弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

常用漢字も ネットの世界 「闇」に「溺」れる 「俺」がいる

2008年07月16日 19時55分04秒 | 未分類
常用漢字に追加される方向になった大きな理由は、公文書ではともかくとして、ネットの世界では常用されているということらしい。

門野コートは 開かずの門を 閉じるばかりじゃ なく開く

2008年07月15日 18時53分28秒 | 未分類
「布川事件」の再審開始を支持した東京高裁決定から。
門野博裁判長は、2年前に名古屋高裁で「名張毒ぶどう酒事件」の再審開始決定を異議審として取り消していたとのこと。

不倫疑惑を サキヨミできず 降板するのか? 今度モナ

2008年07月14日 21時02分47秒 | 未分類
騒動のおかげで、フジテレビの新番組「サキヨミ」の2回目の視聴率が大きく跳ね上がったそうだ。
でも、冒頭の謝罪だけが見たくてチャンネルを合わせた私のような人も多いだろうから、今後の視聴率の「サキヨミ」をするのは早計だろう。

精神鑑定 裁判官に? 単細胞なの? 「素粒子」は

2008年07月13日 00時07分26秒 | 未分類
朝日新聞の夕刊コラム「素粒子」が、「死に神」で集中砲火を浴びている。
そういえば私も最近、了解しかねる内容があった。
前日の「妹殺害事件」東京地裁判決を皮肉った5月28日の「素粒子」。
「分かりにくきもの。殺害時に責任能力があり、遺体切断時にはなし、との判決。裁判官にも精神鑑定を、と言いたくなる。」
これはいくらなんでも担当裁判官に失礼極まりないのではなかろろうか。
確かに、異例の判決ではあったが、誤っていると断じるのは早計である。
それ以前に「死に神」同様、ユーモアのセンスのかけらも感じられない。
コラムとして失敗しているのではないか。立て直しが必要だと思う。

うまく仕切れず 潮目も変わる 双方代理の 「農・水」省?

2008年07月12日 12時00分43秒 | 未分類
6月27日の佐賀地裁判決(神山隆一裁判長)から。
「排水門の常時開放5年命令・執行猶予3年」という画期的な判決だったが、結局控訴されたようだ。
農林水産省は、所轄する農民と漁民の両方から責められて、なかなか難しい立場に追い込まれているのではないか。
(朝日から抜粋)
10日夜に記者会見した若林農水相は控訴の理由として、佐賀地裁の判決が、排水門を開放した場合の農業被害について「公共性、公益性があるとは言い難い」とし、洪水災害などは対策工事で代替し得ると断じている点を問題視。干拓地の入植農家らの被害を憂慮する声を無視して、常時開門はできないとした。

渡航禁止を 断言!します 法律違反の 落書きに

2008年07月11日 08時40分07秒 | 未分類
木曜日の夜のテレビといえば、NHK総合「びっくり法律旅行社」である。
コダマトラベルのオーナー児玉清社長が、世界各国の法律をクイズ形式で懇切丁寧に案内して下さる。
旅行希望先の法律を知らなければ「渡航禁止」を「断言!」されてしまうという日本一厳しい旅行社である。
こういう番組で問題に取り上げるまでもなく、どこの国でも落書きは違法であろう。
ただし、厳罰は相応しくない。落書きで職を失いかねない羽目になっている日本人もいると聞いて、イタリア人は驚愕しているそうだ。
(中日新聞から抜粋)
 世界遺産に登録されているイタリア・フィレンツェの「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の壁に岐阜市立女子短大学生らが落書きした問題で、同短大の松田之利学長と落書きをした女子学生1人が9日、フィレンツェ市役所を訪れ、大聖堂の関係者らに謝罪した。
 学長らは市役所で大聖堂のミトラーノ館長や市役所の国際関係担当者らと面会。市役所側によると、学生は謝罪の場で号泣しながら謝り、市役所職員が慰める場面もあったという。

今年の七夕 みんなの願い 指折り数えた 閉幕日

2008年07月10日 17時36分51秒 | 未分類
7月7日から3日間の洞爺湖サミットが閉幕した。
内容や成果はさておき、何よりも無事に終わってよかった。
東京・埼玉でも厳重な警戒体制が続いており、駅の自動販売機やゴミ箱まで目張りされ閉鎖されていた。
私は初日の異様な警戒ぶりを見て、何か些細なことで通勤電車が止まったりしては困るからと、裁判所の近くに泊まり込むことを考えたほどである。結果的には杞憂だったが。
しかし、これほどまでに開催地が厳重に警戒されれば、地元は商売にならなくなってしまうのではないか。今後、受け入れてくれる都市がなくならないかと心配だ。これも杞憂ならばよいが。

大阪名物 交代するか? くいだおれから くいのこし

2008年07月09日 00時01分19秒 | 未分類
大阪名物・道頓堀の「くいだおれ」が8日で閉店した。
廃業に追い込まれた「船場吉兆」とは対照的な、明るく誠実な記者会見が記憶に残る。
ニュースでも、最終日の客となった桂三枝師匠が述懐していたが、こんなに惜しむのならば、なぜ関西人はこれまで店を贔屓にしてあげなかったのだろう。
愛知県人の私だって、何度か通ったことがありますよ。

裁判官とは パチンコ台か? 無罪出る台 出ない台??

2008年07月08日 19時04分22秒 | 未分類
昨日に続いて今日も反省である。
東京地裁で関与した1審判決で、高裁では支持されていたものの、最高裁で破棄差戻しとなったとの報に接した。
パチンコ店の出店を妨害した類似事案(札幌市のパチンコ店業者が稚内市に出店しようとしたら、地元業者が公園をつくって土地ごと寄付し、児童遊園が新設されたという事案)の昨年3月20日の最高裁判決から予想はしていたものの、やはりショックだ。
それで思い出したのだが、「裁判官はパチンコ台みたいだ」と言われていると周防正行監督から聞いた。「比較的よく出る台と全く出ない台があるからだ」という。
(毎日から抜粋)
 茨城県守谷市にパチンコ店出店を計画した同県筑西市の業者が、出店阻止目的で診療所を新設されたとして、ライバル業者や医療法人、医師などに約7億6600万円の賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖(ときやす)裁判長)は8日、被告側の賠償責任を認めた。その上で請求を退けた2審判決を破棄し、賠償額算定のため審理を東京高裁に差し戻した。
 1、2審はライバル業者と医療法人が協力して出店妨害したと認めたが、賠償が認められるのは診療所開設までに原告が投資した費用に限られるとして請求を棄却した。小法廷は、開業すれば得られた利益についても「開業妨害と因果関係のある損害に当たるのは明らか」と判断し、賠償責任を認めた。




セブン―イレブン 反省気分? 多分報告 不十分

2008年07月07日 00時23分58秒 | 未分類
4日の最高裁判決から。
正直言って、この名判決には少なからずショックを受け、反省した。
私も別のフランチャイズの同種事案の合議に加わったことがあったから。
確かに、民法の準委任契約の規定による報告義務を認めるのが筋だ。
下級審は、特殊な契約との被告主張に引きずられ過ぎた嫌いがある。
本来は、フランチャイズ契約を民法の典型契約に追加するか、又は特別法を作って合理的な規制をすべきだろうが。
(朝日から抜粋)
 全国でコンビニエンスストアを展開する「セブン―イレブン・ジャパン」の加盟店主(オーナー)らが、明らかにされていない商品の仕入れ代金などについて同社に報告を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第二小法廷(古田佑紀裁判長)は4日、「仕入れ代金の支払い内容を報告する義務がある」との判断を示した。
 そのうえで、「報告義務はない」とした二審・東京高裁判決を破棄し、具体的にどんな内容を報告する義務があるかを審理するため東京高裁に差し戻した。
 第二小法廷は、加盟店側と同社が結んでいる基本契約には報告義務は明記されていないものの、民法の規定によれば、仕入れ代金の具体的な支払い内容を報告する義務があると指摘。「商品の仕入れは加盟店の経営の根幹で、加盟店が具体的内容を知りたいと考えるのは当然。具体的な支払い内容を加盟店に報告することに大きな困難もない」と述べた。

六十一・二期 現行・新と 司法修習 ややこしや~(?_?)

2008年07月06日 08時33分21秒 | 未分類
私たちの頃は、司法試験は一本で10月末に最終合格発表、司法修習は4月から2年間(前期4か月・実務1年4か月・後期4か月)と単純だった。
ロースクール卒業生による新司法試験の合格者を対象とする「新修習」が始まった60期以降、本当にややこしくなった。旧司法試験も続いており、その合格者の修習は「現行修習」と呼ばれている。
私なりに7月現在の状況を頭に入れるため、整理しておきたい。
・現行61期(約550人)
  6月後半ころから後期修習が始まったところ。
  8月に二回試験があり、9月から実務家となる。
・新61期(約1800人)
  分野別修習が7月に終わり、2派に分かれ集合修習と選択型修習へ。
  11月に二回試験があり、12月から実務家となる。
  自主的集会として、今月20~21日に「7月集会」を京都で開催する。
・現行62期(約260人)
  前期修習が終わり、6月後半ころから実務修習が始まったところ。
  ただし修習地は、東京・大阪・函館・福島・岐阜・大分の6か所のみ。
  自主的集会として、来年の「1月集会」の準備に取り組んでいる。
・新62期
  新司法試験の合格発表が9月11日にある。
  前期修習は無く、年末ころから実務修習。
・現行63期
  旧新司法試験(口述あり)の最終合格発表が11月13日にある。

整理しても、やっぱり、ややこしい。
最近「ややこしや~」というフレーズが耳について離れなくなった。
これは「R-1ぐらんぷり2008」で、なだぎ武が使った「ややこしや~」。
元々は狂言の一節で、NHKの教育番組「にほんごであそぼ」の中で、野村萬斎が演じて流行しだしたのだそうだ。

道は広くて 地下都市に住む カッパドキアか 名古屋市か

2008年07月05日 09時49分46秒 | 未分類
名古屋で弁護士をしていた私は、たまに帰るとホッとするところがある。
とにかく道が広い。百メートル道路は有名だが、それよりも歩道が広いことが嬉しい。
赴任している川越の裁判所の前の歩道はたった1人しか通れない狭さだが、名古屋の歩道は一般的にその数倍以上の幅はある。東京の歩道は川越よりは広いが、自転車が当然のように疾走するので怖い。
そして、名古屋では、これほど広い歩道を歩く人が少ない。
中心地では地下街が網の目のように張り巡らされていて、大抵のスポットには地下から行けるからである。
地上が殺風景と言われるほど広く、多くの人が地下都市で住む。
世界遺産のカッパドキアのような街だと最近気づいた。

一手逆転 中飛車構え 検事総長 大局観

2008年07月04日 08時37分19秒 | 未分類
2日の朝日「ひと」欄によると、検事総長に就任した樋渡利秋さんの趣味は、将棋。
将棋が仕事にも役立っていることを知って、とても嬉しい。
私も裁判が難局となると、次の一手を考えている気分になることがある。
(抜粋)
趣味の将棋でも、自ら早急に動くことを好まない。飛車を盤の中央に振る「中飛車」といわれる戦法が得意だ。相手の動きに対応し、自在に攻められるからだという。
特捜部在任中、リクルート事件の捜査で、行き詰まった。そこで事件という盤面を冷静に読んだ。「職務権限を行使したのでなく、しなかったことが便宜になる」。行政の「不作為」を問題視する逆転の発想で立件にこぎつけた。

駐米大使を コミッショナーに アメリカ野球に またかとう

2008年07月03日 00時02分29秒 | 未分類
プロ野球の新コミッショナーに期待する都々逸。
前駐米大使の加藤良三氏が就任した。
朝日新聞でも6月24日の社説
 新コミッショナー―「野球大使」への注文
で取り上げるほど、期待が高まっている。
前任の根来氏のような「著名な法律家」ではないが、元駐米大使としては、下田氏の先例もある。
既に一昨年のWBCではアメリカも破り、日本プロ野球協約の「世界選手権を争う」という目標を達成しているが、来月の北京オリンピックでも世界一を再現できるかどうか。
新コミッショナーのお手並みも拝見したい。

3の倍数に 戻してほしい 男どアホウ 交流戦

2008年07月02日 20時00分23秒 | 未分類
04年9月のプロ野球ストライキ等を経て、翌年から実施された交流戦。
私もとても楽しみにしていて、3年連続で中日の試合を千葉(千葉ロッテ戦)又は所沢(埼玉西武戦)に見に行った。
しかし、ついに今年は行けなかった。
このところ判決起案等で忙しいこともあるが、何よりも36試合から24試合に減らされたことが原因で日程が合わなかった。
やはり「2連戦」というのはイレギュラーではないだろうか。
あの桑田さんも同様の主張をしていたのを読んで、意を強くした。

(スポーツ報知[桑田真澄 心の野球]交流戦増やすべき)抜粋
 野球というのは「世界のナベアツ」ではないけれど、三振、3アウト、9人、9回というように「3」という数字がキー。ペナントレース中に3連戦という区切りがあり、選手たちの体も自然とそのリズムに合っている。これが交流戦で、急に「2連戦」となれば、無意識のうちに体力的にも精神的にも少しずれてしまうことがある。だから、今年の西武など、交流戦でそれまでのペースを崩し、成績が下降したチームがあるのだと思う。
 日程調整など課題も多いだろうが、3連戦で本拠と敵地、計36試合開催という、05年の交流戦スタート時の数字に戻してみてはどうだろうか。