ここのところ、北朝鮮や森友問題の報道が続いていますね。
そんな中、飛び込んできた、浅田真央選手引退のニュース!
今日は、浅田選手について書いてみようと思います。
「引退!」の文字にやっぱりというか、ちょっとショックというか、、、
各方面から、そして世界中から浅田選手への愛のあるメッセージが届けられている。
初めて浅田選手を生で観戦したのは、確か2005年のグランプリファイナルだった。
ロシアのスルツカヤ選手を破り、優勝したのにもかかわらず、
年齢制限でトリノオリンピックに出場することができなかった。
もし出場できていたら、きっと金メダルに輝いていたと思う。
(そうなると、荒川静香選手の金メダルは無いことになるけど。。。)
以降、日本中の人が自分の娘や孫のように演技を見守り、皆の真央ちゃんになった。
日本女子の全盛期、安藤・浅田を勝たせたくないという思惑のある、日本勢に不利なルール改正があった。
スキーのジャンプでも、日本人が勝ち続けると、スキーの板を短くするみたいな、
日本勢に不利なルール改正があったけど、ああいう誰にでも分かりやすいものではなくて、
パッと見は分かりにくいけど、確実に日本とアメリカ女子の足を引っ張るルールに変更されていった。
質のいい3回転の点数には、トリプルアクセルよりも高い得点が付けられるようにもなった。
フィギュアスケートはジャンプだけではなく、芸術性も評価の対象となるスポーツだけど、
どれだけ質のいい3回転であっても、トリプルアクセルより点数が高く設定しているのはおかしい。
3回転は3回転、トリプルアクセルは女子にとって別世界のジャンプだ。
浅田選手のライバルと言われた、キム・ヨナ選手にはたくさんの加点が付き、高得点がはじき出される。
キム選手は、ジャッジが自分の味方だということをよく分かった上で、演技をする。
一方、浅田選手は、どれだけ高難度で美しい演技をしても、点数に反映されないという不安の中で、
プログラムに挑む。
特に五輪という特別な大舞台では、メンタルは大きく勝敗を左右する。
浅田選手が素晴らしい演技をしても、キム選手の点数がさらに伸びるように採点がなされていた。
さすがに2大会連続で、日本人に金メダルを獲らせるわけにはいかないという思惑が透けてみえたりもした。
いつかの大会で、キム選手が大きな失敗をしたのにもかかわらず、銀メダルを獲得した際には、
現役を退いたジョニーだって苦言を呈したほど。
皆分かっている。マオ・アサダが世界一のスケーターだということを。
言わない(現役のうちは言えない)だけ。
マスコミもキム選手とのおかしな比較ばかりじゃなくて、上記で述べたような、
もっと大事なことを扱うべきだったと、当時からずーっと思っている。
今、私がここで熱く語っても、当の真央ちゃんはもう気にもしていないんだろうな。
数多いスケーターの中で、氷上にいるだけで華と品を感じさせ、これほど愛されたスケーターは、
浅田選手だけ。
ソチ・フリーの演技は多くの人に勇気と感動を与え、記憶に残るプログラムとなった。
写真は、私が浅田選手のプログラムでいちばん好きな愛の夢。
振付が変更される前の、恋人に駆け寄っていくようなシーンが特に好き♡
平昌オリンピックで日の丸をあげる真央ちゃんを見たかったけど、いつかはこういう日がやってくる。
「真央」という、名前通りのスケート人生。
これからもプロとして、世界中で愛され輝き続けるに違いない。