水木しげるさんのことば 「人生は終わりよければすべてよし」

「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などの作者水木しげるさんが亡くなった。たぶん百歳まで生きるでしょうと言っておられたが果たせなかった。水木しげるさんと言えばもう５～６年前だと思うが枚方市の平和の日記念行事として水木さんの戦争体験の原画展を見に行って初めて知った。以来ＷＡＫＩは書店で見つけては買ったが、マンガ本はつまらないとかくだらないという変な偏見を持っていたが、この水木さんの本おかげでWAKIの偏見は払底できた。水木さんは幼い頃から絵を描くのが得意で、夜間中学で学びながら美術教室に通うなどしたが、１９４３年に召集されてラバウル（現パプアニューギニア）へ。空爆で左腕を失い、終戦後４６年に復員した。そのご紙芝居作家などを経て東京で貸本漫画家となり、「鬼太郎夜話」「河童（かっぱ）の三平」などを出版した、水木さんで感心したことは大きなハンディを背負っているにもかかわらず一心腐乱に制作する姿は一生変わらなかった。故郷の鳥取県境港市には人気キャラクターのブロンズ像が並ぶ「水木しげるロード」が整備され、観光スポットに。妻布枝さんの自伝「ゲゲゲの女房」が１０年にＮＨＫ連続テレビ小説として放映され、その後、映画化もされて話題になった。同年、文化功労者。写真は①「ゲゲゲの女房」NHK連続テレビ小説原案本・②NHK「知るを楽しむ」・③「水木しげる伝戦前編」（マンガ）・④「私はゲゲゲ」自伝（マンガ）・⑤「本日の水木さん」・名言不思議な語録３６６日。