漢字が伝わった事実に挙げられるのは、かつては記録された歴史あるいは物語としての古事記に記述があった。応神記の、名和邇吉師、即論語十巻、千字文一巻、并十一巻、付是人即貢進、とあるところによる。また歌謡を日本語で書こうとした。そのことをさかのぼって確かめ得るものとして、歴史以前のものとなる。しかしそれは、より確かな事例を挙げているものには、金印に代表される刻印になる。
漢委奴国王、これについて、国宝金印は、福岡市東区志賀島出土し、福岡市博物館所蔵となるので、そのサイトでの紹介によると、>漢で始まるのは倭が外臣として服属しているが、直轄領となっていなかったためです。次の“委奴”は『後漢書』の記述と一致することから「倭奴」の略字と理解できますが、その解釈は分かれています。
外臣に下賜する印には王朝名の次に民族名、そして部族名がくるので、「倭(わ)(族)」の「奴(な)(部族)」と考え、「漢委奴国王」を「漢ノ委ノ奴ノ国王(かんのわのなのこくおう)」とする読みかたが今日の代表的な解釈です。以上は、http://museum.city.fukuoka.jp/gold/ より。中国の歴史書、後漢書には、建武中元二年、57年の記載があるようである。この記述を前後にして1世紀に漢字が渡来したとする。 . . . 本文を読む
夏の風物誌、夏物語をいただいて、写メになった。しばし、教育論議になる。訪ねて見えたのはその報告で、いつものことながら明るく快活で、と書いたが、ちょっと滅入ることもあったようで、その話を聞きましょうと思いつつ、……夏物語。 . . . 本文を読む
語彙について、vocabulary を標出語に続けて掲げ、次のように述べる。時代、人、作品など使用の範囲を限って、そこに使われる、異なる語を考えるとき、その語の集合を語彙という、国語学大辞典、昭和55年、344ページより。語彙研究はこの説明を以て新たな地平を示した。それは語彙論の項目に表されるので、それについて見ると、次のようにのべている。
語彙論 音韻論、文法論と並べられる言語体系研究の1部門。上記、大辞典、昭和55年、352ページより。この解説は国語学の三大分野の語彙論として、続けて説明されている。言語のひとつの単位である語を、ある基準又は成立条件によって集合としてとらえたもの、すなわち語彙について、体系的に記述的に説明する。この説明によって、集合としての語の集まりを単位とすることが鮮明となる。 . . . 本文を読む
リニア計画認可申請 JR東海、工費5兆5235億円 中日新聞トップ記事、見出しである。 20140827
リードには、JR東海は二十六日、二〇二七年に東京-名古屋間で開業を目指すリニア中央新幹線の工事実施計画の認可を国土交通省に申請した、とある。
広島土砂災害から1週間 捜索、避難長期化 20140827
記事には、
>土砂やがれきが流れ込み、家財道具が散乱する自宅で立ち尽くす女性。隣の家は流されていた。「どこから手を付ければいいのか分からない。放心状態です」と話した=26日午後、広島市安佐南区八木で
局地的豪雨による広島市の土砂災害が発生してから、二十七日で一週間が経過。二十六日までに死者は六十六人に上り、行方不明者は二十一人。
とある。 . . . 本文を読む
漢字を仮名に対して真名と読んでいた。枕草子には、いみじう、まなも仮名もあしう書くを(10C末)、103段、雨のうちはへ降るころ、とあり、かんな、に対する、まな、である。まな、かな、この名称はすでに知れるところであったが、文学作品で取り上げる語であった。漢字を、この語で呼称することも、真字と書くことも、後世の記録に見出すことになって、漢字発音は学問の才、唐才のことであった。
漢字が伝来し、古事記が撰述され、日本書紀が編まれる。勅撰の歴史であり、その後に六国史の一つとなる。勅撰国史書は、日本書紀のほかに、続日本紀、日本後紀、続日本後紀、日本文徳天皇実録、日本三代実録と、いずれも漢文編年体である。養老四年、720年から、仁和三年、887年までの古代史の史料として、尊重される。日本の歴史記録は漢文体、もしくはそれに倣ったものである。 . . . 本文を読む
汚職事件保釈の美濃加茂市長 市職員14人と接触禁止 中日新聞トップ記事、見出しである。 20140826
リードには、岐阜県美濃加茂市のプール水浄化設備導入をめぐる汚職事件で、事前収賄などの罪で起訴された市長の藤井浩人被告(30)が二十五日、副市長ら市職員十四人を含む約三十人との接触を禁じる厳しい条件付きで、勾留されていた名古屋拘置所から保釈された、とある。
左側見出しには、学力の底上げ進む 全国テスト 下位県が差縮める 20140826
記事には、文部科学省は二十五日、小学校六年と中学三年の全員を対象に、四月に実施した二〇一四年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した、とある。
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都道府県別は、秋田と福井が上位を占め、青森や石川、富山なども好成績で固定化が進んだ一方、これまで下位に低迷していた沖縄は算数Aが全国平均を初めて上回るなど小学校で順位を大幅に上げた。 . . . 本文を読む
歴史の時代区分は都、幕府、行政府の所在地にその名称が表わされている。あるいはそこに行政の長が権力者として名前を重ねる。日本史は、都に平城京平安京をおいたところから、鎌倉幕府室町幕府と移り、徳川幕府が続いた。その後に東京遷都が時代を継続して明治、大正、昭和となり再び都と行政府が同じ場所において政治が敷かれた。昭和の後半から平成の時代へ現代になって国家体制が新たになった。
時代名称を奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代、江戸時代、そして明治時代以降としてたのは政治が執り行われたところからであるが、支配者は豪族貴族の統一朝廷、武家による封建制、そして立憲君主制を経て民主国家となってきた。その始まりを平城宮以前にどの時点に置くかは議論があるが、7世紀から凡そ200年、400年、400年、そして250年、近代は100年と70年になろうとする年数である
歴史の時代は画期に、できごと、政治社会、為政者など、歴史事件によって記録される . . . 本文を読む
語と語彙について、語をひとつずつ見る捉え方と、また、語を集合としてあるいは語を体系として見る捉え方とを説明する。語論と、語彙論とするとよいが、そのそれぞれには用語の意味内容の範囲、取り決めがあって、それに従うのがよい。語の論と語論、語彙の論と語彙論として、まずは見ていこうとする。語の論はそのつど、単語を取り上げるようなことである。語彙の論は語彙論を明らかにする。
語彙論が行われてその方法には計量言語による成果がある。語彙論の研究手法として語の計数と統計処理による議論が行われる。述べてきた国語研究所の大規模調査による成果に代表される。いま、その調査法の基本的な解説に求めて語彙論を捉えてみることにする。この方法についての説明で、語彙論における術語の定義から始める . . . 本文を読む
漢字は文字である。漢の文字である。大漢帝国の時代に伝わったとされる文字である。それは漢民族によって支配されたか。漢は、中国の河川名、地域名、郡名、国名、王朝名、地名、民族名であると解説する。漢という字は、水の流れていない川をあらわす形声文字で、音は、乾、に通ず、長江の支流で現在の陝西省南部、秦嶺山脈の南麓に源を発し、湖北省に注いで武漢、漢口に注ぐ漢江、漢水をさす。
エスニックグループとしての、漢人、漢族、そして漢字、漢語、漢風などの特定文化をさす、漢は漢王朝の名に由来しているとするが、それは何故か。このウイキペディアの説明では、漢王朝の時代に古代中国文化が完成したため、崇拝をこめて漢王朝が回顧されることが中国では一般的である、となるようである。
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どしゃ降りだった。どしゃどしゃと降る、降り出した雨を眺めて、しばらくやまないかな、これだけ激しいと、一時の通り雨だと思ったが、この雨の降りようを形容するにはどういえばよいか。どしゃ降り、(a) slashing rain 、どしゃ降り、豪雨 a deluge of rain どしゃ降りの雨 (a) pouring rain 、この pouring は、たっぷり流れるさま flowing profusely である。鋳込み、流し込む様子である。強い雨である deluge は、洪水、氾濫、出水となる。まるで痛烈な打撃で打つかのように、as if striking with slashing blows 、目の前で跳ね上がって降る雨には、叩く、打つが見たままの表現である。篠突く雨という、降り方には、cats and dog rain というのがあった。記録的短時間大雨情報と気象庁は呼ぶが、あるいはまた、これまでに経験したことがないようなと、警報の種類をあらわすが、結局の雨として、土砂ぶり、土石流ぶり、というような雨に、出水雨、氾濫雨となるか。 . . . 本文を読む