銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

数値、と言えば・・・目標!?(◎_◎;)

2015-05-28 13:46:17 | つれづれ

 梅雨より前に夏になってしまったような・・・

日向を歩かないようにしましょうね

 

 セッションにて。

袴塚「どのくらいのテンポ(速さ)ですか?」

男「ええと・・・133くらいでお願いします。」

ざわめくカルテット(ほぼホストバンド)

袴「あの、ボク『絶対テンポ感』ってないもんで・・・

このくらい、ってカウント出してくださると助かるんですが・・・

で、次のステージ、その方は今度はバラードに挑戦

「あ・・っと、74くらいで」

全員大爆笑 だから~~~

私「音楽は数値じゃない」また爆笑

困る男性。困るバンド。

 

 絶対音感があって、それを声でちゃんと表現できる人がいるとして、

でも、共演する人々の音とズレていたら、どちらが悪いという問題ではなく

聴く側が心地悪くなりますね。

 テンポも、生きている人間同士のすることですから

「このくらいの速さ」でやっているつもりが、熱が入ってあおり気味になったり

やや引きずられて遅くなったり、ということが、もちろん日常的に

起こっています。 それを、演奏する側同士も、聴く側の方々にも

不快感なくスムーズに楽しめる範囲にまとめていくのも、

それぞれの持っている「テンポ感」が、どのくらい芯があって

しかも柔軟で、さらに持ちこたえたり瞬時に修正していける技術があるか・・・

これらを総合して『音楽性』が高いかどうか、にもなってくるわけです。

 

 メトロノームを意識しながらの練習のやり過ぎとか、

歌の場合はCDを聴きながらの練習(自分もできているような気になる)

というのは、導入部としてはある程度必要な人もいるかもしれませんが、

セッションに参加するようになったら、そこは離れて、

その曲をその場でどう料理していくか、に集中するのでなければ

意味がありません。

これはプロには常識以前のことですが、アマチュアの方々にも

ぜひ意識していただきたいポイントです。

 

本日(5/28木)江草啓介(P)成重幸紀(B)

5/29(金)高浜和英(P,Vo)山口雄三(B)

・・・心地よいテンポ感とスウィング感を存分にお楽しみください