足利の「大藤」ライトアップの映像を観ました。
ものすごく夢幻的
日本舞踊をやっていた時に「藤娘」の小唄ものを浴衣ざらえで踊ったのを
思い出しました。
本物の歌舞伎舞踊では、六代目菊五郎の型で、舞台一面の藤の花房。
天井から床まで届く大きな花房は、恰幅が良すぎた六代目が
「可憐な女の子」に見えるよう、花の方をどんどん大きくしたので
それが定着してしまったのだ、と聞いて笑っていましたが、
本当にそんな風景があるのだなあ、としばし感動。
できれば、酔っぱらうほどの香りに包まれてみたいものですね
新幹線で初夏に移動すると、方々の低い山々に薄紫を発見します。
山藤が他の木に巻き付いて、山の上の方に鈴なりに咲いているのです。
近くでじっくりとは観られないけれど、この時期の小さな楽しみ