ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の菱形(2)

2023-10-25 20:31:35 | 水戸

 四角形を斜めにすると、見た目にも心地好い姿になるようで、菱形模様はいろいろなところで使われるようです。

 

天袋の引戸(楽寿楼 常盤町1-3-3)
 偕楽園にある好文亭の3Fを楽寿楼といいます。写真は楽寿楼の床の間(とこのま)上部にある、天袋(てんぶくろ)の引戸です。中に菱形を4つに割った四つ割菱の模様が見えます。また、その外側に貼られたふすま紙の保護紙の形も菱形です。

 

山車の提灯(南町3)
 南町3丁目の山車につるされた提灯です。菱形が鎖のようにつながった模様ですが、これは吉原つなぎというそうです。吉原の引手茶屋ののれんに使われたそうですが、鎖でつながれたように吉原から抜け出せなくなるというなぞがかけてあるそうです。これを、人を結ぶ良縁とみて、縁起のよい模様とされているそうです。

 

釘隠(好文亭松の間 常盤町1-3-3)
 建物にある釘の頭を隠すためにつける装飾を釘隠というそうです。六角形が多いようですが、菱形もよく見ます。これは菊の花を菱形にした、菊菱という名前の釘隠だそうです。花の中央が六角形の釘隠と同じように樽の口という飛び出した形になっているようです。家紋にも菊菱があるそうです。

 

軽量ブロック(備前町)
 家紋で違い菱という形だそうで、2つの菱形を組んでいます。もちろん、ブロックで1つだけの菱形模様のものもあるようです。

 

壁面の模様(エクセルみなみ 宮町1-7-31)
 同じ模様を連続させると一層きれいになるようです。駅から南に延びている駅南大通りでは、相当遠くからでもこの壁面は目立って見えます。

水戸の菱形(1)


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