鳩山首相の登場。
これが、日本の危機感を象徴している。
台風が近づいて 雨が降っても、投票に行った人たち。
彼らを突き動かしたものは、一体なんだったろう?と考えると、その答えに行き着いた。
日本は、未曾有の危機感に満ち溢れている。
その危機感は、具体的に失業と言う形で 見えているものと、漫然として見えてはいないけれど、今何かをしなければ、大変なことになるのではないかという両方が交錯したものだったかもしれない。
日本をここまで追い詰めたものは一体、誰だったのだろう?
自民党のせいにするだけで、その答えが出るだろうか?
私は、やはりアメリカの経済が、破綻したことが、最大の原因だと思う。
自民党が民主党になり、麻生首相が鳩山首相に代わっても、この根本が直らない限り、しばらくすると、不安がまた多くの日本人の頭に浮かんでくるだろう。それが現実となり、国の基幹部分である失業率のアップになると、より現実味が増して、先行きの暗い現実と、持つものと持たざるもののギャップの開きに、やがて 多くの矛盾が膨らんでいくかもしれない。
リーダーがいる国になったのかもしれない。という見方もできる。
今まで、本当に日本人が 日本人のために投票しそして リーダーを選んだことは今までなかったのではないだろうか?
そういう意味では、自民党は、どちらを向いて政治をしていただろうと、いまさらながらに思う。小泉が適当に投げ出した郵政改革とやらが、引き継いだ福田、安倍そして麻生とめまぐるしく たらいまわしにして結局は 誰がリーダーだったのだろうか?と不思議に思う。
まるで、茶番だった。
日本はいま賢いリーダーを必要としている。よりグローバルな視点に立つという意味は、アメリカの方向だけをみているのではなく、アジアの中の日本をしっかりと見据えた上での、アメリカなり ロシアなり、ヨーロッパなりの国々との付き合いを考えることができるリーダーであるのかもしれない。その点、鳩山首相は、その資質が十分にあるのだろう。また民主党には それを標榜してきた政治論争も確かに過去に存在している。
ところで、よく自民党が、民主党の公約が本当にできるのか?と言い続けてきていたが、民主党はかなり現実的に日本の国力で やりきれる数字を出しているを私は思っている。
やりきったら、必ず景気は上向くだろう。国内景気が上がれば、R&Dにまわせる資金も増えてくるので、さらに 次世代の開発が伸びるというエネルギー革命への始まりの予感さえしている・・・