダダリオちゃん落としていやがったチクショー!
ダダリオちゃんのおっぱーい揉み解してぇ。

飛び抜けた程の面白さは余り感じられず大作とも言えないDVDスルーなのも当然かな、ま、つまらなくはない普通に楽しめる作品。

新旧ミッチが同じ画に収まるてのは旧ファンにとってはサプライズかも。
デビッド・ハッセルホフてもう65歳にもなるんだねぇ。

評価:★★★
17/12/23DVD鑑賞(準新作)
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レンタル開始日:2017-10-25
メーカー:NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社

関連作:
『ベイウォッチ(1989~2001)』(オリジナルTVシリーズ)

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罪の余白

2017年12月22日 14時24分26秒 | 邦画サスペンス
2015年
日本
120分
サスペンス/ドラマ
劇場公開(2015/10/03)




監督:
大塚祐吉
原作:
芦沢央『罪の余白』
脚本:
大塚祐吉
主題歌:
金魚わかな『ダブルバインド』
挿入歌:
葛城ユキ『Freedom』
出演:
内野聖陽安藤聡
吉本実憂木場咲
谷村美月小沢早苗
葵わかな笹川七緒
宇野愛海新海真帆
吉田美佳子安藤加奈
堀部圭亮西崎真
利重剛宮崎知良
加藤雅也高山満



<ストーリー>
行動心理学者・安藤のひとり娘・加奈が教室のベランダから転落して死亡する。加奈の異変に気付けなかった自分を責める安藤。そんな折、笹川と名乗る加奈のクラスメートが現れ、安藤は娘の日記の存在を知る。

事件か、事故か。死んだ娘の親友は悪魔でした。

―感想―

以前から観たい、観たいと思ってた作品やったけど、ずっとレンタル中だったりして中々借りられずにいたのだが、やっとこさ観る事が出来たけど、期待以上の見応えある作品だったなあ。

観てない人の為に書いておくが、悪魔の女子高生・咲に苛々させられ続けるてのだけ頭に入れておいてください。
まあ可愛いというよりも綺麗系な女優さんかもね、個人的には正面から観たらそんなに好み顔じゃなかったけれど、横顔は好いと思ったよ。
ずる賢い咲を演じた吉本実憂の演技力、これがすこぶる高い。
実際に居そう、と思わせる悪女を実に悠々と演じていた。

大抵、秘密を探りに来た男を色仕掛けで落とそうとするのがサスペンス映画の常だけど、本作ではそういうのは一切なく、只々言葉を巧みに操って相手を翻弄させていく。
精神をとことん追い込んでいくという意味でもこの咲という悪女の性格は歪み切っている、言い方変えたら腐り切っている。
頭の賢い女が発する正論にぐうの音も出ない大人たちの情けなさが嘆かわしいたらありゃしない。

突然娘を亡くし、酒に溺れながらも、咲に付き纏い、事実を話せと詰め寄る父。
いじめていた事が原因で、手すりに上り落ちて死亡した事、これは映像の上では残っている(観客に対して見せている)ので確かではあるが、作品の中での証拠というものが全くない。
証拠が無ければ父親は手も足も出ない(一度怒りに任せて殴ってしまい警察に連行されるけど)。
となると、近付けば罵声を浴びせられるわ、嘲笑われるだけだわで、この状況から父親はどういった一手を打つのか、というのが見所。

ストーカー紛いで咲の行動を監視続けた結果、彼女が女優の道を目指し、事務所を探している事を突き止める。
これが、咲の感情を操作する上での重要な決め手となる訳で、学校や警察に相談しても駄目なら、マスコミに娘が残していたイジメの記録日記をバラすと脅す最終手段が有効を発し、ようやく悪魔の女との戦いに終止符が打たれる。
芸能界入り目指している咲からすれば、マスコミに知られて週刊誌等で暴露されるとなると、その夢が潰える恐怖を生み得るのだから、なんとしても阻止しなければいけない。
頭の賢い女に対抗するには自分も賢い行動を取るしかない。
体を張ってまでして賭けに出た作戦を実行した父親の執念には恐れ入ります。
これにまんまと乗せられた咲は、詰めが甘かった、感情のコントロールを最後の最後になって制御出来なかった心の弱さを痛感した事だろう。

ただ、ラストカットの咲の表情を見る限りでは反省の色は殆ど感じられませんでしたがね。
ヘマやっちまったな、程度の気持ちでいるんだろうなあ。

咲が終盤で見せた涙、あれはもう自分自身が自由になりたいという意味での涙だったのかもしれない。
決して懺悔の涙でなない事は明らか。
何時までも死んだ子の父親に付き纏われると女優の道への妨げとなるのだから、その自由が欲しいといった解放という名の涙が、咲を動かし、いざこざは全て片付けるしかないという決心へと気持ち固めた結果の末路があれ。
ちょっとした焦りが身を滅ぼした形になってたね、あの辺の流れは秀逸だった。
自分だけよければいい、そういう勝手な思考が神の罰を受けた様。
先々、キリストに対する信仰を馬鹿にしてたてのも一種の伏線か、天の神は悪者を懲らしめる為には正義者に手を差し伸べる。
のうのうと生きてられると思うなよ、そんな父親の怒りが天罰へと成り代わり振り落とされる。
頭脳戦に勝ち抜いた渾身の復讐の一手を見せられた気がした。

同級生役に武田玲奈。

またチョイ役だよ。。。

評価:★★★☆
17/12/22DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2016-03-02
メーカー:ハピネット

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