今季初モヒートです
春先、メキシコの災害事情でライムが出回らなくなり、ちょっと気をもみましたが
市場は何とか代替仕入先を確保できた模様。
エムズで女将が作るモヒートは、親しいマスター直伝の「銀座流」なのですが、
何度も作るうちに、やはりどうしても自分流になってしまいますね。
ラムのメーカーがやっている「モヒート・バー」とか、巷のいわゆる
「オーセンティック(本格)・バー」で定着しているレシピよりも
そうだな~~、どちらかと言えば「ジンフィズ風」かな、と思います。
(ちなみにラム、ライム、ミント、シロップ、少量のソーダ水を使っています。)
この「ジン・フィズ」と「モヒート」に関しては、作るのに少々時間がかかります。
もしも3人以上でいらした場合、そして他にもお客様がいらした場合には、
最初の乾杯の時に頼まれるのは、どうぞご容赦ください
全員が同じならいいんですよ。3人までならね。 でも、一人が水割りまたはワインを
頼んでいて(所要時間:2分以内)、一人がジン・フィズ、一人がモヒート、というのは
調整に10分以上かかってしまい、その10分の間にステージが始まるとか、
歌う出番が来るとか、他のお客様が入って来るとかいう不測の事態が発生する危険が
(危険)高まります。
同じ理由で他の簡単な飲み物を頼んで、直ちに乾杯したがっている連れがいるのに、
または他にもオーダーしている人が何人かいる時に「何かお勧めのものを」
というのも感心しません。周りの状況も相手の気分も考えず、空気の流れを切って
しまうことになり、こういうのを「野暮」と申します。
生のミントの葉っぱをたくさん使った香り高い銀座モヒート(エムズスタイル)
のように、スッキリとジャズバーの時間と空間を楽しんでいただけますよう。
今夜は美味しい酒ならなんでもござれの我らが親分;五十嵐明要(As)さんの
トリオが弾けます