白いスニーカーの脚慣らしをしたかったので、散歩に出かけた。
明治村は建物の保存、定期補修はもちろんのこと、植栽の手入れをとても丁寧にしていると思っている。
今日もよく見ると、ハワイ移住者の家の外の南国の樹木が、若木に植え替えてあった。
明治村はテーマパークではなくて「博物館明治村」というのが名前だ。
真摯に建物の保存をし、そこから学んでいこうという姿勢に魅力を感じて、住民登録という形で微力ながら長年応援を続けている。
今日の目的はこれだ。
枡の中に金魚が泳いでいる。
躍動感まで伝わってくるのだが、アクリル樹脂に絵を描き、それを何枚も重ねていって、本物の金魚がいるかのようなリアルな立体感を出しているアート作品だ。
作者は「金魚絵師」深堀隆介というアーティスト。
作者は「金魚絵師」深堀隆介というアーティスト。
数年前にEテレの日曜美術館で出会い、目が釘付けになった。
その展示があるというので、一度見に行きたかったのだ。
「千早小学校」という建物の一画で、展示は行われていた。
その角にあるのは「札幌電話交換局」だ。
その角にあるのは「札幌電話交換局」だ。
今日はじっくり見てみた。
え。ここにあったの?
札幌テレビ塔のすぐ横じゃん。
ここにあって、
こうなったらしい。
ここにあって、
こうなったらしい。
当時の札幌は風が強いために火事が多く、高価な電話通信機器を守るために、地元の石材を用いて建てた、と書いてあった。
その後、郵便電信局に併合されたため、写真のような大きさに増築されていた。
大通りが完全に塞がれているもんね。
取り壊しが決まっていたが、貴重な建物だということで、明治村に移築されることになった。
壊す時に元は小さな建物だったと分かり、明治村では元々の電話交換局のサイズになっている。
2階には歴代の電話機の展示もあった。
これをどうやって使うか、私はもちろん分かるけど、今は携帯電話しか持たない家庭も多いらしい。
「番号のところに指を入れるんだよ」といっても、指を入れて押し続けるんだって。今の子は。という話を聞いたことがある。
これが回るの⁉️というのは経験がないので分からないらしい。
黒電話が2台あり、うまく番号を回せたら、もう一台が鳴って話ができる、という展示だった。
昭和生まれにはびっくりだよね😄
その奥にあるのは市電の展示。
明治村は名鉄という鉄道会社が作って運営している。
その名鉄の全身が走らせていた電車なのだが、26人乗りだったため、すぐ小さくなって保管していた。もっとたくさん乗せたかったんだろうね。
それを札幌市が20両も買ってくれて、雪国用に改造して市電として走らせていたらしい。
乗ってみたよ。
なかなか美しい✨✨
吊り革、といえるのか、竹でできている。
吊り革、といえるのか、竹でできている。
これも風情がある。
運転席も入れた。
運転席も入れた。
計器もなく、仕組みは単純そうに見えるが、雪国での運用は大変だったのではないかと、雪のない土地育ちは想像したりする。
外で走ってる市電。
外で走ってる市電。
よく見るとちょっと似てる。。。
これはお金を出すと乗れる。
園内を走れるんだよ😊
朝は涼しかったが、午後は蒸し暑くなった。
明治の建物は大抵うまく風を通す構造になっているけれど、広い案内に点在しているので、歩いて移動しているうちにマスクの中が汗だらけになってしまう。
やっぱり外は暑いのだ。
そんな訳で、この贅沢なかき氷を今日の昼ご飯にした✌️
ふわふわで美味しかったけれど、食べ終わる頃には口の中が冷え冷え〜〜〜。
芝居小屋の前にも金魚の提灯が。
ハートの形の写真スポットも、金魚だった。
帝国ホテルの前の池には、ハスが咲いていたよ。
今日は暑かったけれど、秋は紅葉が美しくて、古い建物によく似合うのだ🍁
また休みを作って、散歩に来よう。
黒電話、実家にはありましたね😊
今の子どもたちは使い方が皆目分からないなんて、昭和生まれにはそれだけで不思議で、とても面白いです。
若い世帯は固定電話なしで、連絡先も携帯だけというのが珍しくないです。
家にかかってくる電話は、決まっている知人以外は知らない業者さんばかりなので、基本的に留守電になっています。
少し聞いて知っている人なら出る。
そんな感じです😊
大好きな札幌の街と繋がる話題でうれしいです。
先人の仕事に思いを馳せ、学んでいくことはあると思っています。
どんなことを思い、生きていたのかと想像するだけで古い建物を訪ねるのが楽しみになります。
是非機会を作っておいでください。
ただし、蒸し暑くない時をお勧めします❣️
電話のかけ方 今の子は経験ないですね。
逆に 私の姉が町役場に就職したばかりのころの話 黒電話のあるのは
会社 お店 医院くらいで 一般家庭では地域内だけで通じる有線電話で
受話器を持ち上げて耳に当てると 交換手に通じて 相手の番号につないでくれる。
それを廃止するので みんな 黒電話をひくことになりました。
それで 電電公社から一軒づつ電話が設置され 家族の皆さんを集めて使い方を説明。
番号の穴に指を入れて回します、ちょっとやってみてください というと
穴にいれた指をぐりぐり回す人もいたそうです。
その世代の人は スマホをしゅっとする時代まで生きていると 大変な変遷です。
札幌電話交換局の歴史、大変よく分かりました。
新しい歴史散歩のネタを探していたので、役立てたいと思います。ありがとうございます。
レトロな市電もいいですね。
函館市内ではこういう車両が運行していますが、また乗ってみたいと思っているので、大変魅力的に感じます。