5〜6年前にフィンランドに旅行し、ヘルシンキに一週間ほどホテルを取り、滞在した。
娘と二人の気楽な旅。
晩秋だったので、夜明けは遅く日没は早い。
9時頃明るくなり、3時には暗くなる。
毎朝、真っ暗な中で朝食を取り、ホテルに帰ると地下にあるサウナを楽しんだ。
毎日、大して予定を決めずに歩いていた。
(私の旅スタイル)
首都といっても、街の中心は日本でいうと地方の県庁所在地ほどの規模に感じた。
ぐるっとトラムが一周して、その中をバスが走る。
のんびり楽しむにはちょうど良い街だった。
ある日、港に向かって歩いていたら、なんだか立派な建物があった。
高いフェンスが続く。
美しい装飾の入り口があった。
高級なレストランなのかな、と思ったら、看板に「大統領官邸」の裏口とあって、びっくりした。
街の中に何気なくあるのだ。
表に回ったら、ちゃんと本物の玄関があった。
そして、それは港の方を向いているのであった。
官邸は港に面している、と言っていいほど近かった。
港の先にあるのは、そう、ロシア。
この国は長い歴史の中でずっと、ロシアの方を見続けて暮らしてきたのだと実感した。
それは富をもたらす時もあれば、脅威や侵攻もあった。
ウクライナ情勢のニュースの中で、フィンランドがスゥエーデンと共にNATO加盟を申請する、という記事を読んだ。
ロシアを刺激しないように、そーっと生きてきた北欧の国々が決断を始めた。
ヘルシンキの空港で入国手続きしている時、同じ便に乗っていた女性三人のグループと出会った。
彼女たちは入国後、列車に乗ってサンクトペテルブルクへ行くと言っていた。
それを私が係りの人に適当な(中学生程度の)英語で伝えたら感謝されたのだが(度胸がいいだけ😄)、私自身もサンクトペテルブルクに行くプランも考えていたので、次回チャンスがあれば行ってみたい、行けそうだなと、その時は思っていた。
サンクトペテルブルクは古くて美しい町だから、美術館へ行ったり、オペラやバレエを見たりしたい、と。
しかし、コロナだけで終わらず、今回のロシアの暴挙のためにそんな夢も遠くなってしまった。
ヘルシンキのホテルの地下には、男女に分かれたサウナがあって、毎日降りて行き、冷えた体を温めていた。
フロントの女性に(中学生程度の英語で)何度も確かめたのだが、部屋からバスローブを着て行けばいいという。
何度聞いても「そうだ」と言うのだ。
日本の旅館の大浴場的な感じ⁉️
「それってすごくいいね」と言うと「そうでしょー」と言う。
「誰にも会いませんように❗️」と願いながら、エレベーターにバスローブで乗って、地下のサウナへ。
サウナはもちろん、自分で石に水をかけるロウリュだ。
日本のサウナのように、ひたすら我慢したあげく「整う」とかいうんじゃなくて、自分のペースで湯気をコントロールする。
そばにいる人に「水かけていいですか?」と聞いて、柄杓で水をかけると「ばーーーっ」と熱風が起こる。
これよこれ😄
これが気持ちいいのよ💕
あー。フィンランド行きたいっ。
この写真のスタイリッシュな手桶は、ストックマンという大きなデパートの7階、家庭用品売り場にあった、まさにサウナで焼けた石に水をかけるためのものだ。
こんなものがデパートに売られているのを知るのも、個人的なのんびり旅行ならではで、面白かった。
美しい国、フィンランドがいつまでも平和でありますように。
どうか、過去の歴史のように悲しい思いをしませんように。
偶然だけど、今夜使ったのはフィンランドの器だ。
玉ねぎのマリネがなくなったので、また作った。
白と白で全くわからないだろうが、美恵子さんに教えていただいたように「いかくん」を混ぜてみた。
うーん😊
yammy‼️
Kiitos‼️(ありがとうございました)
Kiitos‼️(ありがとうございました)
イカクンつかってくださったのですね、ありがとう。
いかくん入りマリネ、美味しかったです😊
憧れのサンクトペテルブルク、いつの日か行ける日が戻ってくると信じたいです。