北の旅人

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情けないぞ! 自民党

2009-06-24 17:12:48 | Weblog

自民党の古賀選対委員長が、宮崎県の東国原知事に衆院選出馬を要請したニュースには、正直驚いたが、「どっちもどっち」だ。

 いくら、知事として活躍しているとはいえ、まだ一期も務め上げていない知事に、政権交代が現実味を帯びてきたという危機感から、自民党を救うためには、人気者をなりふり構わず利用するというのは、まったくお粗末極まりない。

 しかも、古賀氏のコメントは聞き捨てならない。「いつも、この時期は、沖縄へ戦没者の追悼に行くが、今日はその前に出馬のお願いに来た」という。先ずは、沖縄に行くのが筋だろうに。

 一方の東国原知事も、どうみても調子に乗りすぎている。確かに宮崎県知事としては、実績を上げつつあり、県民も90%が支持してはいる。しかし、少なくとも一期は任期を全うするべきだ。

 政治家を志したときから国政を目指していたと言っているが、旬のうちに、そしてボロが出ないうちに自らを高く売りつけようという意図が見え見えだ。

万が一にも、「次期総裁候補として」、また政策についても何でも聞きますから出馬を、とはならないと思うが、東国原知事に、いいようにあしらわれている構図は誠に滑稽だ。

 古賀氏のような、時代感覚のずれた選対委員長が選挙を仕切っているようでは自民党も終わっている。人気知事やタレント候補に飛びつく前に、政権政党に相応しい、しっかりした政策と誇りをもって堂々と戦うべきだ。

 仮に政権交代が実現したとしても、頼りにならない、多くの危うさを内包した政権になるのは目に見えている。自民党の奮起を促したい!



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