銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

あとあとたたる?

2016-02-22 15:52:49 | つれづれ

 「覚える」ということは、いい年の人間にとって

なかなか大変なことで、しかも歌の場合、

メロディーと歌詞の両方がかみ合って体に入らないと

それらしくはならないので、いわゆる「暗記」ができても

(つまり、頭で覚えても)それだけでは使い物にはなりません。

しかもやっかいなことに、発音とか節回しが、自分の口や喉(?)の

やりやすい方向に流れるきらいがあって、いったんそれが体に

入ってしまうと、間違っていることがわかっていても、

あっさり直せるものでもないようです。

 

 すごくロマンチックな「夜間飛行」で目の下の

懐かしい夜景が涙でうるんで・・・なんて歌詞の

"・・・midnight plane・・・"を

"midnight train"と言ってしまっていることに

歌いながら気が付いて

「島国なのに、汽車で帰れないだろ」と心の中で

突っ込んでいたことも。 これなんかまだ韻を踏んでいるし、

初めて聴く方は流してしまうでしょうが・・・。

 メロディーにしても「こっちの音も魅力的だなあ」というわけで

2コーラス目にわざと変えて歌う、というならいいのですが、

昔のレコーディングでてっきりそちらのメロディーが正しいと

思い込んでいて、毎回それで歌って今も残っている、

というのもあり

「あちゃ~~」と思っても、もう取返しはつきません。

 あとは「my」を「your」にしてしまっていたり、

「the」が抜けていたり、「s」が足りなかったり余計だったり・・・

いずれも歌詞の意味合いが変わってしまいますね

 

 細かいことを気にせず、曲を楽しむことがまず大切なことですが、

人前で披露して気持ちよく聴いていただくためには、やっぱり

そういう神経を常に働かせていることが重要だと思っています。

 

  何年ぶりかでリクエストされた曲の譜面を引っ張り出して

「あ~~、これ、一時好きでよく歌ってたよな~~」と

改めて歌詞カードをチェックすると、まるで違っていて愕然としたり

昔、native speakerの友達が書いてくれた歌詞を永年歌っていたら

その人もうろ覚えで適当に作詞しちゃったものだったり・・・

いろいろきりがありません

 でもね、もう一度覚え直す、という作業は面倒だけど

ちょっと楽しいものでもあるのです

 

 今夜(2/22月)は袴塚淳さんのピアノ・ソロと思いきや、

ベースを担いで通りすがってくれるという奇特な方が

いるとかいないとかいう噂も・・・

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする