北の旅人

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高齢ドライバーの事故防止に大胆な発想をもって対処せよ!!

2019-12-03 19:18:46 | Weblog

高齢ドライバーによる悲惨な運転事故が止まらない。

今年4月、東京池袋で横断歩道を渡っていた母子を死亡させたほか、

男女8人と助手席の妻に重軽傷を負わせた飯塚幸三疑者 (88)

過失運転致死傷罪の容疑で在宅起訴されたことは記憶に新しい。

その後も、高齢者が運転する車がコンビニなどに突っ込んだり、

関越自動車道を約100キロのスピードで逆走して乗用車と正面衝突、

運転していた80歳の男性が死亡し、

対向車の2人が重軽傷を負ったりしている。

 

池袋の事故を起こした飯塚容疑者は足が悪く、

関越自動車の死亡したドライバーも足が悪く、

周りから運転を止めるように言われていたのを聞かずに

事故を起こしてしまったという。

事故に巻き込まれた当事者や家族にとっては、

たまったものではない。

しかも、飯塚容疑者は、

「安全な車を開発するようにメーカーの方に心がけていただきたい」

と発言しているが、

自分の自覚のなさが事故を引き起こしたにも拘わらず、

まるで他人事のようで呆れる。

逃亡や証拠隠滅の恐れがないとして逮捕もされなかったが、

妻子を殺された家族の苦しみを考えれば、

加害者は厳罰に処されなければ到底納得できるものではない。

 

こうした事故を防ぐため、色々な提案がなされているが、

いずれも決定的な防止策にはなり得ない。

何と言っても、ドライバーの自覚に待つしかないからだ。

なので、たとえば後期高齢者(75)以上は、

強制的に運転免許停止にする

ぐらいの大胆な発想をしなければダメだ。

運転免許の取得は18歳以上という法律があるのだから、

75歳でピリオドを打つという考え方があってもいいのではないか。

「車がなければ生活が成り立たない」という声を大前提にしている限り、

こうした事故は絶対に減ることは無い。

そこで、交通手段の確保が難しい地域などでは、

一部で実現されている循環バスなどという新しい交通体系を導入すべきだ。

そのためには、国や自治体も財政面での措置を早急に講じることだ。

高齢化人口は益々増える一方なのだから。