このごろ、娘と何か話そうとすると
「ばあば、ママとお話しないで」
とマメが言ってきます。
<あそんでほしい>からではありません。
<ばあばとママのけんかを見たくない>からです。
10日ほどまえ、娘がひどい風邪を引きました。
はげしい咳が何日もつづきました。
顔色が悪く、つねにだるそうな様子です。
もちろん「実家への療養避難」もありましたが、なかなか快復しません。
長引く不調の中で、娘のトロさとノロさが、いつもの5割増になりました。
わたし:「マメの補聴器ちょっと変だよ、見てあげて」
娘:「う〜ん...」
わたし:「早く早く」
娘:「う〜ん...」
生返事だけして動こうとしません。
わたし:「早くって言ってるんだよ」
わたしの声がだんだん尖ってきます。
または、マメの夏物の服がほんの少ししか見当たりません。
夏日が連続しているのにこれでは困ります。
たぶん、まだ荷ほどきしていないダンボールに入っているのでしょう。
さがすよう促しても、「う〜ん...」と言って動きません。
わたしの声がだんだん...以下同文。
言い合いがはげしさを増すと、マメが泣き出します。
急いでマメを外に連れ出すわたし。
手をつないで歩きながら
「マメちゃんゴメンね、ばあばとママがけんかして嫌だったね」
「うん、マメちゃんやだった」
「かなしかったね」
「うん、マメちゃんかなしかった」
苦しいです。
娘のトロさは、以前は庇護の対象だったのに、今は...。
とにかくイライラします。
がまんできないほどに。
だって、娘のトロさでいちばん被害をこうむるのはマメだから。
わたしのたいせつなマメ。
娘という「障害物(!)」なしにマメと向き合いたい。
マメの身の回りの世話を、わたしペースできちんとやってあげたい。
こんな思いを、るる、夫にぶつけました。
驚きあきれた顔をしながらも、黙って聞いてくれる夫です。