Q:「日本」はなぜ読み方を統一しないのか。A:漢字表記が正しいことばであると意識するから、そこに用いられるようになった読みはいずれも、正しいととらえられるからである。――Q&Aのように、書くと、二通りの読みがあるのはなぜか、という問いができる。漢字を日本語読みをして、音読み、訓読みともに、日本語発音としているから、漢字について読みを複数認めていることが、この問いの答えの背景にある。表記が漢字であることは、日本語の文字についての意識があり、漢字が言葉なのであり、書き方の統一で、日本、にっぽん、にほん、そして、発音表記する、nippon とどれもことばである。中国語では漢字だけを用いてきた、文字であり、それは語として意識されてきた経緯があるので、日本語のように、漢字、仮名文字との対応で言葉をとらえるのは言語独自のことである。読み方を統一する場合に、民衆による慣用をはじめとし、言語政策によって決めるもの、あるいは言語の経済性によって淘汰されるものなど、いくつかの要因がある。日本が国名であるだけに、国号としての議論は、古来、その名乗り、読み、名称に意見が出されてきた。いまは、にっぽん、にほん、nippon、そして外国語による呼称で統一されている。
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>2006026 陸自撤収
カテゴリ:思い遥かに
雨が激しく降った。
西の地方では大雨となった。
気温が下がって、肌寒い。
寒暖の差がこたえる、と言っても、油断をしたら、のことだ。
自衛隊の撤収が始まって、撤退とどう違うかと、かつての用語をおもう。
首相の命令が出て撤収が始まる、ただの一声だったから、軍隊の規律とすれば、そういうものかと考えている。
3軍を率いる長の役割は、今回の陸自の . . . 本文を読む
日経日曜日のコラムで連載、遊遊漢字学、阿辻哲司氏の一文に、席という字を座席と解釈したことを解説している。
>問題の文章は「六歳になったら子供に数と方角の名前(つまり東西南北である)を教えよ」とあるのをうけて登場し、七歳になったら「席を同じうせず」、そして十歳になったら「学校にいかせなさい」と続く。つまりそれは六歳から十歳までの成長に応じての育て方の一部であり、男女は別々のところで勉強すべきだ、という記述ではまったくない。そもそもこの文章では、七歳の子供はまだ小学校に入っていないのである。
このように言うところで、ちょっと、首をかしげる。 . . . 本文を読む
キャッスルプラザ、さがみ庵で卒業生と集う。みなさん、どうもありがとう。65歳、70歳と2度の停年、いまや雇用契約満期による退職となって、週に3日、非常勤講師をしている。年々、2日、1日となる模様、4月来、職業欄には無職と書いてきて、寂しいことである。名誉称号をもらったから、所属を書くことができるので、そうしようかと思っている。毎日、朝には今日の一日なにをしようと思い、夜にはなにをなしたか、食に足るだけの働きはしたか、と考えて暮らしている。それももう飽きてきているから、仕事になるものを、年金生活の傍らするかと思い考えをめぐらしている。まだ思い出に生きる日々であるが、その思い出も尽きて、ブログに書くことを探しているようなことである。 . . . 本文を読む
熟語は、2字の漢字を構成する語として、それを代表して説明することがある。2字またはそれ以上の漢字で書かれる漢語とあるので、その語構成に及べば、二つまたはそれ以上の単語が合わさって、語を構成するとなる。それはまた、熟字であると解説がある。熟字とあれば、熟字訓という用語もあって、熟字の意味内容が、さらに異なるようでもある。ここには漢語を入れた日本語の状況がある。漢字文字はそれで語であると意識するか、その文字が言葉の一つ一つであれば、その結びつきには約束ごと、つまり文法の意識が働くのがふつうである。それを確かにすれば2字の漢字語にはまず結びつきの説明が求められることになる。またそれに対して、熟語には故事成語のとらえ方もあって、それは熟語の成立には文法と意味内容を出典に求めるものである。2字の漢字が並ぶから熟語というとらえ方は、それは日本語意識になった時点で4字熟語というような漢字の構成を、言葉が表現する単位のようなことだけにならない。 . . . 本文を読む
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国会議員アンケート
2006年06月25日08:50
記事の採録をします
さきの大戦は侵略行為があり、
対米の戦争は無謀だった、
極東軍事裁判は受け入れる、
軽武装・経済重視の路線については支持する、
というような回答が、60%から70%近くになった、
とあります
憲法、謝罪、反省などは、
半数から少し上回る割合だった
http://news.mixi.j . . . 本文を読む
グリーン車と呼ぶ。1等料金、1等席という時代があった。だから、いつも2等席に乗ることだった。それに普通車という呼称があって、特別列車というのもあったようだが、等級の最上級に特等があったのかどうか、3等席があったようだから、それには寝台車のイメージがある。いまでは、新幹線によって、幹線にあった夜行列車もなくなってしまったから、特別列車の言い方も変わってきている。 . . . 本文を読む
そっぽを向く、そっぽは、外方と充てる、そっぽを向かせる、のは何か。国民がそっぽを向く、有権者がそっぽに向く、向かっている、この状況は、政治の様子が国民をそっぽに向かせる、ということになる。行政組織を崩し始めた官僚である。自らの役割と責任においてできることの分を超えてしまうと、そこにあるべき自浄作用が働かなくなる。 . . . 本文を読む