ルース米大使が日本側に激怒 岡田外相らの面前で大声張り上げる 普天間移設の年内決着断念で
2009.12.5 01:38
このニュースのトピックス:安全保障
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり鳩山由紀夫首相が年内決着を断念したことに、米国側が激怒した。
4日午後、日米合意に基づくキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)移設を念頭にした、日米閣僚級作業グループ(WG)の検証作業が開かれた外務省4階大臣室隣りの接見室。
関係者によると、少人数会合に移った後、米国のルース駐日大使がそれまでの穏やかな語り口を一変させた。「いつも温厚」(防衛省筋)で知られるルース氏は、岡田克也外相と北沢俊美防衛相を前に顔を真っ赤にして大声を張り上げ、年内決着を先送りにする方針を伝えた日本側に怒りをあらわにした、という。
いらだちを強める米国側の姿勢は、会合後、首相官邸を訪れた岡田、北沢両氏から鳩山由紀夫首相にも伝えられたとみられる。
伏線はあった。鳩山首相は4日、「グアムに全部移設することが、米国の抑止力ということを考えたときに妥当か検討する必要がある」と記者団に語り、年内決着どころか、グアム移設も含め検討する考えを示していたのだ。福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)は「選択肢の幅が明確に広がったことを大変歓迎している」と強調した。
もともと日米合意に基づく普天間移設計画は、普天間の米海兵隊ヘリコプター部隊を辺野古の代替施設に移し、司令部機能などはグアムに移設させることが柱だ。ヘリ部隊も一緒にグアムに移設した場合、有事の際にグアムからヘリ部隊が県内に展開する地上部隊をピックアップしに沖縄に立ち寄る手間がかかる。政府関係者は「ヘリ部隊と一体のグアム案は想像をはるかに超える」と語る。
これまでの米軍再編協議で議論された案は、いずれも県内が対象だった。移設先に県外を持ち出せば日米作業グループの検証作業は困難になる。岡田外相が米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)への統合を主張する事情でもある。
一方、海兵隊の戦闘機とヘリを分散移設させる案も政府・与党内にある。ヘリ基地を辺野古に隣接するシュワブ、ハンセンいずれかの陸地に建設し、海兵隊の戦闘機については嘉手納に統合する案だ。ただ、米側は部隊運用上の理由から日米合意が唯一の選択肢との立場。与党内からは「実現可能だったら、とっくにやっている」(政務三役)と嘆きの声も出ている。
(産経ニュースより抜粋 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091205/plc0912050139004-n1.htm )
激怒とは、ついに 本性を表わしたな。これが、え? 対等な外交か? 大使が、が任地の外務大臣を怒鳴りつけるようなことが、あっていいのかい?
もし本当にこのようなことがあったとしたら、岡田外務大臣はなんと言っただろうか。
日本の領土にアメリカの基地があることが異常なのだということと、それを、納得しないけれども、何とか、日本を守っているというアメリカの言葉を 最大限に、解釈して置いていた基地だったが、怒鳴りつけるというのは、全く、守っている態度ではなく、恫喝である。
岡田外務大臣が、ここでは、なんと言ったのか分からない。
だが、いみじくも、岡田外務大臣名は、わが国を代表する外務のトップである。その面前に向かって、ルース大使が、たとえそれが彼の本意にそぐわない内容であったにせよ、怒鳴りつけるという失礼かつ無礼があってはいけないはずだし、彼の本分は、アメリカ本国から送られてきている在外大使館の一役人に過ぎない。岡田外務大臣は日本国民から選ばれている大臣だ。身分が違う。怒鳴りつけるというのは、つまり、日本人に対するルース大使の挑戦である。ならば、もはや、岡田外務大臣は、彼とこれ以上話すことはない。
2009.12.5 01:38
このニュースのトピックス:安全保障
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり鳩山由紀夫首相が年内決着を断念したことに、米国側が激怒した。
4日午後、日米合意に基づくキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)移設を念頭にした、日米閣僚級作業グループ(WG)の検証作業が開かれた外務省4階大臣室隣りの接見室。
関係者によると、少人数会合に移った後、米国のルース駐日大使がそれまでの穏やかな語り口を一変させた。「いつも温厚」(防衛省筋)で知られるルース氏は、岡田克也外相と北沢俊美防衛相を前に顔を真っ赤にして大声を張り上げ、年内決着を先送りにする方針を伝えた日本側に怒りをあらわにした、という。
いらだちを強める米国側の姿勢は、会合後、首相官邸を訪れた岡田、北沢両氏から鳩山由紀夫首相にも伝えられたとみられる。
伏線はあった。鳩山首相は4日、「グアムに全部移設することが、米国の抑止力ということを考えたときに妥当か検討する必要がある」と記者団に語り、年内決着どころか、グアム移設も含め検討する考えを示していたのだ。福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)は「選択肢の幅が明確に広がったことを大変歓迎している」と強調した。
もともと日米合意に基づく普天間移設計画は、普天間の米海兵隊ヘリコプター部隊を辺野古の代替施設に移し、司令部機能などはグアムに移設させることが柱だ。ヘリ部隊も一緒にグアムに移設した場合、有事の際にグアムからヘリ部隊が県内に展開する地上部隊をピックアップしに沖縄に立ち寄る手間がかかる。政府関係者は「ヘリ部隊と一体のグアム案は想像をはるかに超える」と語る。
これまでの米軍再編協議で議論された案は、いずれも県内が対象だった。移設先に県外を持ち出せば日米作業グループの検証作業は困難になる。岡田外相が米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)への統合を主張する事情でもある。
一方、海兵隊の戦闘機とヘリを分散移設させる案も政府・与党内にある。ヘリ基地を辺野古に隣接するシュワブ、ハンセンいずれかの陸地に建設し、海兵隊の戦闘機については嘉手納に統合する案だ。ただ、米側は部隊運用上の理由から日米合意が唯一の選択肢との立場。与党内からは「実現可能だったら、とっくにやっている」(政務三役)と嘆きの声も出ている。
(産経ニュースより抜粋 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091205/plc0912050139004-n1.htm )
激怒とは、ついに 本性を表わしたな。これが、え? 対等な外交か? 大使が、が任地の外務大臣を怒鳴りつけるようなことが、あっていいのかい?
もし本当にこのようなことがあったとしたら、岡田外務大臣はなんと言っただろうか。
日本の領土にアメリカの基地があることが異常なのだということと、それを、納得しないけれども、何とか、日本を守っているというアメリカの言葉を 最大限に、解釈して置いていた基地だったが、怒鳴りつけるというのは、全く、守っている態度ではなく、恫喝である。
岡田外務大臣が、ここでは、なんと言ったのか分からない。
だが、いみじくも、岡田外務大臣名は、わが国を代表する外務のトップである。その面前に向かって、ルース大使が、たとえそれが彼の本意にそぐわない内容であったにせよ、怒鳴りつけるという失礼かつ無礼があってはいけないはずだし、彼の本分は、アメリカ本国から送られてきている在外大使館の一役人に過ぎない。岡田外務大臣は日本国民から選ばれている大臣だ。身分が違う。怒鳴りつけるというのは、つまり、日本人に対するルース大使の挑戦である。ならば、もはや、岡田外務大臣は、彼とこれ以上話すことはない。