<作文>
スキー作り
(T・K)
僕は父さんにスキーをつくってもらいました。今日はとなりからスキーをまげる台をかり、スキーを2時間あまり、かまに入れてふかしました。
そしてスキーをまげる台でぼくのスキーをまげ、母さんと僕は片方ずつまげましたが、まげるところがふとくて、まげたとたんはじけ、それを見て僕はなきそうでした?
父さんが弟のスキーとそんなに変わらないから弟のをやるからといって、それから夜8時15分から10時30分までふかしました。そして母さんと片方ずつそらしてまげました。
そして、そのスキーが成功したので僕はうれしくておどりだしたくて、はねまわりました。それを見た母さんは、Kはばかになったのではないかと笑いました。
そして、まげたところにローソクをぬりました。母さんは「スキーによくしみこまさなかったらだめだよ」と言いました。僕はけんめいにあたためてぬりました。
☆ ☆
子どものころのスキーのスタイルは、スキー板に簡単な金具が付いていて、革ひもで長靴を固定するというものであった。それを大事に長く使った。
本来は、身長に合わせてスキーの長さを変えていかなければならないのだが、経済的にそんな余裕はなかった時代だ。兄のお下がりをもらったりしていた。 今のように、スキー靴をカンダハーと言われる金具で止めるというものになったのは、だいぶん後だったと思う。
北国の冬の遊びと言えば、スキーかスケートだったし、学校でも体育の授業にスキー学習というのがあり楽しみだった。それだけに、皆の作文にはスキーを題材としたものが多い。どれも、それぞれの楽しさが伝わってくる。