パリへ戻ってランチの後は、 ルーブル美術館 へ向かいましょう
ピラミッドが見えてきました
世界最大級の美術館
世界遺産パリのセーヌ河岸に包括登録されています。
12世紀末にパリの街の護衛をするために造られた要塞でしたが、
時代の変化とともに王宮~美術館へと変貌と遂げてきました。
地下から入ると・・・
プリズムの光
1階
「 囚われの身」 by ミケランジェロ
「抵抗する」表現と「瀕死の」表現に注目
「ミロのヴィーナス」
1820年、エーゲ海のミロス島で発見
高さ203cm
大理石製
「ミロのヴィーナス」は発見場所にちなんだ通称であり、
正式名称は「アフロディーテ」だそうです。
リンゴを手にしていた
せっかくの機会ですから、後ろ側からも
2階
「カナの婚宴」 by ヴェロネーゼ
ルーブル美術館の中で、最も大きな絵画 (縦6.66m 横9.9m)
親族の婚礼に出席したイエスが、
水がめの水をお酒に替えたという、聖書の名場面を書いた作品。
花嫁を中心にした人間関係がおもしろい
「ナポレオンの戴冠式」 by ダヴィッド
1804年、パリのノートルダム大聖堂にて行われた
ナポレオン・ボナパルトの「戴冠式」の様子を描いた歴史画。
実際には出席していないナポレオンの母も描き込まれています。
この作品「ナポレオン一世の戴冠式」とほとんど同じ作品が、
ヴェルサイユ宮殿の「戴冠の間」にもあります。
ヴェルサイユ宮殿にある作品は、ルーヴルの作品のダヴィッド本人による複製。
当時、同じ絵を複数作成することは、珍しいことではありませんでした。
当時の画壇においては、
複製の作品は元の作品とはどこか一ヶ所以上を変えて描かなければならない
という決まりがありました。
ヴェルサイユ宮殿に置かれている、「ナポレオンの戴冠式」
ルーブル版は、全員が白の衣装ですが、
ヴェルサイユ版はピンク色の衣装を身につけている人がいますね
ピンク色のドレスを着用しているのは、ナポレオンの二番目の妹「ポーリーヌ」です。
なぜポーリーヌの衣装の色を変えたのかについては、
「ナポレオンが姉妹の中で一番可愛がったのが、ポーリーヌだったから」
「作者ダヴィッドは、実は秘かにポーリーヌを想っていたから」など、
諸説があってはっきりしていないそうです。
「民衆を導く自由の女神」 by ドラクロワ
フランス革命を題材に描かれたた作品
女性は自由を、乳房は母性=祖国を表しています。
シルクハットの男性はドラクロワ自身
「メデューズ号の筏」 by ジェリコー
1816年、セネガル沖で実際に起こった海難事故を描いた作品
「グランドオダリスク」 by アングル作
ハーレムの女性をイメージした作品
胴が異常に長く、通常の人体の比例とは全く異なっています。
「モナリザ」 by レオナルド・ダ・ヴィンチ
右目にレオナルドのイニシャル「LV」、
左目には「CE」あるいは「B」と思われる記号が描かれている。
(モナリザ周辺は、人が多く、スリの格好の仕事場になっているそう
見学の際は充分お気お付けくださいね。)
「サモトラケノニケ」
1863年、サモトラケ島で発見された彫像、ギリシャ神話の勝利の女神ニケの像です。
「ニケ」とは、ギリシア神話に登場する「勝利の女神」
映画「タイタニック」の有名なシーンはここから
スポーツ用品メーカーの「ナイキ」の社名が、
勝利の女神 NIKEに由来していること、ご存知でしたか
1日かけても全ての作品を鑑賞することは難しいのですが、
必須の「モナリザ」「ミロのヴィーナス」「サモトラケのニケ」
「ナポレオン1世の戴冠式」「民衆を導く自由の女神」が
観賞できたので、OKです。
(あまり多くを鑑賞しても記憶が曖昧になるように感じます。)
次は、お目当てのあのブランドに向かいま~す
(その⑭へ続く・・・)