Sydney Yajima


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中国のアンフェアなビジネスモデル

2009-12-19 23:43:40 | 世界情勢
アメリカは中国に対して、ビジネスモデルを改めるように申し出ている。

考えてみれば、ものを作るというのは、大変な作業である。
まずR&D 様々な発明を行う。
試験的に世に出してみて、間違っているものは潰し、あるいはやり直し、最終的に売れるものができる。
ここまで何年もかかる場合もあるし、この時点では経費倒れで儲けはない。
やがて、売れる製品ができる。

すると、ここで中国はヒョイと入ってきて、そっくりなものを作り、中国政府の後押しで安い人件費と、その後押しの資金を使って、半分以下の値段で作ってしまう。もちろん、オリジナルの製品よりはずっと品質は落ちるが、値段が半分以下なので、消費者は、見た目が似ていれば、まあこれでもいいっか。と買う。

これで、日本企業は苦しんでいる。
ずっとこういうことが続いているから、いい加減何とかならないのか?と神も仏もないものかと恨むが、相手が悪い。泣き寝入りをするしかないのである。

アメリカは実にストレスを感じている。それは、今の段階では、まだモーターバイクや車程度に思えるだろうが、実際には戦争兵器であったり、宇宙産業であったり、さらにはスーパーコンピューターであったりもするので、たちが悪い。

しかも輸出を中心にビジネスを構築している国だ。
そっくりな コピーを送られたら、今までようやく作り上げてきた産業構造が根っこから崩れてしまう。しかも、自由貿易というアメリカのやり方が、逆手に取られて中国はそこを主張する。

しかし、中国の国内のバブル化とインフレが今後競争力をそぐと、分析結果がが出ている。おそらく、あと数年はかかるにしても、今後の高騰した不動産のバブル崩壊が、中国のネックになりうると踏んでの分析だ。

どうなる?

日本航空の問題

2009-12-19 03:40:36 | Weblog
日本航空には大きな問題がある。
これは民が気がついているのに、官がそれを認めたがらない問題だ。

大学を出ている人間は、バカである

これに尽きる。

バカにもいろんな種類がある。
ここで言うのは、学者バカ

つまり机の上で勉強して、どれだけ理論が強くても、実際の役には立たない人間のことだ。通信教育の空手黒帯。


マルクスは経済学者で、様々な功績を残したが、貧乏だった。自分の金がいくらあるのか分からないまま、借金まみれで死んだ。

日本航空のマネージメントのほとんどは、大学を出てきているバカの集まりだ。

高学歴ブランドは、官僚にも多くいる。
みんな、バカ。

日本を引っ張ってきたのは、大学ではなく、名もない中小企業のおっちゃんたちである。おっちゃんたちの知恵と努力は、世界一だ。

そんなことを言っている私も 恥ずかしながら、そういうバカの一人なわけで、えらそうなことは 言ってはいけないわけなんだが・・・

国難

2009-12-19 01:19:48 | 世界情勢
国が困難な状況に陥るきっかけは、経済だ。
経済は、実際の富よりも幾分か膨らましたバブルの部分で運用されている。それは借金であったり、資金の流動性を増やすことであったりするが、アメリカは実にそれをうまく運用し、そして、自らその運用のとりこになってしまったために、膨らませた経済をどうやって、収縮させるかということを、研究せずに今の事態になった。
ある程度膨らませても良いけれど、膨らみすぎたら、ソフトランディングをさせてやらなければ、経済事態が破滅してしまう。
経済が破滅すると、今のギリシャや、ドバイなどのように、負債が出来て払えなくなる。アメリカのリーマンブラザーズは、まさに、多くのそういう負債をラッピングペーパーの豪華な奴に包んで あちこちに利益が出る特別な仕掛けの機械が入っているかのように見せかけて、そして、破綻した。

アメリカには、再生できるだけのプロジェクトチームも また、具体的に行動する大統領もいない。ただ、口のうまい人間がたくさん集まっていて、どうやって 発展させていくのかということを、まことしやかに 話すだけだ。

中国は、以前から指摘しているように、あれは、国ではなく、人民の集まりなので、方向性を一つに出すということは、とても難しい。中国の共産党はその指導的な力を使い、ありとあらゆる外交政策とアフリカへどんどんと人を送り、労働とマイニング利権を次々と形成していくが、方向性がなく、利益を追求するだけなので、いずれ、問題が大きくなる。

問題のひとつは、神の見えざる手 アダムスミスの言うその「手」が働くか、すでに働き始めていることだろう。

それは、具体的には現在の環境破壊である。

シドニーの砂嵐は、依然 続いている。
時には、目が開けられないほどだ。

大型のサイクロンや台風があちこちでおきている。

火山活動は温暖化とともに、増えている。

海流に変化がおき、大量の魚が死んでいる。

南極の氷がとけ、もしすべて解けてしまうと海水面が50メートル以上上がるのだそうだ。

日本では連日 地震が起きている。 偶然ではない。 大気の温度上昇と活断層は関係がある。

黄砂の影響と花粉症、さらに新型インフルエンザ。

これらのすべては、神の見えざる手なのだ。
経済やドルの価値がどうのこうのと言ったところで、この神の見えざる手の前では、無力で空虚な議論でしかない。

神の見えざる手は、確実に、そこに、ある。