梅雨より前に夏になってしまったような・・・
日向を歩かないようにしましょうね
セッションにて。
袴塚「どのくらいのテンポ(速さ)ですか?」
男「ええと・・・133くらいでお願いします。」
ざわめくカルテット(ほぼホストバンド)
袴「あの、ボク『絶対テンポ感』ってないもんで・・・
このくらい、ってカウント出してくださると助かるんですが・・・」
で、次のステージ、その方は今度はバラードに挑戦
「あ・・っと、74くらいで」
全員大爆笑 だから~~~
私「音楽は数値じゃない」また爆笑
困る男性。困るバンド。
絶対音感があって、それを声でちゃんと表現できる人がいるとして、
でも、共演する人々の音とズレていたら、どちらが悪いという問題ではなく
聴く側が心地悪くなりますね。
テンポも、生きている人間同士のすることですから
「このくらいの速さ」でやっているつもりが、熱が入ってあおり気味になったり
やや引きずられて遅くなったり、ということが、もちろん日常的に
起こっています。 それを、演奏する側同士も、聴く側の方々にも
不快感なくスムーズに楽しめる範囲にまとめていくのも、
それぞれの持っている「テンポ感」が、どのくらい芯があって
しかも柔軟で、さらに持ちこたえたり瞬時に修正していける技術があるか・・・
これらを総合して『音楽性』が高いかどうか、にもなってくるわけです。
メトロノームを意識しながらの練習のやり過ぎとか、
歌の場合はCDを聴きながらの練習(自分もできているような気になる)
というのは、導入部としてはある程度必要な人もいるかもしれませんが、
セッションに参加するようになったら、そこは離れて、
その曲をその場でどう料理していくか、に集中するのでなければ
意味がありません。
これはプロには常識以前のことですが、アマチュアの方々にも
ぜひ意識していただきたいポイントです。
本日(5/28木)江草啓介(P)成重幸紀(B)
5/29(金)高浜和英(P,Vo)山口雄三(B)
・・・心地よいテンポ感とスウィング感を存分にお楽しみください