北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

自民党総裁選挙ー岸田文雄氏 出馬表明

2021-08-28 18:42:03 | Weblog

自民党の岸田文雄・前政調会長が

自民党総裁選挙に立候補を表明した。

今、コロナ禍という危機の時代にあって、

政治に対する不満、不信感は募る一方だ。

そんな中で、岸田氏が出馬を表明したことは評価したい。

一国のリーダーとしての菅総理への評価が低いのは、

政策目標が明確でなく、コロナ禍の危機対応も泥縄式で、

国民へのメッセージも良く伝わってこない。

その上、自民党自体が安倍政権時代の「カネ」の問題を、

うやむやにしていること、

二階幹事長が5年にわたって権力を握り、

記者会見などで度々見せる「開き直り」の姿勢が、

国民との溝を深めている。まさに、古い自民党を引きずったままで、

これでは、政治への信頼を失うばかりだ。

各種世論調査を見ても、自民党の支持率は軒並み低くなっている。

 

岸田氏の出馬表明を見て、

今までよりは確かにイメージチェンジしたように映ったし、

出馬表明の内容も、国民の意識に近いものを感じさせた。

政策に関しては、具体策に欠けるところもあったが、

記者会見が2時間に及び、丁寧に説明するという姿勢は見てとれた。

                        
   出馬表明の要点は、

 ①国の重大な岐路に立って、国民の声を聞き政治生命を懸けて
  新しい選択肢を示す

 ②日本の民主主義を守る          

 ③国民の声が政治に届いていない           

 ④コロナ対策は日本流の人流抑制の方法論を考える

 ⑤政治とカネの問題は国民に丁寧に説明し、透明性を高める

 ⑥自民党役員の任期を1期1年で連続3期までとする

 ⑦比例代表候補に適用される73歳定年制を堅持するーなど。

 

少なくとも、菅総理との一騎打ちになるのか、

それとも他の候補者が名乗りを挙げるのか。

いずれにしても、活発な論戦を期待したいものだ。

政治に権力闘争はつきものだが、

派閥力学だけで新しいリーダーが選ばれるようなら、

自民党は国民から間違いなく見放されるだろう。

 



最新の画像もっと見る