「うるさい」と言って補聴器をとってしまうマメ。
1歳2ヶ月ほどで常時装用の域に達してからほぼ2年。
こんなことは一度もなかったのに。
オロオロ...。
パニックの中で助けを求めたのは、ろう学校幼児教室の担任です。
たまたま翌日(きのう)が登園日だったため、娘のラインを通じて「相談」を申し込みました。
教室終了後に時間を取ってもらえることになりました。
相談室に通されて待っていると、娘とマメが合流します。
マメはすぐ、部屋にあるおもちゃで遊び始めます。
ほがらかで優しい担任の先生(50代くらいの女性)が入ってきます。
「どうされましたか?」
ここひと月ほど「うるさいうるさい」の連発であること。
きのうはついに補聴器をとってしまったこと。
などを前のめり気味に話すと、ニッコリ笑った先生、
「それって補聴器あるあるですから、そんなに心配いらないですよ」
「え、そうなんですか?」
先生からのアドバイスは
*引越し後の新しい環境で、今までとちがう(大きな)音が聞こえてストレスなのでは?
*何だかわからない大きな音は、3歳児にとっては、不快であると同時に不安でもある
*音の正体を教えてあげると、その不快と不安は軽減する
*実物を見せたり言葉で説明したりして、ていねいに音の説明をしてほしい
な〜るほど。
帰宅して、さっそく実践してみました。
娘の新居は幹線道路沿いの高層マンションです。
窓を開けると、車の騒音が下からわーっと上がってきます。
(わたしたち大人はあまり気にならないレベルなのですが、マメはいやそうです。)
ベランダで抱っこして下の道路の様子を見せ、道行く人・自転車・バイク・車などについておしゃべりします。
そのあと、
「車の音うるさいねえ、トラックがとくに大きい音だねえ」
などと言います。
つぎにベランダから部屋に入り、
「車の音がここまで聞こえるねえ、ちょっとうるさいねえ」
と言います。
「うん」とマメ。
<不快な音の正体を教える>
という良いアドバイスをもらって感謝です。
「補聴器あるあるだから心配しないで」
と言ってもらえたことも安心しました。
心も軽くろう学校をあとにしました。
が...。
(次記事につづきます。)