2016年
カナダ
80分
ホラー
R-15
劇場未公開
監督:
ジェイソン・ウィリアム・リー
脚本:
ジェイソン・ウィリアム・リー
出演:
デブス・ハワード
ダニー・ザプロザン
ベタシュ・ファズラリ
イアン・コリンズ
<ストーリー>
バカンスで離島を訪れた3組のカップル。だが、パーティーで乱痴気騒ぎとなり、ドラッグを口にした5人は威嚇的な態度を取り始める。やがて彼らは互いを攻撃し始め…。
―感想―
初めの方だけじゃ何のホラーなのか分からんな。
冒頭の惨状を観ると殺人鬼ものなのかと思うし、合間に挟む監禁映像はなんじゃ?て思うし、黒人が一人ぶつぶつ言っているので精神異常者系かとも思うし。
決め手はドラッグ。
これが異様な災難を生み出す。
要はこのドラッグを服用すると、幻覚幻聴の効果が現れ非人間的になっていき、目が真っ赤になったらもう危険。
誰彼構わず手当たり次第に襲い始める。
倒しても倒しても平然と立ち上がり丸で野生の獰猛な動物の如く標的に噛み付き、体の肉を貪り食い出すのだ。
精神崩壊ゾンビ、もしくはストレートにドラッグゾンビと言った感じかね。
監禁映像が何だったのかも次第に分かる仕組み。
人体実験してたんやね。
これはもうドラッグテロである。
後半の怒涛な勢いが凄い。
何故これを全編通してやらないかなぁ。
前半、ちょこちょこ必要が感じられないシーンがあったりして、退屈極まりないのだが、後半の展開で帳消しにしてくれた。
人を食うゾンビになる過程がドラッグなので、その効果が切れると「何をやってたんだ?」と素に戻るてのが良い感じに怖い。
無意識に友人を殺し食いまくっていたのだから、当然ながらその時の記憶が無いのよ。
だから、我に返って目の前に死体がゴロゴロと転がっているのを見てしまったら悲観するしかない。
冒頭の惨劇で生き残った少女が病室のベッドの上で吐いた吐しゃ物の中に人の体の一部があった時のリアクションが全て。
そりゃあ「いやーーー!」てなるわさ、担当した刑事はなんじゃこりゃ!?て驚くわさ。
こんな事するつもりなんて無かったのに!
罪の意識に苛まれ絶望し、そして悲劇的な道を選択して映画は終わる。
ウハウハなのはドラッグを製造してテロ計画を試みる議員のおやじのみ。
いやはや何とも後味の悪い結末であった。
評価:★★☆
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