人手不足や過重労働などによるコンビニの24時間営業が
大きな問題としてクローズアップされてきているが、
当然のことだ。
コンビニのオーナーたちが声を上げてから
少しずつ時間短縮へ向かって動いてきたように思うが、
是非そうであるべきだと思う。
24時間営業は、約21,000店を有する大手のセブンイレブンの地方店が
1975年から始めたのが最初だという。
コンビニの数は全国に約7万軒あり、
私たちも、ごく当たり前のように「便利さ」を享受してきたし、
また大災害におけるコンビニの善意によって大いに助けられたことも事実だ。
だが、働き方改革のみならず、コンビニに関することで、
もう一つの大きな課題がある。
それは消費電力の問題だ。
コンビニ1店舗の消費電力は一般家庭の約30倍以上と言われ、
地球温暖化の面からCO2排出量についても早急な対策が求められている。
業界においては、すでに10年ほど前から種々の対応をとってはきているが、
最近の異常気象を見ると、さらに活動を縮小しなければならないのではないか。
また、コンビニ強盗が年間およそ400件あり、
その7割が午前2時から5時の間だという。
さらに、深夜営業は青少年の溜まり場の一つにもなり、
しばしば犯罪の温床にもなってきた。
そうしたことを考えるにつけ、私たちもコンビニが時間短縮をすれば、
それなりの生活スタイルを考えればよいわけで、
「便利さ」最優先の考え方を見直していく時期に来ていると言えよう。