と言ってもいわゆる商業的に「キャッチー」な、という意味ではありません。
演奏を聴いていて、あるフレーズや音の運びでグッとくるのと同じに、
歌詞を聴いたり読んだりした時に(スタンダードだから英語です)「来る」ものが
ある、ということで、日本語にどう訳すとその感じがでるかなあ、と悩みます。
I'll Be Seeing You
きっと君を忘れられない
一日中僕の心を占めている 懐かしい場所のすべてで
あの小さなカフェ 筋向いの公園
子供たちのメリーゴーラウンド
くるみの木や 願掛けをした泉にも
きっと君の面影が浮かんで消えない
夏の日が巡ってくるたびに
すべてが明るく楽しい時間だった
あのころと同じように君のことを考えるだろう
朝の光の中に そしてまた夜になると 月を見上げては
そこに君の面影を見ることだろう
この題を「また会いましょう」とは訳せませんよねえ。
だってきっともう会えないんですから
でも、ちょうどピッタリの邦題を、何年たっても思いつけません
最後のフレーズの「そしてまた夜になると」は
「when the night is new」 良く使われる言い方です。
余談:この間ある方が「the night is young ってどう訳す?
『まだ宵の口』いいと思わない?スタンダードの歌詞ってさ、ゼッタイ江戸の粋に通じると
オレは思うんだよね。」とおっしゃっていましたが、まさにその通りですね
本日:10/27(火)小林 洋(P)
そして【スタンダード愛好会】仲間の、クラリネットのあの方の
「通りすがり」が期待されております