仕事の後、急いで電車に乗って「カラヴァッジョ展」に行ってきた。前売り券が買ってあったのだ。
1571年にミラノで生まれ、才能あふれるカラヴァッジョだったが、いつも剣を持ち歩くという奇行があり、殺人まで起こして、ローマ、ナポリに逃げ込む。そして38歳の若さで、熱病により亡くなる。
カラヴァッジョ、というのは名字でも名前でもなく、生まれた村の名前だそうだ。
イヤホンガイドを聴きながら鑑賞を終えて、写実性、明暗表現、キリスト教をテーマにしていることなどの特徴もよくわかった。
カラヴァッジョの作品には、血を流すなどのちょっと怖い絵も多くて、そこは自分はちょい苦手。
その中で、私が気に入ったのはこの「リュート弾き」という絵だ。
下の方には楽譜も描かれている。モデルとなった青年は、スペイン人のカストラートだそうだ。まるで、リュートの音色が聞こえてくるようだ。
そして、左の方に描かれている花々の艶やかなこと!植物の湿った感じまで伝わってくる。
この絵が気に入ったので、ショップでクリアファイルを買った。
私には難しいことはよくわからないけれど、美しいものを見ると、心が動かされる。
出てきたらすっかり夜になっていた。
風もあったので、帽子と手袋、マスクもつけて駅まで歩いた。
昨日から急に寒くなった。昨日、今日とリビングだけ床暖房をつけている。ベッドにも昨夜から敷き毛布を使ったので、朝までぬくぬく熟睡できた。
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