Sydney Yajima


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エクィティーマーケットを守ろうとする人たち VS 技術屋

2009-09-08 18:49:02 | 世界情勢
経済とは 紙でできている。
紙は証書であり、時には証券であり、金券であり、何にしてもそれらはすべて紙でできている。精巧な印刷とデザインをされていても、それは 精巧な印刷とデザインをされている 「紙」 である。

ドル札はもちろん、紙で できている。
したがって、紙そのものには、紙以上の価値はない。

ドル札を大量に持っている人は、損失を恐れて 他のものに買い換えようとする。
それはアメリカの経済が、どう贔屓目に見ても、世界第二位の経済競争力を持っているとは 映らないからで、世間はその点、いくら ダボス会議の学者さんが分析してもっともらしい注釈をつけて ミスリードを試みたとしても、あるいは本当にその分析とやらを心底信じている愚かな学者馬鹿の集まりであったにせよ、冷静に見ている。それが ゴールド価格が1000ドルを突破している結果だ。

日本には民主党によって 新たな試練が試されることになった。CO2 25%削減目標は、技術屋にとっては、やってやろうじゃねえか・・・と意気込む数字で、産業のトップのマネージメントにとっては、金がかかるから困る数字だ。
金がかかるのは、R&Dで方向性を決めるまでのロスを見越してのことだろうが、それらは、技術屋にとっては、何とかしてくれ、俺たちはやる。というのが 本音だろう。

日本人にはそういうDNAが 流れている。

日本をここまで成長させたのは、そういうDNAだ。
紙で取引して、まやかしで生きてきた人間たちとは、一線を画している。この不況の大変なときでも、次の世代をにらんで勝負に出るのは、日本人の気質だろう。もっと誇りを持っていい。

世界で、この広い世界で だ。
日本がやらなければ、他の誰もできないということが、確かにあるんだ。